iOS ミュージシャンの必須アプリAudioBusと、そのコントローラアプリAudioBus Remote(別売り)がアップデートバージョンを発表しました。今バージョンの大きな目玉は、iOS 9(iPad Air、iPad mini以降のデバイスに対応)に追加された新機能、スプリットビューに対応したことです。
AudioBusのメイン画面の右端を指でスワイプすると、AudioBus Remoteがスルスルと現れ、スクリーンの1/3くらいのサイズで表示されます。(上の画像)AudioBusの中で起動しているたくさんのアプリを、一つの画面で同時に操作できるようになるので、とっても便利です。
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仏のiOSディベロッパーチームHLO S.A.がリリースしたiOSアプリPlayGroundは、デバイスのスクリーンをスワイプ/タップするだけで音楽を演奏できるアプリです。これが何とも言えず楽しいのです。
シンセアプリやDJアプリというと、いくつものスイッチやノブがスクリーン上に描かれ、バーチャルなキーボードやパッドをたたきながら演奏するものがほとんど。でもPlayGroundには、長方形だったり、楕円形だったり、時にはXYパッドのような大小様々なオブジェクトが並び、これを指でスワイプしたりグライドしたり、タップすることで音をトリガーする仕組みになっています。オブジュエクト同士がぶつかることでも音が出たり、オブジェクト同士がリンクして音を鳴らすこともありあます。
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今日はGarageBand、Logic Pro Xのアップデートだけでなく、アップルの全く新しい音楽アプリMusic Memosもリリースされました。Music Memos は作曲支援ソフト、マイクロフォンを使い音楽的なアイデアをスケッチしておくことができるシンプルなアプリです。とは言ってもよくある「ボイスメモ」的なアプリとは違います。Music Memosはこのボイスレコーダーの機能に音楽的機能(チューナー、コード表示、伴奏機能など)が備わり、さらにGarageBandやiCloud Driveとの連携が加わったアプリと言えます。アップルの環境で音楽制作をしているミュージシャンにとってはかなり重宝しそうです。しかも無償。使用感は後ほどレポートします!
• どんな曲のアイデアもシンプルなインターフェイスを使って簡単に録音できます。
• 録音した曲のアイデアを、仮想のドラマーとベースプレイヤーの演奏付きですぐに聴くことができます。まるで同じ部屋に生バンドがいるかのように、あなたの曲に合わせて演奏します。
• シンプルで直感的なコントロールを使ってドラムやベースのグルーブとサウンドを調節すれば、あなたの曲のアイデアを様々なトーンで聴いてみることができます。
• あなたのギターを内蔵の楽器チューナーでチューニングできます。曲のアイデアをライブラリにまとめられます
• 曲のアイデアに名前をつけたり、不要な録音を削除することができます。
• 曲のアイデアにタグをつけられるので、あとで見つけやすくなります。ヴァース、コーラス、メロー、エネルギッシュなどのキーワードを使うことも、オリジナルのタグを追加することもできます。
• 曲のアイデアに1〜5個の星でレートを付けられるので、気に入っているアイデアを見つけやすくなります。
• iCloud Driveに対応しているので、曲のアイデアのライブラリはいつも安全に保存され、あなたのすべてのiOSデバイスからアクセスできます。曲のアイデアを表示、編集、記録できます
• あなたが演奏したメロディを自動的に分析して、小節と予測されるコード名を表示します。
• 曲のどの部分でも、コード名を変更したり、さらに詳しい情報を追加することができます。
• コードやリズムをどのように編集しても、ドラムとベースの演奏が瞬時にそれに合わせます。
• 録音したサウンドの始めの部分と終わりの部分から、不要な部分をトリミングできます。
• コメント、歌詞のアイデア、ほかのギターチューニング、カポの位置を記録できます。あなたの新しい曲を共有できます
• iCloud Driveを使えば、あなたのすべてのiOSデバイスから曲のアイデアにアクセスできます。
• 曲のアイデアをEメールで送って、友だちと共有したり、ほかのミュージシャンとコラボレーションすることができます。
• あなたのアイデアをiOSのためのGarageBandですばやく開いて、音源をさらに追加したり、曲作りを続けることができます。
• 曲のアイデアをMacに書き出せるので、GarageBandやLogic Pro Xを使って完全なマルチトラックで音楽制作を行うこともできます。
• SoundCloud、YouTube、Apple Music Connect*に投稿できます。
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多くの新機能を備えたGarage Band for iOSのニューバージョン2.1がリリースされました。目玉となる新機能は、音源ループやDJスタイルのエフェクトをリアルタイムでトリガーしながら曲を構築できるLive Loops(画像上)です。これまでのようにタイムラインに沿ったシーケンスだけではなく、パターンベースでの曲作りが可能になります。
さらに、デスクトップバージョンのGragebandやLogic Pro Xにはすでに搭載されているバーチャルDrummer機能や、オートメーション機能が追加、iPhone 6sの3D Touch技術を使うアフタータッチ機能にも対応しています。また、iOS 9の新機能である「AU(Audio Unit)プラグインの読み込み」にもやっと対応しました。
GarageBand 2.1の主な新機能
- バーチャルなセッションドラマーを曲に追加
- シンプルEQ、Compressor、コントロール記録を使ってミキシング
- 音量のオートメーション操作
- Touch Instruments のコントロールを記録
- マルチトラック録音 (iPhone 5s、ipad Air、iPad mini2以降のデバイス、他社製のオーディオインターフェイスの使用で32トラックの同時録音)
- Live Loopsを使ってDJスタイルで音楽を作成(iPhone 5、5c、iPad 4G以降のデバイスに対応)
- ベースプレイヤーのための新しいAmp
- 1000以上の新しいサウンドとループ
- iCloud Driveへのプロジェクトセーブ、ロード
- 3Dタッチ(iPhone 6s、6s Plusのみ対応、ポリフォニックアフタータッチの演奏)
- AU(Audio Unitプラグイン対応)
- Appleの新アプリ、Music Memosとの連携
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昨年末、Abletonはデバイス間のタイミングをワイヤレス・ネットワークを介して同期するテクノロジーLinkを発表しました。複数のAbleton Liveの同期だけではなく、Link対応のiOSアプリ間での同期も行うことができる技術です。Ableton Liveに搭載するLinkはまだベータバージョンの段階で、一般に公開されていませんが、Link対応のiOSアプリはすでにいくつかリリースされています。私もいくつか試していますが、正直言って大満足です。驚かされるのはそのタイミング精度の良さ、そして設定に全く手間がかからないことです。
これで Ableton LiveとiOSアプリの同期問題はほぼ解決です。ではハードウェアも使ってセッションしたい場合はどうしたらよのでしょうか?
