Twisted Tools がリリースしたサウンドライブラリーDARKMORPH。脳をかき回すようなサイエンスフィクションサウンド(ドラム・インパクト・モーフィングベース・アンビエント・ロボティック)が 2.9 GB分、24bit/96kHz WAV クオリティで収録されている。
パッケージにはNI Reaktor専用のサンプラーMP16eが付属。iPadコントローラLemur を使ってこのサンプラーをコントロールすることができるテンプレートも付属している。
NI Maschine、Ableton Live 9、NI Battery、Logic pro EXS24、NI Kontakt、NI Reaktorのプリセットキットも付属し、ブラウザーからすぐに音色を選択することができるのはとても便利だ。
Twisted Tools 公式サイトよりダウンロード購入することができる。価格が$69
Darkmorph features
- Over 2.9 Gigabytes of sound effects and designed sounds.
- 24bit/96khz wavs .
- Soundminer enriched metadata.
- Files can be used with almost any media software application or DAW.
- Maschine ready metadata.
- Sampler instrument presets for Maschine, Ableton Live 9, Battery, EXS24, Kontakt, Maschine and Reaktor.
- A brand new version of Twisted Tools’ MP16 sampler, called the MP16e.
- Sound Categories: Ambience, Bass, Cinematic Matter, Drums, Glitched, Metal, Pass By, Robotical, Scanned, Special, User Interface.
- Reaktor MP16e Features:
- 16 Voice Polyphonic Sampler.
- Pad style layout.
- Unique parameter and modulation settings for per voice.
- Sample Rate Reduction, Bit Reduction and Delay FX per Voice.
- Note repeat effect per voice.
- Two LFOs per voice.
- BPM Sync.
- Lemur OSC Template by Antonio Blanca.
Aerodrumsがリリースした「エアーキット」はPlayStation3用のカメラEye を使ってドラム演奏をすることができるバーチャルドラムキット。カメラがユーザーのドラムアクションをキャッチし、コンピューターにインストールしたドラムキットが反応をする仕組みになっている。持ち運びにも便利、近所からの騒音苦情もこれで解決するのかも!
「エアーキット」には専用ソフトウェアのほかにドラムスティック、USB ライト(カメラがユーザーの動きを読み取りやすくするため)、サングラス(USBカメラの光から目を守るため?)、フットピース、マニュアルが付属する。Playstation Eyeは別途購入が必要。
専用ソフトウェアにはハイクオリティなアコースティックとエレクトリックのサンプル音源が付属している。例えばハイハットの足ペダルの上げ下げによって58種類の音を使い分けることもできるそうだ。
さらに、「エアーキット」はMIDIアウトもサポートしている。つまりToonTrackのEZ Drummer のようなプラグインソフトウェアを使って演奏することができたり、DAWソフトウェアにドラムレコーディングをすることができたりもする。ビデオをみた感じでは音のレスポンスも良さそう。
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フランジャーと言えば今となってはどのDAWソフトウェアにも付属している定番エフェクターのひとつ。「シュワシュワシュワー」とした(英語ではswooshという言葉を使うらしいのですが)、ジェット音のようなうねりを持つサウンドを作ることができるエフェクターです。 刺激的なサウンドをすぐにつくることができるので遊んで楽しいエフェクターではあるのですが、伝統的なサウンドが故にいざ使うとなるとちょっと勇気のいるエフェクターです。
そんな「シュワシュワ」だけでない、これまでと違ったフランジャーサウンドをつくることのできるプラグインエフェクター FLOW が Sinevibes よりリリースされたばかりです。
デモバージョンが用意されているので早速試してみました。デモバージョンでは数秒置きにノイズが入ります。また、残念ながらFLOW はマック AU プラグインのみの対応です。
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ArturiaのソフトウェアドラムマシンSPARKがアップデート、「SPARK2」がリリースされたばかり。さっそくこのソフトウェアを試しているところです。
SPARKは(NI MaschineやAKAI MPC Renaissance と同様)ハードウェアコントローラとソフトウェアが一体となった ’ハイブリッドドラムマシン’ という位置付けがされているドラムマシンです。ソフトウェアが主体なのでソフトウェアだけでも音は出るし音楽を作ることもできるわけですが、ハードウェアコントローラを接続して初めて「楽器として演奏ができるドラムマシン」になる、今どきのスタイルのドラムマシンです。
ソフトウェアの価格は$129 (6月30日までのスペシャル価格 Arturia 方式HPにて)(これまでのユーザーは無償アップデート可能)、やはりコントローラも必要だという人は コントローラとソフトウェアがパックになった SPARK LE (6月30日までのスペシャル価格 $199)をチェックしてみてください。
