KAOSS DJ_top

コルグの新しいDJコントローラKAOSS DJ はSeratoとタッグを組んだようです。

KAOSS DJ にはカオスパッドが搭載し、多彩なエフェクターコントロールを可能にするDJコントローラです。エフェクトプログラムは合計で120!も搭載しているそうで、選ぶだけでも大変なこととなりそうですが、他社のDJコントローラーよりもさらに過激なエフェクトプレイを堪能できそうです。オーディオインターフェイスも内臓しているので、コンピューターとのUSB接続だけでDJ プレイが可能になるわけです。Serato ユーザーの新しい味方となるでしょう。この薄型のデザインも他社のコントローラとは違ってリラックスして見えますよね?

スタンドアローンの2チャンネルのミキサーとして使うことも可能で、その際はKAOSSエフェクターも使えるようになるそうです。ターンテーブルやCDを接続してDJを楽しむことはもちろんですが、例えばシンセサイザーの類を接続したらどんなことなるのでしょうか?MIDI 端子が付いていれば、今なお数多いKAOSS PAD3 ユーザーのハートも掴めたのに。

KAOSS DJは2月下旬発売、価格は¥30.000前後となるそうです。

 

 コントローラの縁がキラキラ光るのはもしかしたら音量レベルメーターなのでしょうか?

タッチパッドに光が灯らないのは残念。

 

KORG


先週アメリカで行われていたNAMM2013ではMS-20 Miniを発表し、世界中のシンセファンからの大注目を浴びたコルグ。過去のシンセサイザーの名機が今の時代のプラットフォームに生まれ変わることで、何か新しいものを発見できそうな未来を感じているのかもしれません。

さて、今日の話題はiOSアプリKorg iPolysix for iPad。こちらのほうは1981年に発売されたアナログポリフォニックシンセサイザーの名機をiPadで再現しており、昨年末から発売になり大ヒットを記録しているアプリ。Polysix2台分の音源に加えドラムマシンやシーケンサーも新開発され、大きく生まれ変わったPolysix。

iMS-20などのiOSアプリやKORG Legacy Collection、DS-10の開発を手がける グループのメンバー3名(福田さん、中島さん、井上さん)に開発にまつわるお話を伺いました。

 

i:今回iPolysixを作ることになった経緯を聞かせてください。

中島さん 開発リーダー:
以前にモノフォニックシンセiMS-20を出していますが、今回はポリフォニックシンセのアプリを出したら面白いんじゃないかなと思ったのが始まりです。MS-20とは違ったアナログポリフォニックの良さを全面に出せるもの、ということでPolysixを題材にしてみました。MS-20(1978年)のモノフォニックの時代からPolysix(1981年)のポリフォニックの時代に変わって行く時代にタイムスリップするイメージですね。

福田さん グループマネージャー:
去年、別のチームと一緒にReason用のPolysixを出したり、Google I/Oという開発者イベントでmiselu用のPolysixバージョンを展示したり、なにかとPolysixに関わることが多かった というのが大きいです。

 

 i:コルグさん的にはPolysixに特別大きな思入れがあったり?

福田:企画の段階からいつも自然とPolysixの話題がもちあがるんですよね。去年はPolysixに関わる流れがあり、僕らのチームはiOSがメインなんで、iOSでもPolysixを出さないわけにはいかないだろうって話になりまして、作るんだったら史上最強のPolysixを作ろうかってことになりました。

 i:Reason用、Google miselu用、そして今回のiOSバージョン、大きな違いはあるのですか?

中島:音質的にはコアの技術を使っていますのでどれも同じモノと言えます。構成的にはiPadだけで曲を作れるものをつくりたかったのでiPolysixにはシーケンサーを付けたり、またオリジナルにはない波形やハイパスフィルターパラメーターも追加しています。

 

福田:オリジナルのPolysixでキックの音を作ろうとするとけっこう難しかったりするものですから、そのあたりをアシストするような機能を加えて、iPolysixだけでどこまでのシンセサイズができるのかを目標にして作りました。

i:オリジナルのPolysixは完全再現できてるんですか?

中島:もちろんオリジナルにある主なパラメーターはすべて含まれているのでオリジナルに忠実です。
アナログモデリングCMT(Component Modeling Technology)というコルグの技術で、以前発売したKorg Legacy Collectionで使ったものと同じ技術をつかっていますね。

福田:音を忠実に再現するために真面目な計算をしているんで、とても正確にできてますよ!

