touchAble5yearbirthday1

 

iPadでAbleton LiveをコントロールするアプリTouchAbleが5周年を迎えました。5年前というとiPadが発売されたばかりの頃、タッチスクリーンでどこまで音楽制作ができるのか、Wifiによってどこまでのことがコントロールできるのか半信半疑だったことを思い出します。しかしTouchAbleチームの果敢なチャレンジは続き、今や大手ハードウェアメーカーと並べても遜色のないコントローラにまで進化しました。私自身、TouchAbleを使いたかったからiPadを購入したといっても過言ではなく、ここからネットワーク(Wifi)について学んだり、Ableton Liveの奥の奥について学んだことが多くあります。

来月には13インチの大型iPadが発売されるわけですが、そうなればTouchAbleへの期待もさらに高まります。現段階ではTouchAbleはアレンジウィンドウにアクセスすることができないので、そのあたりに一つの課題が見えて来ます。でも私が特にTouchAbleに望んでいることは、作りかけた音楽を完成させてくれる賢いアレンジ機能です。

TouchAbleの5周年を記念した特別セール開催中。まだ持ってない人はこの機会にぜひ!!

http://www.touch-able.com

 

 

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新しいiPhone 6s/6s Plus には指の圧力を感知する3D  Touchという新技術が採用されています。私はまだ使い慣れていないせいか、指を本当にスクリーンに押し込んでいるかのような妙な錯覚を覚えるのですが、人によってはあまり好きでない人もいるようです。

そんなiPhone6sフィーバー真っ只中、iOSディベロッパーbismarkはこの3D Touchを使ったデモンストレーションビデオを公開しました。シンセアプリbs-16のMIDIアフタータッチ機能がiPhone 6sの3D Touchにアサインされ、キーボードを強く押すとビブラートがかかる設定になっています。

ビデオを見る限り、今後この3D Touch技術を利用したシンセアプリやコントローラプリの開発に期待がもてそうです。たとえばGarage BandのSmart KeyboardやSmart Guitar、コルグのiKaossilatorでこの技術が使えるようになったらきっと楽しくなるに違いありません。

今の段階では3D TouchはiPhone 6s/6s plus のみに搭載された機能で、iPadへの搭載予定は発表されていません。

また、これまでのiOSアプリでアフタータッチ機能を使うには、対応MIDIキーボードの接続が必要でした。

 

via Synthetopia

 

 

 

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iOSドラムマシンElastic Drums が間もなくアップデートバージョン1.6 をリリースします。このアップデートバージョンでElastic DrumはMIDIハードウェアコーントローラへのMIDIマップが可能になることと、先日リリースなったばかりのAudioBus Remote にも対応するようになります。

上のビデオでは、Elastic DrumをAudioBus Remote とIK Multimedia のiRig Pads からコントロールしている様子で、Elastic Drumのサウンドをトリガーしたり、パターンチェンジやエフェクト操作をおこなっています。

下の方のビデオはArturia BeatStep へMIDIマッピングをおこなっている様子です。やはりコントローラがあるとドラムマシンはよりドラムマシンらしくなり、Elastic Drum の演奏もさらに楽しくなることでしょう。

 

 

Elastic Drum

App Store にて¥1200

 

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audiobusremote

 

 

iPadやiPhoneで音楽を作るならばもう絶対に欠かすことのできないアプリAudiobus。 このAudiobusをリモートコントローラできるようになるアプリ「Audiobus Remote」がリリースとなった。

このアプリを使うことによって、Bluetooth接続した2台目のデバイスから、AudioBusに接続しているアプリをコントロールできるようになる。例えばDAWアプリのスタートボタンや録音ボタンとして。たったそれだけのことではあるのだが、これまでのように幾つものアプリのスクリーンをめくらなければならず、たったひとつのボタンを押すがために一苦労することが多々ある。でもこれからはスクリーンをスワイプする量が減り、作業が少しばかり楽になる。

AudioBusに対応するアプリであるならばAudiobus Remoteも対応するのだが、「Remote Trigger」というこのアプリのデザインに対応した場合にはもっと細かな操作を行うことが可能になる。今の時点でこの機能をサポートしているサードバーティ製アプリは20種類ほど。たとえば、

  • Loopy HD のレコーディングボタンやトリガースイッチ
  • ドラムマシンアプリDM-1 のサンプルトリガー
  • エフェクターアプリBias FX、JamUpのプリセットチェンジ
  • サンプルスライス・アプリSectorのセクショントリガー
  • Holderness Media社のエフェクターアプリのプリセットチェンジ、エフェクトコントロール
  • Sound Prism Electroのミニプレイヤー表示

