WretchUp1

 

ドイツのテクノデュオ、マウスオンマーズが手がけたアプリWretchUp がリリースされました。WretchUp はボイスチェンジャー・エフェクター。厳密に言うとピッチシフターとディレイが合わさったようなエフェクターで、iPhoneやiPad のマイクロフォンに向かって歌ったり叫んだりした声がアナーキーに加工され、スピーカーからならされます。大声を出しながらパラメーター(ディレイタイム・フィードバック・フィルター・フリークエンシー)を上げ下げするのが一番楽しい使い方かもしれません。または録音した音を再生しながら、スピードノブをグルグル回してみるのも楽しいです。もちろん声以外、リズムループやシンセサウンドに使ってみるのも楽しいです。

WretchUp2

 

iPhoneでもiPadでも使えるユニバーサル仕様ではありますが、「iPhone片手持ち」で使った方がライブでの見栄えは良いかもしれません。

実験的、電子的、ドイツ的ユーモアあふれる、やんちゃなニューアプリ。

 

 

App store にて¥400

MOM Instruments

 

 

 

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modulares_interface_15

 

iPadやiPhoneのタッチスクリーンは確かに便利なものですが、ここぞという時の音楽的表現には物足りないものがあります。以前、このブログでもTuna Knobsという吸盤付きのノブを紹介したことがありましたが、インターラクションデザイナーFlorian Bornのアイデアはもっと大胆でクール。

アルミ製のフレームと3種類(ノブ・スライダー・スイッチ)のコントローラモジュールでiPad を覆うことによって、iPadをフィジカルインターフェイスに変えてしまうModulares Interface B.A。タッチスクリーンに「触れる」感覚を与えることがコンセプトとして作られたことが強調されています。

確かに、これならiPadを大胆にコントロールできそう。でもここまでしてiPadを使う意味があるのだろうか、、と、ぼそり。

 

modulares_interface_01-800x500

 

製品化についての情報はいまのところないようです。

 

Modulares Interface B.A

via Synthetopia

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何ヶ月か前にティザービデオが公開され、注目を集めていたサンプラーアプリ「STROM」が発売になりました。

Elektron のドラムマシン Analog Rytmと接続することによって、サンプルエディター・パラメーターコントローラ・パターンジェネレーターとして使うことができるようにるアプリで、Analog Rytmを持っている人ならば絶対試してもらいたいものです。でも接続の際にはさらに内課金制でアップグレードが必要(2000円)になるので注意が必要です。

私は残念なことにAnalog Rytmをもっていないので、このアプリをスタンドアローンモードで試してみました。

STROM をスタンドアローンモードで立ち上げるとサンプルスライサーとして機能します。サンプルをインポート/エクスポートするにはAudioShare またはAudioCopyを使うことができ、また、iPadのマイクロフォンからサンプルレコーディングすることも可能になっています。

サンプルスライサーばすでに様々なアプリに搭載されているスタンダードな機能ですが、STROMのサンプルスライサーはひと味違います。スライスをタッチしていくことでシーケンスフレーズのような、アルペジオフレーズのようなものを作っていくことができます。

操作も極単純で、スライスをタッチした順番通りに音が再生されていく仕組みになっています。例えばスライス①を3回タッチした後にスライス③をタッチすると、①①①③の順番で音が再生されていくことになります。

スライスの数を多めに設定し、ランダムにタッチするだけでも摩訶不思議なアルペオパターンが作れたりもします。波形の下半分をタッチすると逆再生になったり、ピッチスイッチを入れると再生ピッチを変えることもできます。

作ったパターンをリサンプリングしてさらにスライスしていくことも可能で、永遠にリミックス作業を続けていく、なんてこともできるわけです。

確かに、Elektron のAnalog Rytmと接続してこそこのアプリの良さが100%発揮されるので、すべての人にお勧めできるものではありません。でも伝統的なループスライスに飽きて来てしまった人はぜひ試してください。このアプリにUNDO機能やMIDIクロック機能が付いたなら、さらにおすすめしたいアプリではあります。

