先日行われたKorgの新作発表会。今回はMonotron関連の新作発表はなし、ということで、世界のテクノマニアはやや落胆気味の様子。それよりももっと彼らの心がときめいたのは、あるハッカーによって投稿されたYouTubeビデオ KORG MS-20 ControllerとRaspberry-Piシンセサイザーだったようです。
Raspberry-Piは先日もお伝えした通り、わずか3000円で手に入る小型コンピュータボード。そしてMS-20 Controllerは数年前にプラグインシンセ Korg Legacy CollectionのUSBコントローラとして発売されていたもの。ビデオではこのコントローラを使いRaspberrz-Piをコントロールしています。MS-20のクローンシンセとして作られているわけではありませんが、サーキットベンディング的な手作り感とアナログフィルターのノブ操作が、テクノマニアが今もっと好きなものであることは間違いないようです。
個人的にはすっかり見落としていたこのMS-20コントローラなのですが、今ではiPadアプリiMS-20のコントローラとしても使用することができ、使い道は他にもまだいろいろ考えられるような気がします。なんといってもUSBコントローラにしてこのノブの大きさはかなり魅力的。残念ながらこのコントローラはすでに販売終了になっています。すでに持っている人はラッキー、今からオークションサイトで探してみるのも全くアリなのかもしれません。
via CDM
現在開催中のGoogle主催の開発者向けイベント「Google I/O 2011」において、Android搭載マシンMiselu Neiroが展示されている模様です。モバイル音楽ツールとしてだけではなく、様々なメーカーとのパートナーシップによって開発されるアプリケーションには特に注目が集まっており、そのうちの一つ、Retronyms開発によるドラムマシーンXOX Drum Derangerについては先日お伝えした通り。
そして今日公開されたアプリケーションは、nStudio(パッドベースのサンプラー、シーケンサー、ミキサー)とPlasma Sound (テルミンとキーボードをベースにしたインストゥルメント)。さらにシンセファンの目を輝かせるのはKorgのPolysixとYAMAHAのVOCALOID。Polysixは80年代に製造され、今でも人気を誇るアナログシンセのエミュレート版。そしてVOCALOIDは言わずと知れたYAMAHAの音声合成技術。 こういう展開になるとiPad追撃もありえるのかも。。発売時期は2013年。ますます期待が高まってきました。下のビデオはEngadgetのレポートより。
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派生していくKorg Monotron。ついこの間はNasty Monoというフィードバックコントローラーを紹介したばかりですが、今日のシンセ系ニュース界隈ではMegatronというドッキング型拡張音源が話題になっています。Monotronをディバイスに差し込むとMIDIコントロール可能なベースシンセに変身。加えて、エンベロープ、パルス波、サブオシレーター、オーバードライブも付いているという完成度の高さ。しかし残念ながら売り物ではありません。詳しくはJacob Watters氏のサイトよりどうぞ。
Korg Monoシリーズ(monotron/monotribe)用にデザインされたフィードバックコントローラー、i/oアダプター。Korgアナログサウンドがもっとエグい音になる!Amazing Machinesサイトでオーディオデモが聞けます。$59
– Stereo 3.5mm I/O cables
– Mono 1/4″ Auxiliary Input
– Mono 1/4″ Audio Output
– Feedback Attenuator for Optimal Control over the Feedback Path
– Fixed Passive Low Pass Filter to clean up the Feedback Path
– Passive Device, no batteries or PSU needed