10月1日から発売になるNative Instrumets Maschine MK2ですが、それよりも一足先にリリースされたNative Maschineソフトウェアのアップデート 1.8.1。インターフェイスがカラフルになり、操作する気持ちも大きくリフレッシュされることでしょう。すでに登録済みのユーザーはNI サービスセンターより無償アップデートを行うことができます。さらにNIの人気シンセソフトウェアMassiveのフルバージョンもダウンロード可能に。

得に今回のアップデートの目玉となっているのが、オフラインでのタイムストレッチピッチシフト機能、そして新しいエフェクター(Transient MasterTape Saturator/Tube Saturator)の追加。その他多くのワークフローの改善がされています。

  • トランスポートコントロール Maschineをプラグインモードで立ち上げている際でもハードウェアのトランスポートスイッチを使うことができるようになります。(最新バージョンのController Editorでアクティベーションが必要。設定方法はこちらを参考にしてください。)
  • ハードウェアからのノートエディット機能強化 各ノートのタイミング、長さ、ベロシティをそれぞれハードウェアからエディットできるようになります。(Selct+Events)
  • Panic ボタン(Shift+Mute) 長いサンプルを再生した場合でも、途中で音を止めることができるようになります。
  • Beat RepeatのPinnning Beat Repeatボタンを固定することができるようになります。
  • サンプルプレイインディケーター サンプルウェーブを表示している際にプレイポジションを表示するインディケーターの追加
  • サンプルを含めたグループのセーブ
  • 見つからないサンプルファイルの扱いを強化
  • カラーコーディング

 

Native Instruments Maschine

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Maschineに標準で付属する音源はおよそ6G分のもので、サンプルの数は18000以上。ダンスミュージック系のサウンドやドラム、パーカッションサウンドが中心となっていますが、ベース、リード、アコースティックドラム、ピアノ、ストリングス、ブラスなど、幅広いジャンルでも使えるインストゥルメントサウンドも用意されています。

バージョン1.6でのライブラリスペックは次のリンクの通り

どのサウンドもすでに磨きがかけられており、とてもクリアーで、前に出てくるサウンドは今の時代にもっともアピールするところでしょう。ダンスミュージックに不可欠な低音に関しても十分に気が配られており、たとえばTR-808や909のキックに関しては、本物と比べてもあまり引けをとらない位の厚みを感じることができます。それもそのはず、Loco DiceやTimo Maasなど有力現役アーティスも音源制作に参加しているようです。

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昨日発表されたMaschine mkⅡ ですが、ハードウェアの性能がより高まったということで早くさわってみたい気持ちが高まるばかりなのですが、今日はちょっと冷静になって現段階までのMaschineについての見解をまとめておこうと思います。

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iPadアプリLemurを使い、Native Instruments MaschineをコントロールすることができるSL-M1。左手にある2つのパッド、右手に並ぶ4つのスライダーを使い、最大での64のMaschineマクロコントロールノブを操作することができる。大型のMaschineコントローラには8つのノブがついていますが、両手を使って操作ができるのは当然2つのノブまで。このSL-M1を使うと両手を使って同時に8つのパラメーターを同時操作できたり(8つはちょっと多すぎかもしれませんが)、瞬時にパラメーターをリセットすることやフルレンジにすることができ、iPadならではのコントロールが可能になる。通常のMaschineのコントローラでは及ぶことのできない、より複雑で新しいサウンドを作ることができ、テクノ心が大きく揺すぶられます。ライブ環境でも使えそう。Lemurプレミアムコンテンツ、フリー。

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Native Instrumentsが MaschineとMaschine Mikroの大幅割引を実施中。8月31日まで。これは相当うれしい話ですね。MaschineとMaschine Mikroのどちらにしようか迷う人たちも多いかもしれないので幾つかのポイントをあげておきます。

Maschineのソフトウェア自体は共に全く同じモノなので、出てくる音は全く一緒なのですが、大型のコントローラーだとコンピュータの画面を見なくてもほとんどのことをコントローラーだけで操作することができますが、Mikroだとそう簡単にはいきません。たとえばサンプルの編集だったり、音源やエフェクターを選ぶ時には大型コントローラーの方のスクリーンを使う方がはるかに分かりやすいです。

そしてノブやボタンの数から見ても分かるように、大型のほうがリアルタイムに操作できることがはるかに多いです。例えば、演奏中にエフェクターをグリグリといじったりしたい人には断然大型の方をお勧めします。

それからMikroにはMIDI端子が付いていないので、今後コントローラー等の拡張をして行きたいひとは注意しておいた方がいいかもしれません。しかしMikroの魅力はそのコンパクトなサイズ。パッドをたたくことに集中するのであればMikroでもまったく問題ないでしょう。

Native Instruments Maschine


Jeremy EllisによるNI MaschineとMaschine Mikroを使ったデモンストレーション。ドラムマシンにもソウルがあるじゃないか!

サンプルネタはHow long do I have to waitという曲。こちらもとてもよいです。