9月10日に行われるアップルの新作発表会では、iOSの新しいバージョンであるiOS7のリリースも予定されており、それにまつわるニュースも多くなってきています。iOS 7リリースは9月18日
iOS7にはInter-App-Audio という機能が実装され、アプリ間のオーディオストリーミングや、オーディオレンダリングの際のMIDI制御も可能になるという発表があります。
でも実際のところはサードパーティ製アプリであるAudioBusやJackがこのような機能をすでに実現しているわけで、アップルが同様の機能をオフィシャルで搭載することによって、AudioBusやJackを含め、音楽アプリがこの先どのように進化していくのか多いに注目したいところです
AudioBus
iOS7に対応するAudioBusのアップデート準備は整えられたようで、驚くようなものになることが期待できそうです。通常サードパーティのディベロッパーが手を触れることの出来ないSystem-levelの領域までに開発が及んでいるとのことです。
AudioBus ニューバージョンのキーワードは
- AudioBus Connection Preset
- Multi channel input device support
- ??
AudioBusについてのこれまでの記事はこちらからどうぞ。
Audio Copy
Audio Copy機能もiOS音楽アプリではすでに定番となっている機能です。ひとつのアプリで作ったサウンドを、コピー・ペーストするように、別のアプリにエクスポートすることができるクリップボードのような機能。
このAudio Copy機能もiOS7では大きくアップデートされることになり、開発のRetronymsによると、Audio Copy単体のアプリがリリースされるそうです。様々なアプリでコピーしたサウンドがこのアプリによってすべて認識され、ブラウズすることや試聴することも可能になるアプリとなっているようです。DropBoxやiTunesライブラリーとの同期も可能とのこと。
アップル新作発表会は9月10日午前10時・日本時間の11日午前2時から、カリフォルニア州クパチーノにあるApple本社で開かれます。
ギターリスト達の間にもiPad革命ならぬ機材小型化軽量化の波は着々と訪れているようです。これまでギターやベースにターゲットを絞ったiOSエフェクターアプリやオーディオインターフェイス(IK Multimedia iRigやLine6 Sonic Portなど)はあったわけですが、ひとつ欠点となっていたことは、ペダルボードを接続することが出来ないところにありました。つまり手を使わなければエフェクタースイッチの切り替えをすることが出来なかったわけで、ギターリストのあるべき姿としてはあまりクールではなかったわけです。Blue Toothに対応したペダルボードも存在してはいるものの、あまり一般的ではないなど。
IK Multimediaが発表したiRig PROはMac、iOS専用の超小型オーディオインターフェイス。入力端子には XLR/ 標準コンボ・コネクターが採用。そしてMIDI入力端子も採用されているので、これにMIDI ペダルボードを接続すればiOSエフェクターアプリを足で操作することが可能になり、ギターリスト達は超ハッピー! IK Multimedia が提供する多くのフリーiOSアプリを即利用できるのも大きなメリット。
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昨日の新MIDIキーボードコントローラLaunchkey Miniの発表に続き、本日、Novationは小型コントローラLaunch Controlの発表を行いました。Launch Controlは16個のノブと3色に光るパッドが8つ備わった小型コントローラ。Launch Padと並べて使うことでAbleton Liveやの強力なコントロールシステムを構築できるほか、iPadとの接続によってNovationのフリーアプリLaunchPad Appのミキサーコントローラとして完全統合。クラスコンプライアントUSB対応なので、ドライバーのインストールは不要、主要DAWソフトウェアのミキサーコントローラとして即使用することも可能です。
Novation LaunchPadが初めてリリースになったのは2009年。Ableton Live使うミュージシャンのためのパフォーマンスツールとして注目をあつめ、YouTubeでの「コントローライズム」というムーブメントを作るきっかけとなったコントローラ。M4sonic、Madeon、Gotyeなどのアーティストはその代表格。
LaunchPadは64個のパッドが備わったコントローラで、欠点と言えば、通常ノブやフェーダーを使いたくなるようなボリューム操作においても縦8つのパッドを使わなければならなかったというところ。今日発表になったLaunchControlのノブを使えばこれまでにないスムーズなボリュームコントロールやエフェクターのコントロールが可能になるわけです。
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Novationが昨日発表したLaunchKey Miniは、25鍵のキーボード・16個のドラムパッド・8つのノブ・7つのファンクションボタンが備わったウルトラコンパクトなMIDIコントローラ。カラフルなパッドはベロシティにも対応している。
コンピューターと接続だけでなく、iPadとの接続も可能になっている。電源はUSBよりバスパワー供給されるので、外出先のカフェでも公園でもタクシーのなかでも気軽に(?)使えるところが大きな特徴。
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ノリに乗ってるCubasis for iPad。Cubasisユーザーフォーラムによると、間もなくバージョン1.6がリリースされるとのこと。今回のアップデート内容は、、
– 24 bit
– 96 kHz
– マルチオーディオアウトプット (マルチアウトプット対応のオーディオインターフェイスが必要)
– その他いろいろ
遂にCubasisも24bit/96kHz でのレコーディングが可能になるというではありませんか。ま、そうはいってもまだiPadに対応しているオーディオインターフェイス、しかも24bit/96kHzレコーディングに対応しているオーディオインターフェイスなんてそう多くは出回っていないような気がするのですが、思い当たるものだけピックアップしておきます。
ビンテージドラムマシンといってまず思い浮かべるのはRolandのTR-808やTR-909。外国人のテクノミュージシャンと話をしていて大概話題になるのがこの辺りなんですが、日本産のマシンがこれほどまでに世界的に評価されているのは本当に素晴らしいことだと思うのですが、しかし考えてみるともう10年近く、いや20年近くも同じ話題を繰り返しているのかと思うと辟易とした気持ちにもなります。ではどうしてTR-808 mk2のようなものが作られないのか?というのは消費者としての単純な疑問ではあるのですが、「アナログ」という過去のテクノロジーには振り返るべからずという企業方針が存在することも一つの事実のようです。 そんな中、「日本メーカーKORGがアナログドラムマシンを発表」というニュースが飛び交ったのは今年2月に行われたドイツ・Musikmesseでのこと。復刻版とは違い、「Volca」というこれまでのKorg製品とは打って変わったユニークなネーミング、それも2万円を切る値段ということで世界中のテックフリークが驚嘆したのは記憶に新しいところです。そして遂に6月下旬に遂に発売となったVolca Beats。はたしてVolca Beatsとはどのようなドラムマシンなのでしょうか?!
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