といったような操作を行うことができる。

まずはディベロッパーMichael Tyson氏によるプレビュービデオ、そして2つ目のビデオHolderness Media社によるエフェクターアプリのデモンストレーションビデオをどうぞ。

 

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tkfx3

 

Native Instruments のDJソフトウェアTRAKTOR Pro には4つのエフェクト・ユニットが搭載されています。各ユニットはおよそ30種類のエフェクトを装備していたり、1つのエフェクトを操作するシングルモードと3つのエフェクトを同時に操作するグループモードを装備しているなど、DJ用のエフェクターとして考えた時にはかなり贅沢です。エフェクターのパラメーターはかなり落とし込まれているので、数少ないスイッチやノブを使って簡単に操作でき、それでいながらも、とてもパワフルでマジカルなエフェクト効果を作ることができます。

TRAKTORのエフェクターにもっとこだわりたのであれば、ぜひお勧めしたいのが、IMAGINADOのTRAKTORエフェクト専用アプリTKFX 2.0 です。TKFXはNI TRAKTORのエフェクト・ユニットのみをコントロールするアプリ(iOS、アンドロイド対応)で、TRAKTORエフェクターのすべてをタッチ操作できてしまいます。エフェクトの選択はもちろん、各ユニットには4つのバンクが用意されているので、エフェクターの設定をストアし、瞬時にエフェクトの切り替えも行えてしまいます。

tkfx2

TKFXの醍醐味は、カオスパッドのようなXYZ軸を使ってタッチ操作できることです。TRAKTOエフェクターのすべてパラメーターを各軸にアサインすることができたり、スクリーンを触るだけでエフェクトをオ/オフできたり、指を離しても設定をそのままにしておくことができるHOLD機能も装備しています。設定次第では通常のMIDIコントローラでは不可能な奇抜な効果をつくることができ、かといって操作が難しいわけではなく、DJ プレイ最中でもあっても指一本の操作で直感的にエフェクト効果をつけることができます。しかも、TRAKTORとTKFXはMIDIクロックによって常にテンポが同期するので、ディレイのようなエフェクトであってもタイミングはいつもバッチリです。

もっとすごいのがLINKモード(画像下)で、極端な話、指一本だけでTRAKTORの4つのエフェクトユニットをすべて同時に動かすことができます。

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TKFXはバージョン2.0になり、TRAKTORとの接続はwifiだけでなく、USBの充電用USBケーブルで接続することもできるようになりました。レイテンシーの問題も解決され、操作している間のストレスはほぼありません。コンピューター側では常にサーバー(軽いアプリ)を立ち上げておかなければなりませんが、一度設置方法を覚えてしまえば楽になります。1つ不満な点を言えば、サーバーを起動しているとCPUに負担が多くかかるようで、ファンがビュンビュン鳴り出すところで、これはバージョンアップで改善してもらいたい部分です。

とはいえ、ほぼ完璧なまでにTRAKTORのエフェクトをコントロールし、様々なサウンドを作ることができるので、ついつい時間を忘れて遊んでしまいます。TRAKTOR の数あるエフェクターをもう一度見直す良いきっかけにもなります。

 

TKFX 2.0

価格はフリーですが、内課金制で各機能をアンロックしていくシステムになっています。

 

 

 

 

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iOSドラムマシンElastic Drumアップデートバージョンが間もなくリリースされます。Elastic DrumはiMaschineやiMPCのようなサンプルドラムマシンとは違い、ドラム・サウンドを一から作り出すことができるユニークなドラムシンセサイザーです。シーケンサー・セクションは特に柔軟で、シーケンス速度や再生範囲を各トラックごとに設定することができたり、パラメーターのオートメーションをレコーディングすることもでき、トリッキーなパターンもあっという間に作れてしまいます。MIDIイン、MIDIクロックにも対応しているので、midimuxやaudiomuxと一緒に使えばDAWソフトウェアとリンクし、エレクトロニック音楽制作のための必須ドラム音源となるのではないでしょうか。

これまでのバージョンでもiPadに対応していましたが、最新バージョンではiPadに最適化したレイアウトが採用され、操作は断然快適なものになっています。また、MIDIクロックアウトにも対応するようになり、Elastic Drumをマスターにすることもできるようになります。

Elastic Drumは最新バージョンのリリースに伴い価格がやや上がることがアナウンスされてますので、もしまだ試していない人は今のうちに購入しておくことをお勧めします。

 

 

elastic3

elastic4

 

 

App Storeにて現在¥800

Elastic Drum

 

 

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