 

i: 最近始めてオリジナルのPolysixをさわる機会があったんですけど、ほんとすばらしい楽器ですよね、、まだまだ聞いたことのないようなサウンドがつくれたり。

当時としては外観にもこだわっていてカッコいいですよね、木の枠がついていたりとか。

 

i:iPolysixではじめて搭載されたシーケンサーPolysiqですが、おもしろいですね。見た目からしてもかなりいい感じですよね。

中島:いやあ~ありがとうございます。ステップシーケンサーの良さと、ポリフォニック、その両方の良さが上手く合わさって楽しめるようになったかなと思ってます。

井上:シーケンサーの見た目というとどうしてもピアノロールになってしまいがちなところがあって、そこをどうずらしてあげると面白いかなと考えましたね。

 

福田:ここは時間かけましたね。ミキサーの部分はKMX-8という昔の機種をベースにしていますが、シーケンサーに関してはポリフォニックのアナログシーケンサーってあまり思いつかないところじゃないですか。ピアノロールとはちょっと違った昔のスイッチ感みたいものを出せるように試行錯誤しました。

i:レトロでいて、新しい感覚がいいですね。テクノ心をくすぐるものがありますよ。

福田:Polysixが発売されたのが1981年ですが、当時ポリフォニックシーケンサーを作ることになっていたら、これに近い形になっていたんじゃないかなあーなんて思ってますね。

 

i:Polyshare(Sound cloudを使った楽曲の公開)では大勢の人が曲をアップデートしていますね

福田:あれは一番お勧めの機能ですね。

i:リミックスコラボっていうのはどのような機能なんですか?

福田:サウンドクラウドにソングデータとオーディオデータを一緒に付けてソングデータ部分をダウンロードしてリミックできるような形にしてあるんです。iMS-20で世界で初めて搭載した機能です。

iPolysixではすべての音を1から作っていかなければなければならないのですが、よくこれだけのことができるなあと、驚くようなカッコイイ曲がたくさんあります。 また国旗を出したんですけど、スウェーデンの人がいっぱ いあげてるなあ、とか、思いもよらなかった所からアップされていたりとか、スゴい面白いですね。

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Korg iKaossilatorがバージョン2.1をリリース。嬉しいのは、iTunesを経由してオーディオ素材をインポートすることが可能になったこと。これによって自分が作ったループをiKaossilatorでミックスすることができるようになります。ピッチコントロールはできないようですが、テンポチェンジ、フィルターコントロールをすることができます。

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NAMM2012、KORGからは2種類のKAOSSファミリーが発表になる。iPhoneアプリiKaossilatorによって認知度を上げたKaoss、今度はハードウェアでの戦いに挑むようだ。赤色のMini Kaoss Pad2と黄色のMini Kaossilator2。Miniというだけあって可愛らしい携帯電話のような形をした手のひらサイズのマシンになっている。やはりMIDIが付いていない。

Mini Kaoss Pad2

プログラム数: 100

プログラムカテゴリー: フィルター (15), モジュレーション (15), LFO (20), ディレイ(10), リバーブ (5), ルーパー (20), ボコーダー (5), シンセサイザー (10)

デモサンプル: 6 プリセットループ (House, HipHop, Electro, Breaks, Dubstep, D&B)

サンプリング周波数: 48 kHz

AD/DA : 24-bit

入力端子: ラインインプット (stereo mini jack type)

出力端子: ヘッドフォンアウトプット(stereo mini jack type)

データストレージ: microSD card (512MB – 2GB) microSDHC card (2GB – 16GB) *SDXC cards cannot be used.

電源: 単3電池 x 2 AC アダプター(オプション)

電池寿命: およそ5時間 (ニッケルメタル電池使用の場合)

寸法 (W x D x H): 76 mm x 128 mm x 25 mm

重量: 105 g

オプション: AC アダプター

アクセサリー: マニュアル, 単3電池x2

 

追記 MP3プレーヤー搭載なのでDJ的なプレーも可能、またマイクロフォン、スピーカーも内蔵しているのでいろいろな使い方ができそうですね。

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バージョン1.0のリリースからはや2ヶ月、友人知人にipad音楽アプリをデモンストレーションする際には必ず見せるようにしているこのアプリ。人によってはこの色使いが下品だとか言う人もいるのですが、iMS-20やiElectribeのようなやや真面目な音楽アプリとは違い、単純にスクリーンをタップするだけで誰もが音楽を楽しむ事ができ、iOS音楽アプリのシーンを盛り上げている代表的なアプリと感じる。

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下のビデオの音源はたった一つのドラムループから作られており、ほかのエフェクトはいっさい使われていません。Stutter EditはMIDIキーボードにマップされたトリガーボタンを押すだけでStutter Edit内の様々なエフェクトバンクをリアルタイムで切り替えることの出来るプラグイン。ビットリダクション、パン、ディレイ、フィルターなどなどStutter Gestureが作るそのエフェクトバリエーションは無限大といえるでしょう。ほとんどのDAWアプリケーションのプラグインとして作動。150ドル。

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