マスタリングエンジニアというプロフェッショナルな職業が存在するようにそこには奥の深い深い作業があるわけです。でも最近はデモ音源をクライアントに聞かせる段階からでも音圧、音量などの是非を問われることが多くなり、仮のマスタリング作業を自分で行なう人も多くなってきているようです。インディペンデントなエレクトロニックミュージックプロデューサーの場合(私が知った範囲のことですが)は、プリマスタリングも含め音楽プロデュースの一環と考える人も多く、マスタリングツールを駆使し追い込みをかける姿をみることも多くなってきました。
そのマスタリングソフトウェアの定番のひとつ、となりつつあるのがiZotope のOZONEというソフトウェアですが、このOZONEが先日バージョン6 をリリースしたばかりです。
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iZotope Ozoneがバージョン5をリリース、マキシマイザー、EQ、マルチバンドダイナミクス、ステレオイメージング、ハーモニックエキサイター、リバーブ、ディザリングの8つのマスタリングツールからなるエフェクトプラグイン。解析された音が3D、2Dのスペクトログラフやラウドネスメーターなどにより表示されるだけでなく、いじった内容がどの程度効いているのかが瞬時にわかるビジュアルフィードバックが得られるというスゴさ。音的に何がおこっているのかを理解する助けとなります。そしてそのビジュアルのすごさは超マトリックスな世界。
特に筆者が気に入ってるものはEQ、ハーモニックエキサイター、ダイナミクス、リバーブのモジュールに搭載されているMID/SIDE Prosessingという機能。ステレオイメージの中域とサイドを別々にコントロールできるもので、例えば左右に広がった音だけにリバーブかけ、センターに置かれているキックやボーカルにはそのリバーブはかけない、、などといったことが可能になる。
iZotope トライアルバージョンあり