新しくリリースされたLINK TO MIDIは、ハードウェア機材にAbleton Link機能を加える無償iOSアプリです。iPhone/iPadをMIDIクロックに対応するハードウェア機材に接続することによって、ハードウェアもLinkセッションに参加できるようになります。
接続には適切なMIDIインターフェイス(カメラコネクションキット、iRig、iConnectivityなど)が必要となります。まずはAira TR-8を使ったデモンストレーションビデオをどうぞ。
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ドイツ・ベルリンに拠点を置く iOSディベロッパーチーム AppBC が新しいアプリModstepをリリースしました。AppBCはこれまで、iOSのMIDI/オーディオ・データのストリーミングツールStudiomux (Midimux+Audiomux)や、Ableton Live専用のiOSコントローラTouchableの開発を行ってきました。
今回リリースとなったModstepはiPad専用のMIDIシーケンサーです。iPad用のアプリというと、デスクトップ向けのソフトウェアの縮小バージョンといったものが多いですが、このModstepに関して言うならばそのような妥協は一切感じられないパワフルなアプリです。
Modstepのトラック数は無制限(デバイスのCPUパワーに依存)、様々な音源(内蔵音源・Inter-App Audioアプリ・ハードウェアMIDI音源・ソフトウェア音源)を使い、本格的なジャムセッションを楽しめます。ステップシーケンサーやピアノロールエディターを使いながらたくさんのパターンを作り、これをAbleton live風のセッションビューでパターンを組み合わせていくのが基本構成です。Modstepは特に、2基のXYパッドにアサインしたMIDI CCをふんだんに使いながらユニークなサウンド/パターンを作れるのが大きな特徴で、iPadのタッチスクリーンの長所を生かしながら、MIDI の可能性を存分に引き出せる操作性は見事です。
また、ModstepはStudiomuxテクノロジーを搭載しているので通常の充電ケーブルを使うだけでコンピューターへのオーディオストリーミングやMIDIデータのストリーミングが可能なので、コンピュータと接続してトラック制作のためのツールとしても活躍します。さらに、バージョン1.01からはAbleton Linkにも対応しているので、友達のiPhone/ipadアプリと同期演奏を行うことも可能となっています。
ここ最近のiPad音楽アプリは、アイデアをスケッチしたりするようなミニサイズのものが多くリリースされていますが、そういった意味ではModstepは世の流れと逆行するものです。とにかく機能が豊富で、初めてこのアプリを開いたときにはどこからどう操作をしていったらいいのか迷ってしまうかもしれません。でも一つハードルを越えれば、この全く妥協のないアプリから新しい音楽制作方法を発見できるはずです。コンサバなDAWソフトに飽きてしまったような方はぜひチェックしてみてください。
Modstepの主要機能 (バージョン1.01)
- 本格的MIDIシーケンサー (ピアノロールエディターとステップシーケンサー)
- MIDIトラック数無制限
- ステップシーケンサー、 アクティブステップ機能付き
- Studiomuxテクノロジーにより、充電ケーブルのみでMac/Windowsへのオーディオ/MIDIストリーミング可能
- 各トラックへは128種類までのMIDI CCによるモジュレーション可能
- 内蔵ドラムサンプラー(フィルター、ディレイ、リバーブ付き、モジュレーション可能)
- 内蔵シンセサイザー(フィルター、ディレイ、リバーブ付き、モジュレーション可能)
- 外部MIDI機器操作のためのテンプレート付属
- テンプレートエディター (IAAアプリ、デスクトップアプリ、外部MIDI機器操作のための独自のテンプレート作成)
- iPad専用MIDIインターフェイス全機種に対応
- 外部MIDIコントローラを使い、主要機能の操作可能
- サードパーティ製IAA インストゥルメンとエフェクトの同時使用可能
- IAAミキサー
- トリガーアウト(iPadヘッドフォン端子からトリガー信号送信、コルグVOLCAシリーズなどとのSync)
- Ableton Link 対応
システム要件
- iOS 8 以降
- Studiomux(オーディオ/MIDIストリーミング)の使用には最新のサーバーソフトウェアのインストール(Mac/Windows対応、無償)が必要
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