 

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Native Instruments のDJアプリTraktor DJ(iPad/iPhone両バージョン)がアップデートバージョン1.6 をリリースしました。このバージョンでTraktor DJ もついにAudioBusとIAA(インターアプリオーディオ)に対応することとなりました。ともにインプットソースとして使用することが可能になっています。

MIDIクロックにはまだ対応してないようですね。

それはさておき、現在Traktor DJ は半額セール実施中です。まだ試したことのない人はこの機会にぜひ。

Traktor DJ for iPad

Traktor DJ for iPhone

Traktor DJ 1.6 の新機能

• Audiobus との統合 – TRAKTOR DJ と GarageBand や Effectrix などのアプリケーションを連結
• インターアプリ・オーディオとの統合 – 他のアプリへオーディオ出力をストリーム
• Dropboxのような他のアプリ内に保存されているミックスのロード
• ダブルタップによるEQとボリューム・スライダーのリセット
• 相対的なEQとボリューム・スライダーのコントロール
• 改良された検索機能
• ロード後の HotCue ドローワーの継続的な表示

ios7 以降の対応

 

 

 

 

 

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iMPC、iProphet、iMiniなどiOSアプリのディベロッパーRetronysms は同社として初のハードウェア製品「Wej」の開発をしているとのアナウンスをしました。

Wej はiOSデバイスとUSBコントローラを接続するためのハブで、つまりはWejとUSB MIDIキーボードやUSBコントローラを接続することによってiOS アプリを操作することができるようになります。USBコントローラへのバッテリー供給も行なわれます。USBポートは2基装備されています。(本音を言えばMIDIポートも欲しかったですね。)

WejはBluetooth LE MIDIプロトコルを採用。つまりiOSデバイスとWej との間はブルートゥース接続でのやり取りを行なうことになるので、ケーブル要らず。カメラコネクションキットのような物も使わなくてもよくなるのでこれまでのような煩わしさは少なくなるに違いありません。

Wej の本体表面はシリコン製の滑り止めコーティングが敷かれ、演奏最中にiOSデバイスが滑ったり動いてしまったりすることはないそうです。ドック式のインターフェイスと違い、iPhoneでもiPadでも、どのサイズのiOSデバイスでも使うことができるのはナイスなアイデアです。

さらに、本体の背面部にはRGB ライトが装備されており、雰囲気作りであったりライトショーであったり(!)、そんな使い方も用意されています。基本プログラム(スケッチ)も書き換えることが可能です。

WejにはArduinoプロセッサーが使われていることで、ハッキングも可能。ユーザーがハードウェアを改造することも可能です。

Wej は現在ファンディング受付中、11月7日まではのオーダーで価格は $99となっています。発送開始は2015上半期を予定しています。

まずはオフィシャルイントロビデオをどうぞ。

 

 

Retronysm

 

 

 

 

 

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Secret Bass designがリリースした Apollo Sound Injector とApollo RemoteRecorder はiOSでバイス同士もしくはiOSデバイスとコンピュータ(Mac) のオーディオストリーミングを可能にするiOS アプリです。たとえば、iPadで鳴らしているアプリの音をiPhoneに流し込んで録音することができてしまったり、コンピューター(Mac)のDAWソフトウェアに流し込んで録音することが可能になってしまうアプリなのです。すべてWifiネットワークを通じて行なうものなので、高価なMIDIインターフェイスやオーディオインターフェイスのようなものは必要なく、事前に用意しなければいけないものはAudioBus(アプリ)とWifi ネットワークのある環境です。

Apollo Remote Recorder ¥600

Apollo Sound Injector for iOS ¥0

Apollo Sound Injector for Mac AUプラグインもしくはWindows VST DLL ¥0

 

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