Googleが公開したChrome Music Labは、webブラウザーChromeから利用できる音楽アプリのコレクションです。Chrome Music Labには全12種類のアプリが用意されており、シーケンサーやアルペジオ、ハーモニクス、コードなどの基本を楽しみながら学ぶことができます。
テクノロジーを使う音楽教育を目的としたアプリがほとんどですが、中にはGoogle Chromeの新しい技術Web Audio APIが使われているアプリもあります。コンピューター内臓のマイクロフォンを使ってレコーディングを行えるVoice Spinnerやオーディオデータをスペクトログラム解析するSpectgramは、スマートフォンのアプリストアではよく見かける類のものですが、普段使っているWebブラウザーの上で機能しているのかと思うとかなり驚かされます。
Chromeはどこまで進化していくのでしょうか。
ディベロッパーNikolay TsenkovはWebブラウザーで動くシンセサイザーViktor NV-1 を公開しました。NV-1 はChromeまたはSafariから開くことができます。iOSとAndroid版ChromeとSafariからでも開きますが、操作するにはやや面倒がかかります。
ブラウザーChromeを使った場合MIDIキーボードを使って演奏することも可能です。その場合の手順として、まずMIDIキーボードを接続してからブラウザーを起動する必要があります。Chromeはバージョン43からMIDI APIを正式サポートし、MIDIコントローラからの操作が可能になっています。
NV-1を実際に試してみると、Webブラウザーのシンセサイザーとは思えなないクオリティを感じます。MIDIキーボードで演奏してみてもストレスを感じることはありませんし、ピッチベンドもモジュレーションホイールを使うことができます。
物は試しにNV-1 を3つほど同時に開いてみたのですが、3つほどならばレイヤーサウンドを作ることができてしまいます。5つになるとコンピューターのファンが急旋回し始めます。さすがに5つはキツイようです。
本格的な音楽制作として使うのはまだまだ先の話なのかもしれませんが、新しいシンセサイザーの形としての可能性を十分に感じます。
それではこちらのリンク先よりお試しください。
WebブラウザーGoogle Chromeの最新バージョン43.0.2357.65が公開された。この新しいバージョンではWeb MIDI APIがサポートされており、コンピューターに接続してあるMIDIキーボードやコントローラを使い、Webサイトをバーチャルインストゥルメントとして操作することができるようになる。
例えば、下のビデオはMoog Prodigyのオンライン・バーチャル・インストゥルメントを操作している様子だが、これを見る限りでは可能性は十分であるように感じないだろうか。
まさに始まったばかりのクラウドWebベースの音楽制作環境。もしかしたら将来、音楽ソフトウェアはすべてクラウドWebブラウザー上に置かれたりするなんてこともありうるのだろう。
GoogleのwebブラウザーChromeにはボイスサーチ機能というものが備わっており、コンピューターのマイクに向かって「日本で一番高い山?」と言えば、そのサイトに案内してくれます。そのChromeのボイスサーチ機能がバージョンアップし、今度はChromeに向かって質問をすると、Chromeから音声で返答がされることになります。「日本の総理大臣はだれ?」と聞けば「安倍総理」という返答が返ってくるわけですが、「では、彼の身長はいくつ?」と聞くと「彼」が誰のことであるかもちゃんと認識することができるそうです。タイピングいらず、必要なものはビルドイン・マイクロフォン。
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Googleは、ウェブブラウザーChromeを使用するアプリ Jam with Chromeのサービスを開始。HTML5やCSS3などのプログラム言語を使用して作られている。
キーボード、ドラム、ギターなど全19種類のバーチャルインストゥルメントが用意されており、オートプレー機能やエフェクターを使いながら気軽に演奏を楽しむことができる。さらに最大3人までの友達をセッションに招待することができ、ウェブ上でバンド演奏を楽しむことができる。
残念ながら現執筆時点では招待機能を試すことができなかったのですが、それぞれのインストゥルメントはシンプルながらも楽器の特徴が上手くとらえられており、マウスを動かしたり、コンピューターのキーボードを使うことで、演奏をすることができます。是非ためしてみて。