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Universal AudioのUADソフトウェア(Apollo/UADハードウェア専用)新バージョン8.4がリリースされました。目立った新機能はないものの、Mac OS X El Captianとの互換性が向上したことで、OSアップデートに悩んでいたMacユーザーにとってはひとつの安心材料となったに違いありません。

また、新しいバージョンに伴い4種類のプラグインエフェクトもリリースされました。Apollo/UADハードウェアのユーザーはいつものように2週間のデモバージョンを試すことができます。

新エフェクト

  • Eventide® H910 Harmonizer®
  • Oxide™ Tape Recorder
  • Marshall® Bluesbreaker 1962 Amplifier
  • Marshall® Silver Jubilee 2555 Amplifier

今回加わったエフェクターの中で個人的に一番興味深いものはEVENTIDEのハーモナイザーH910です。先日、本家EVENTIDEがプラグインコレクションをリリースしたばかりですが、やはりコンピューターCPUだけに依存しなくていいApollo/UADバージョンの方がなんとなく安心感はあります。

H910のオリジナルが発売されたの1976年。それ以来、数多くの実験的サウンドがこのマシンによって作られてきました。H910は厳密に言えば、ピッチシフト、ディレイ、モジュレーションが組みあわさったエフェクトです。地味な部分から派手な部分まで多彩なサウンドを作る事で有名なエフェクターですが、今でいう所のグリッチエフェクトの先駆けとも言えるようなクレイジーな一面も持っています。

UADバージョンのH910はMIDIキーボードからの制御が可能で、入力したオーディオのピッチを手動で操作する事もできます。UADらしからぬ機能で、ちょっとばかり驚いています。

Universal Audio

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ハイグレードなサウンドクオリティを誇るEVENTIDE、いつの時代も私の中では別格の扱いなのですが、そのEVENTIDEが新旧17種類のプラグインをバンドルしたAnthology Xを発表しました。スタジオで見たことのある数々の名機をついに自宅でさわることができてしまいます。価格が$699、フォーマットはVST、AU、AAXで、MacとWindowsの64bitと32bit共に対応しています。登録にはiLokアカウントが必要ですが、ドングルは必要ないとのことです。もっと嬉しいのはデモバージョンが用意されていることです。あまりの豪華さにどこから手を付けていいのかわかりませんが、やはりまずはハーモナイザーでしょうか。詳しくは公式HPよりどうぞ。

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EventideがリリースしたMood(トライアルバージョン)は音楽のムードを解析するプラグインソフトウェアで、キー・テンポ・周波数・ダイナミクスの解析を基に、4つの感情(怒り・平静・幸福・悲しみ)の強度を表示。それぞれの感情の量はMIDIやOSCの数値に置き換えられ、例えばクラブやステージでの照明機器(明るくしたり暗くしたり、どのような色を使うかなど)のコントロールに使うことなどが想定されているようです。

現在の段階ではポップミュージックの解析を得意といているようですが、ボーカルやインストゥルメントだけであったり、クラシックやジャズのような複雑繊細な音楽となるとまだ良い結果を出せないようです。

しかし「Shazam」のような楽曲検索ソフトが数年前ではあり得なかった程の進化をとげているように、「Mood」の分析技術もさらに進化していくことを期待したいです。

現在Moodは90日間有効なトライアルバージョンをリリース中(iLOKが必要)。Eventideはユーザーからのフィードバックを必要としています。詳しくはEventide公式サイトよりどうぞ。

 

 

 

 

 

 

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すばらしいエフェクターを作るEventideですがなんせ値段が張るのでなかなか手に入れる事が難しいのですが、このStompboxesシリーズは値段とクオリティ共に非常に納得できるものです。そんなStompboxesの新シリーズがこのリバーブSpaceです。1キロ満たない重さ、タップテンポやMIDIシンクも可能な上に、通常のリバーブマシンでは不可能なリアルタイムな操作が可能。今回のNAMMの中では一番堅実で現実味のある製品なのではないでしょうか。

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