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Ableton Live を操作するためのコントローラというと、やはり今のところはAbleton PUSH が抜きん出ている様子ではりますが、実はAbleton PUSHが発売されるもっと前(2010年〜)から同じような発想のコントロール方法を考えていた人たちがいたのです。
MIDI リモートスクリプト
通常MIDIコントローラをコンピューターにつなげた場合、たとえ ばこのツマミはどのディバイスに対してどういう動き方をするかなど設定をしなくてはなりません。しかしユーザーがこの厄介な設定をしなくてもいいように各 コントローラメーカーはMIDIリモートスクリプトというファイルを付属し、これをDAWソフトウェアにインストールすることによって、買ったその日から コントローラを使えるような配慮がされています。
例えば、Novation のLaunchPad(上の画像)ですが、NovationのMIDIリモートスクリプトには、ミキサーの操作やクリップのローンチなど、Ableton Liveをごく普通にコントロールするためのスクリプトが用意されています。
NativeKontrol
NativeKONTROL はAbleton Live のためのMIDIリモートスクリプトを販売しているインディーメーカーで、これまでにサポートしてきたMIDIコントローラは以下の通り。新しいMIDIリモートスクリプトを使うことによって、これまでと違う方法でコントローラを使うことが出来るようになるのです。
- AKAI APC20, APC40, MPC32, MPK61, MPK88, MPK mini
- Behringer BCR2000
- Korg nanoKONTROL, nanoKONTROL2, nanoPAD, padKONTRO
- Livid instruments Block, Code, Ohm 64, Ohm RGB
- Native Instruments Maschine Mk2
- Novation LaunchPad Classic/S/mini
NativeKONTROL LPC-Live
LPC-Live MIDIリモートスクリプトをインストールすると、LaunchPadの機能は大きく広がります。部屋の片隅で眠っていたLaunchPad ( 初代のLaunchPadもサポート)が息を吹き返すかのよう。
LPC-Live には7つのモードがあります。
- TRACK(ミキサーコンコントロール:各トラックのボリューム・パン・センドレベルA~F)
- DEVICE(ディバイスコントロール:エフェクターやプラグインシンセのパラメーターコントロール)
- CLIP(MIDIクリップとオーディオクリップのループ方法を操作)
- DRUM(DrumTrack専用のコントロール、ドラムシーケンサー)
- SCALE(様々なスケールを使いパッド演奏を行うことができる)
- LEARN(4声までの和音を記憶させ演奏を行うことができる)
- MONOSEQ(ステップシーケンサー)
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タブレットと音楽制作の相性は思った以上に素晴らしいものでした。今や数えきれないくらいの音楽アプリがリリースされ、楽器屋を覗いてみても関連機材を頻繁に目にします。特に、タブレットをDAWソフトウェアのリモートコントローラとして使うことや、外出先でもスマートフォンにメロディーやリズムパターンのデッサンを書き込むことができるようになったのも素晴らしいことです。数十年前では考えられなかった機能を数百円で手に入れられるということを考えてみても、これからの世代のミュージシャンはここがスタートポイントともなるのでしょう。
しかし現在のタブレットの欠点といえば平面なスクリーンに表示されるバーチャル鍵盤やバーチャルノブを操作しなくてはならないところ。指の大きさや、指使いの繊細さは個人差はあるものの、もっと直感的な操作をしたいというのが大概のミュージシャンの本音なのではないでしょうか。やはりそこで必要なのはタブレットやスマートフォンに対応するコントローラでしょう。
たとえばNative Instruments はTraktor DJ とそのコントローラKontrol Z1 、NovationはLaunchpad App/Launch Key AppとそのコントローラLaunchkeyをリリースしており、すでにこのブログでもレビューしているように、アプリとコントローラを合体させることで一つの立派な楽器として成り立つ素晴らしい完成度 と個人的には感じています。
(さて、前置きが長くなりましたが)今日、紹介したいのはmikrosonicというメーカーがリリースしたRD4 Grooveboxというアプリ。シンセ・ベース・ドラムマシン×2 これらの音源を組み合わせながら音楽を構築していくことができるアプリで、PropellerHeadのReBirthと似たようなアイデアのアプリです。インターフェイスがとてもシンプルなので操作も簡単。ちょっとさわり始めるとあっという間に時間が経ってしまいます。
このアプリの素晴らしいところはMIDIコントローラに対応しているというところで、Novation LaunchKey MINI には完全対応。iPadにLaunchKey Miniを接続し(カメラコネクションキット要)RD4を立ち上げると、設定などは一切なしで操作を始めることができます。
LaunchKey Miniのツマミを使ってミキサーフェーダーの操作やシンセパラメータを操作することができたり、 Launchkeyのパッドをステップシーケンサーとして使いドラムパターンやベースラインを作ることもでき、特にこのステップシーケンサーがかなり良いのです。RD4 の楽しさが倍増します。
下のYouTubeビデオでそのアクションを見てみて。
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