IK MultimediaがiOSディバイス専用のモーションコントローラiRingを発表しました。iRingは3つの斑点が付いたコントローラを指と指の間に挟み、iOSディバイスの前で手をかざすだけでタッチレスでアプリをコントロールすることが可能になる世界初のiOSモーションコントローラです。

通常、iOSディバイスではスクリーンを指でさわることによって横軸と縦軸の2次元の情報を認識させることができるわけですが、このiRingではiOSディバイスのカメラを使うことによって、動かした手の奥行きの情報も認識させることができ、いわば3次元のコントロールが可能になるわけです。

特に興味をそそられるのは、IK Multimediaのエフェクターアプリ「FX/Control」と「iRingモーションコントローラ」とのコンビネーションなのですが、両手にこのリングを付ければ合計で6つのMIDIパラメーターを同時にコントロールすることができるそうなのです。おそらく、合気道のようなジェスチャーになるのでしょうか?iRingを使った新しいライブパフォーマンスのスタイルや、楽しい音楽演奏のスタイルがきっと生まれてくるはず!

個人的なところでは、昨年夏から発売されているLEAP Motion(ジェスチャーコントロールでコンピューターを操作することができるディバイス)を試しているのですが、修行が足りないせいか、なかなか思ったように操作することができなかったのが去年の反省点のひとつ。このiRingが私的ジェスチャーコントロール元年になることを期待してやみません。早く試してみたいです。

iRingは2014年春発売、価格はUS$ 19,99 詳しくは公式ホームページよりどうぞ。

 

 

 

 

 

 

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まだ試していないんですが、このBrute LFOはiOSデバイスのヘッドフォンアウトプットからアナログシンセのCVインプットにLFOシグナルを送って、モジュレーションをかけることができるアプリなんだそうです。iPhoneやiPadをユーロラックモジュールシステムに組み込めてしまうというニッチなアイデア。面白そうですね。まずはArturia MiniBruteを操作しているビデオを見てみてください。

 

 

App Store にて¥400

Justus Kandzi

 

 

 

 


元Waldorfのサウンドデザイナー・プロダクトスペシャリストであるWolfram Franke氏によって設立されたFrank Music。このメーカーの第1弾となるソフトウェアがiPad専用のアプリ、グルーブボックスStroke Machine

12のドラムトラックとメロディトラックを使い、ステップシーケンサーでグルーブパターンを作っていくアプリ。ディープなサウンドメイキングはもちろん、スタジオだけでなくライブパフォーマンスにも使える本気の音楽アプリ。

まだほんの数分しか試していないのですが、音の方はさすが、コアなエレクトロニックサウンドです。

MIDIなし、AudioBusなし、あくまでもスタンドアローン。Wistは付いています。結構重いので、iPad2ではちょっとキツいです。

App Storeにて¥1,500

Franke Music

 

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1年前にリリースされたiPadアプリOrphionのiPhoneバージョンであるOrphinioがリリースされました。

レイアウトの円の中を撫でたりタップしながら音楽を演奏するアプリ。指をスライドさせるとビブラートがかかったり、デチューンがかかったりもします。

内蔵するサウンドは弦楽器のようなパーカッションのような独特なもので、どのような演奏をするかによって音色を変化させることができます。iPhoneを揺らすとシェイカーのような演奏をすることができるshaker modeも追加されています。

「タッチスクリーン」のために開発されたというこのアプリ。キーボードやパーカッションのような、これまでの楽器とは違う演奏をすることができる新しいタイプの楽器です。しかも表現力がとても豊か。

眠たくなりそう??そんな時はWifiネットワークを使って外部MIDI機器をコントロールしてみるのはどうでしょう?AudioBusもサポートしています。

 

 

Orphinio

App Storeにて¥200

 

 

 

 

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任天堂ゲームボーイの名作音楽ソフト「Nanoloop」for iOS のアップデートバージョン 3.20 がリリースされました。

Oliver Wittchow氏によって製作されたNanoloopはシーケンサー・シンセサイザー・サンプラーが揃った音楽製作ソフトウェア。Nanoloopが任天堂ゲームボーイのためのソフトウェアとして初めて発売されたのが1999年ドイツでのこと、その後世界に名を広め、今でもチップチューン音楽界ではもっとも影響力のある音楽ソフトウェアの一つです。現在はアンドロイドバージョンもリリース中。

久しぶりのバージョンアップということで、私も久しぶりにこのNanoloopで遊んでいるところなんですが、特に電車の中で白熱してしまうことが多々。今となってはごく当たり前のループベースのシーケンサーではあるのですが、ゲームで遊んでいるような感覚で簡単に音楽を構築して行くことができるのが楽しさの理由の一つです。

サウンドの方はゲームボーイ程のワイルドな8ビッドノイズではありませんが、妙にドライなエレクトロニックなサウンドは健在です。ほんの限られたパラメーターを使ってなんとか理想のサウンドを作ろうと頑張ることができるのも久しぶりのこと。何百とプリセットサウンドが用意されている最近のアプリではなかなか楽しめない部分です。

シンプルでミニマリスティックなデザインは、10年以上経った今でも飽きることがありません。むしろ全くノスタルジーを感じさせないのが凄いところです。目にうるさすぎるデザインのシンセサイザーとは違い、音楽を作ることだけに集中することができるんですね。

 

rvxiによるNanoloop Android&iOSを使ったトラック⬇


 

Nanoloop for iOS バージョン3.20の新機能

  • すべてのパラメーターを、ステップごとに調整できます
  • パターンの長さを変えられます
  • チャンネルが8つになりました
  • サンプルの長さが6秒になりました(モノラル)
  • サンプルを詳細にチューニングできます
  • レゾナンス・フィルター
  • ゲインのレンジが広くなりました
  • 滑らかなクリッピング
  • シーケンサで再生中、再生を中断できるようになりました(プレイ&ポーズ)
  • iPadとiPhoneで使用できます
  • カラーはブラックにも変えられます
  • フォント/アイコンの大きさを調整できます
  • 新しいレイアウト
  • バグの修正 (共有がiOS6でも機能するようになりました)

 

いつからの事なのか分からないのですが、NanoloopはMIDI同期も可能なんですね。Wifiネットワークを使えばコンピュータのDAWソフトウェアとテンポ同期を撮ることができます。

App storeでのカスタマーレビューでもあるようにアップデートバージョンの不具合が発生している様子ですが、Twitter oliver@nanoloop によると修正バージョンが間もなくリリースされるとのことです。

 

App storeにて¥400

Nanoloop

 

 

 

 

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ここ数年、たくさんのMIDIキーボードがリリースされていますよね。ちょっと楽器屋をのぞいてみてもその数の多さにビックリします。鍵盤の数も様々、機能も様々です。

僕自身、最近はラップトップを使い、iPadを使い、自宅で作業したり、友人宅で作業したり、ライブをしたりするので、どの用途にも簡単に使えそうなMIDIキーボードを探しているところです。その上、最近はデスクトップ型のシンセサイザーが机の上を散乱してまして、できるならミニサイズのものがいいだろう、ということで試してみたのがNovation Launchkey Miniです。

 

 

 

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