Fugue Machineはバッハに代表されるようなバロックや、セリエル、ミニマルなどの作曲技法から着想を得て作られたシーケンサーです。そうはいっても操作はいたって簡単。メロディーを打ち込み、再生を開始。4つの再生ヘッドのスピードを変えたり、再生方向を変えたり、ピッチを変えたりするだけで、 バッハのような音楽を作ることができてしまうのです。
開発はArpeggionomeでおなじみのアメリカのミュージシャン/ディベロッパーAlexandernaut。公式HPによると、Fugue Machineは「世界初のマルチ再生ヘッド式ピアノ・ロール」とのこと。まずはイントロビデオからご覧ください。
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新しいiPhone 6s/6s Plus には指の圧力を感知する3D Touchという新技術が採用されています。私はまだ使い慣れていないせいか、指を本当にスクリーンに押し込んでいるかのような妙な錯覚を覚えるのですが、人によってはあまり好きでない人もいるようです。
そんなiPhone6sフィーバー真っ只中、iOSディベロッパーbismarkはこの3D Touchを使ったデモンストレーションビデオを公開しました。シンセアプリbs-16のMIDIアフタータッチ機能がiPhone 6sの3D Touchにアサインされ、キーボードを強く押すとビブラートがかかる設定になっています。
ビデオを見る限り、今後この3D Touch技術を利用したシンセアプリやコントローラプリの開発に期待がもてそうです。たとえばGarage BandのSmart KeyboardやSmart Guitar、コルグのiKaossilatorでこの技術が使えるようになったらきっと楽しくなるに違いありません。
今の段階では3D TouchはiPhone 6s/6s plus のみに搭載された機能で、iPadへの搭載予定は発表されていません。
また、これまでのiOSアプリでアフタータッチ機能を使うには、対応MIDIキーボードの接続が必要でした。
via Synthetopia
Ableton LiveとNI TRAKTORをコントロールするiPadアプリ「Conductr」のバージョン2.1がリリースされました。開発はスペイン拠点のPatchworksです。
iPadを使うコントローラアプリは数々とありますが、Conductrはユーザーが必要な機能だけを集めコントローラをレイアウトすることのできるアプリです。見ての通り、色使いやデザイン性も素晴らしいです。
Conductr 2.1 ではAbleton Liveのためのドラムパッド・モジュールBrandlが追加され、Ableton Liveに立ち上げたDrum Rackをリモート演奏することができるようになります。Brandlには2つのモード(パッドモードとエルゴノミックモード)があります。パッドモードはよくある4×4のMPCタイプのパッドを使うモードです。もう一方のエルゴノミックモード(画像上)では、ユーザーの指使いに合わせiPadのスクリーンが5分割され、それぞれのエリアにアサインしたドラムインストゥルメントを演奏できるようになります。
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iOSドラムマシンElastic Drums が間もなくアップデートバージョン1.6 をリリースします。このアップデートバージョンでElastic DrumはMIDIハードウェアコーントローラへのMIDIマップが可能になることと、先日リリースなったばかりのAudioBus Remote にも対応するようになります。
上のビデオでは、Elastic DrumをAudioBus Remote とIK Multimedia のiRig Pads からコントロールしている様子で、Elastic Drumのサウンドをトリガーしたり、パターンチェンジやエフェクト操作をおこなっています。
下の方のビデオはArturia BeatStep へMIDIマッピングをおこなっている様子です。やはりコントローラがあるとドラムマシンはよりドラムマシンらしくなり、Elastic Drum の演奏もさらに楽しくなることでしょう。
iPadやiPhoneで音楽を作るならばもう絶対に欠かすことのできないアプリAudiobus。 このAudiobusをリモートコントローラできるようになるアプリ「Audiobus Remote」がリリースとなった。
このアプリを使うことによって、Bluetooth接続した2台目のデバイスから、AudioBusに接続しているアプリをコントロールできるようになる。例えばDAWアプリのスタートボタンや録音ボタンとして。たったそれだけのことではあるのだが、これまでのように幾つものアプリのスクリーンをめくらなければならず、たったひとつのボタンを押すがために一苦労することが多々ある。でもこれからはスクリーンをスワイプする量が減り、作業が少しばかり楽になる。
AudioBusに対応するアプリであるならばAudiobus Remoteも対応するのだが、「Remote Trigger」というこのアプリのデザインに対応した場合にはもっと細かな操作を行うことが可能になる。今の時点でこの機能をサポートしているサードバーティ製アプリは20種類ほど。たとえば、
- Loopy HD のレコーディングボタンやトリガースイッチ
- ドラムマシンアプリDM-1 のサンプルトリガー
- エフェクターアプリBias FX、JamUpのプリセットチェンジ
- サンプルスライス・アプリSectorのセクショントリガー
- Holderness Media社のエフェクターアプリのプリセットチェンジ、エフェクトコントロール
- Sound Prism Electroのミニプレイヤー表示
といったような操作を行うことができる。
まずはディベロッパーMichael Tyson氏によるプレビュービデオ、そして2つ目のビデオHolderness Media社によるエフェクターアプリのデモンストレーションビデオをどうぞ。
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もしこれまでのステップシーケンサーやサンプルスライスに飽きてしまった時は、このipadアプリSECTOR を試してください。
SECTORの基本動作は、例えば『スライス1』から『スライス5』に50%の確率でジャンプさせる・・・『スライス3』から『スライス8』に70%の確率でジャンプさせる・・といったように、「確率」を使ってスライスのプレイ順序を決めていきます。頭で考えて操作すると相当混乱してしまいますが、そんな複雑なことでも簡単にできてしまうのがこのアプリのすごいところです。その結果、とにかく目まぐるしい限りにシーケンサーが動き、エレクトロニックならではのグリッチーなサウンドを作リ出します。
そしてこのSECTORが、先日、バージョン1.1をリリースしました。嬉しい新機能は、MIDI ClockスレーブモードやMIDIコントロールに対応したことで、これからはDAWソフトウェアからでもSECTORを操作することができます。
MASCHINEやMPCの未来はこんな感じなのかしら?と思ったりも。
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