ipadで音楽を演奏する時にはタッチスクリーンではなく、できるならば物理コントローラを使いたいものです。でもiPad専用のコントローラを買う余裕がちょっとない人は@ が紹介している、「DIY木製洗濯バサミキーボード」を作ってみるのはどうでしょうか?必要な物は…
- 木製の洗濯バサミ、ひとつの鍵盤に付きひとつ必要
- 輪ゴム (10-20)
- アルミニウム
- 鍵盤を支えるための鉛筆、ペン
- セロテープ
- 土台にする固めのボール紙
- はさみ、小さな穴をあけるための工具(錐)
- 線を引くための使う直線定規
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先週、ドイツベルリンで開催されたMusic Tech Fest、音楽テクノロジーに焦点を当てたアカデミックなリサーチや実験的なデバイスの発表を行なう定期イベントなのですが、そのイベントでの今回の優勝者が見せてくれたものは「デジタルアルゴリズムとスタンドアローンハードウェアを合体させるプラットフォームAxoloti」 というものでした。
Axoloti はAxoloti Patcher というMax /MSPのようなソフトウェアを使ってシンセパラメーターパッチを作り、これをAxoloti Core というマイクロコントロールボードに転送することによってパッチが動作。さらにAxoloti Control というコントロールボードを使うことによってパッチを手で操作することが可能になり、コンピューターなしで、スタンドアローンのハードウェアとして使うことができるようになるものです。
ちなみにAxoloti Core というサーキットボードはステレオインプット、アウトプット、ヘッドフォン、 MIDI IN/OUT 、microSDカード、mini-USBポートのような端子を備えたデジタルオーディオプロセッサー。Axoloti Control というボードはLCDスクリーン、ナビゲーションボタン、4×エンドレスエンコーダー、4×4プッシュボタンを取り付けることが可能なコントロールプロセッサーです。
簡単に言ってしまえば、自分でデザインしたソフトウェアシンセサイザーをスタンドアローンのハードウェアシンセサイザーとして使うことができるもので、ソフトウェアをハードウェアに読み込ますというアイデアはローランドのAira Ststem-1 の持つPlug-Out 機能と同じようなことと考えて良いでしょう。上の画像で見えるように、簡単な段ボールのなかに二つのボードを詰め込み、ノブなどのコントローラを取り付けることだけで立派なシンセサイザーになってしまうのはとても驚きです。ソフトウェアからハードへの転送時間も、Airaと同様で1分もかからないものです。
私がイベントで見たシンセサイザーはまだ開発段階のもので、音的にはモジュラーシンセサイザーを鳴らしたかのような実験的なものでしたが、十分に楽しめるクオリティであるということは理解できました。ソフトウェアでのデザイン次第ではバーチャルアナログポリシンセ、エフェクター(コーラス、ボコーダー、ワウ、トレモロ、エコー)、サンプルルーパー、ドラムシンセ、16ステップシーケンサーのようなものを作ることも可能のようです。
私のようにプログラマーでない人にとってはまずはこの複雑そうなソフトウェア(画像下)を操作しなければいけないという難関があるわけですが、自分だけのハードウェアシンセサイザーを作ることができるかもしれないという夢は着実に近いところまでやって来ているということは確かです。価格的なことを考えてみてもこれらのサーキットボードは今の時代なら格安で手に入る物に違いなく、そう考えると今から少しでもプログラミングの学習を始めておくのは、この先、経済的においても、もっとシンセをもっと楽しむ点においても得策なのかもしれません。
Axolotiは現在プロトタイプ段階で、価格販売時期は未定です。
詳しくは公式ページよりどうぞ。
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スコットランド・グラスゴー出身のプログラマー・作曲家・ギーク・テルミンヒーロこと Greig Stewartによる NESショルダーキーボードを使った演奏。曲は米人気ドラマ「ゲームオブスローンズのテーマ曲(8ビットバージョン)」
Greig Stewartが作ったショルダーキーボード「NESKeytar」は任天堂のゲームマシンNES(任天堂エンターテイメントシステム_初代ファミコンの海外向けバージョン)が使われており、本体には「ギターヒーロー」のギターコントローラ、おもちゃ鍵盤、そして二つのゲームコントローラが取り付けられている。
音源はNECのオリジナルチップ RP2A03 chipが使われ、Pure Data (pd)という言語で書かれたソフトウェアは Raspberry Pi によって動作、アルペジエーターとドラムシーケンサー機能が装備してある。後ろから飛び出すレーザー光線はMIDIコントロールされているというのも驚きだ。
しかも、これだけ改造してあっても元の通りのゲームマシンとしても動作するそうだ。
それではビデオの方をどうぞ。
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ローランドの名機Juno-106をアップグレードするキットKIWI 106がニュージーランドのKIWI Technicsよりリリースされました。CPUボードを付け替えることによってプロセッシングパワーが増大。これまでのJuno-106にデュアルエンベロープとマルチウェーブフォームLFOが追加されるだけでなく、512のパッチメモリー、アルペジエーター・コードモード・シーケンサー・パターンジェネレーターのような機能も加わります。また、Mac/Windows対応の専用エディターも付属。
肝心な音の方は?? 公式サイトの下の方にわずかながらのサンプルが用意されています。
導入価格
- KIWI-106 $395 (送料別)
- スワップバックボード(JunoのチップとKIWIチップをスワップすることができるボード)$20
- KIWI-106+スワップバックボード バンドル $410
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