Native Instruments はDJソフトウェアTraktor Pro のバージョン2.7 をリリースしました。オーナーはNI Service Center App を使って無償ダウンロードすることがでます。
今回のアップデートは、間もなく販売が開始される同社のフラッグシップコントローラS8 への対応が計られている他に、iOSアプリTraktor DJ の人気機能であるFreeze Mode が新機能として搭載されています。Freeze ModeはMIDIコントローラへのマッピングも可能となっているので、S8を買う予定がない人でも、お気に入りのコントローラやコンピューターキーボードを使ってプレイ可能。設定はPreferencesのController Manager (上の画像)より行なうことができます。設定が完了したらFlux モードのスイッチをいれることもお忘れなく。
その他多くのバグ修正が行なわれています。
スペインのハウスプロデューサーDR.KUCHO はゲームソフトウェア「Ghosts ‘N DJs」を開発中。主人公DR.KUCHO(ユーザー)がEDM 界の暴君なDJと戦っていくというストーリで、敵キャラクターとして登場するのはDevil Gueta、Steve Sushi、Paris Sheraton など、EDMについて多少知っている人ならば、このネーミングに笑うことができるでしょう。Devil Guetta の得意攻撃は「raising hands in the air」(DJプレイでおなじみの、あのアクションです)。Steve Sushi は空を飛びながらアジア製のキッチン用品を投げてくるそう。Paris Sheratonはほうきに乗って邪悪なキス攻撃(もしかしたらチワワ犬を投げる攻撃)をしかけてくるそうです。
音楽の方もDR.KUCHO によるオーケストラトラックが制作進行中。サウンドエフェクトは100%レトロな内容となっているそうです。
「Ghosts ‘N DJs」は現在クラウドファンディングKick Starterにて資金出資者を募集中。目標金額は$45,000が設定されています。出資者は$15でデジタルコピーをゲット、$25でデジタルコピー+ベータバージョンをゲット、$35でデジタルコピー+ベータバージョン+音楽CDをゲット、さらに$300以上で出資者がゲームキャラクターとして登場するなどの多くのオプションが用意されています。
ギャグ満載のレトロゲーム。クリスマスまでに間に合うと良いんですが。
机の前に座ってDJの練習をすることはあまり好ましいことではありません。机の前に座って長時間音楽作りをすることも体にとって思わしいことではありません。たまには立ちながら作業することによって、腰痛にもいいはずですが、脳にも良い刺激が伝わり、新しいインスピレーションが湧いてくるかもしれません。
家具販売店 IKEA が新しく発売したBEKANT ergonomi はスイッチ一つで高さを調節することができるオフィス用デスク。元々は長時間オフィスワークをする人のために作られたものではあるようですが、もちろんミュージシャンがライブパフォーマンスの予行練習として使うことや、クラブでのDJプレイをイメージして使うこともアリでしょう。
このタイプのデスク、IKEA JAPANのカタログには掲載されていないようです。ちなみにアメリカでの価格は$599 となっています。
レコード収集になやんでいるDJの方はこちらもどうぞ。IKEA によるホームスタジオ改装術その1
Native Instruments のDJアプリTraktor DJ(iPad/iPhone両バージョン)がアップデートバージョン1.6 をリリースしました。このバージョンでTraktor DJ もついにAudioBusとIAA(インターアプリオーディオ)に対応することとなりました。ともにインプットソースとして使用することが可能になっています。
MIDIクロックにはまだ対応してないようですね。
それはさておき、現在Traktor DJ は半額セール実施中です。まだ試したことのない人はこの機会にぜひ。
Traktor DJ 1.6 の新機能
• Audiobus との統合 – TRAKTOR DJ と GarageBand や Effectrix などのアプリケーションを連結
• インターアプリ・オーディオとの統合 – 他のアプリへオーディオ出力をストリーム
• Dropboxのような他のアプリ内に保存されているミックスのロード
• ダブルタップによるEQとボリューム・スライダーのリセット
• 相対的なEQとボリューム・スライダーのコントロール
• 改良された検索機能
• ロード後の HotCue ドローワーの継続的な表示
ios7 以降の対応
Native Instruments はTraktorのコントローラ最上位機種となるKontrol S8 のリリースが予定されているようです。詳細はまだ明らかにされてはいませんが、各チャンネルにはカラーディスプレイ・タッチストリップ・8×2のパッド・4×2のフェーダーが装備され、Remix Deck が大きくフォーカスされた作りとなっているようです。パッドのカラーは幾分渋めになってきたようです。
オフィシャル・ディザービデオでは大物DJ等によるKontrol S8 についてのファーストインプレッションが語られています。
追記・Numarkからも間もなくカラーディスプレイ付きの大型コントローラNVが出るそうですね。 こちらはSerato 専用ですが、それにしてもDJコントローラバトルはさらに加熱しているようです。
Native Instruments のDJソフトウェア Traktor Pro2 の操作をほとんどすべて、iPadからコントロールできてしまうというTRAXUS。ピッチコントロール、ビートジャンプ、ホットキュー、エフェクター、リミックスデッキの操作はもちろんのこと、MIDIクロックに反応するグラフィック・ターンテーブルによってTraktor Scratch のようなスクラッチ操作をすることも可能になっています。さらにリミックスデッキにはシーケンサー機能が装備されるなど、Traktor Pro(ソフトウェア) だけではできないような操作も可能になっています。複数台のiPadでの操作も可能。おそらくタッチスクリーンを使ったTraktor コントローラの中では最強でしょう。
TRAXUS はコントローラアプリLemur のテンプレートとしての開発が進み、現在クラウドファンディングIndieGOGO にて出資者の募集が始まっています。出資額設定は2種類。①12ドル/テンプレートのコピーをゲット ②75ドル/スカイプによる1時間サポート付き(英語)期限は10月3日。