これまでローランドのJX-3やAlpha Juno のハードウェアプログラマーをリリースしてきたDTRONICSが、今度はヤマハのDXシリーズ全モデルに対応するハードウェアプログラマーDT-7をリリースします。
ヤマハDx-7はシンセサイザーの歴史の中で最も成功を収めたシンセサイザーですが、それと同時に最も操作が面倒なシンセサイザーでもあります。リリースからおよそ30年の時を経て、今、すべてのパラメーターをシフトキーなしでノブ操作できるようになります。
価格1249ユーロ、販売時期は間もなく。コルグのVolca-FM じゃ小さすぎるのよという人はDTRONICSのホームページをチェックしてみてください。
ユニークなユーロラックモジュールで注目を浴びている、チェコ共和国を拠点とするBastl Instrumentsが、またもやナイスな製品を開発しているとのこと。本日公開されたティザービデオでは、60個のノブが付いたプログラマー/エキスパンダーThe Sixty Knobsがお披露目されています。The Sixty Knobsは、Sonic Potionsというこれもまたインディー・メーカーのデジタルドラムマシンLXR Drum Synthesizerの専用コントローラーとなるようで、LXR Drum Synthesizerのシンセパラメーターをほとんどすべてリアルタイムで操作し、LXRのパワーを存分に引き出すことができるようです。ビデオを見てもわかるように、これがめっちゃ楽しそうなのです。やっぱり僕らはノブが好きなんですかね。
価格、販売時期は2016年初夏に発表予定とのこと。
まだLXR Drum Synthesizerの音を聞いたことがない人はどうぞ⬇︎。
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仏のExpressive Eという新しいメーカーが、シンセサイザーのためのエクスプレッション・コントローラーTouchéを発表しました。見た感じは、サスティーンペダルが進化したかのようです。または、高級な靴磨きの台か何か。でもTouchéは手で操作するコントローラです。
Touchéの繊細なメカニズムが手の振動や圧力を検知し、まるでアコースティック楽器を扱うかのように、シンセサイザーを操作します。また、Touchéに付属するソフトウェアからはパラメーターのカスタマイズを行え、MIDI、CV、USBポートを通して、様々なシンセを操作できます。コンピューターなしでもシンセサイザーと接続できるのは一つのメリットです。
まずはイントロダクションビデオで、Touchéアクションとサウンドの方をチェックしてみてください。
どうでしょう。これまでになかったエレクトロニック音楽の演奏表現です。フランスの電子楽器オンドマルトノにも通づるものを感じます。
例えば、シンセサイザーでビブラートを表現しようとすると、LFO、または指でノブを摘みブルブルと震わすか、モジュレーションホイールをグリグリ動かすといった方法が考えられますが、Touchéならばもっと柔らかく、もっと自然な表現が可能となるのでしょう。
本体は木製のスキンで覆われているとのことですが、実際どんな感触なのでしょうか。いつも触っていたくなるような感触だったら良いですね。
Touché概要
- 1 木製スキン
- 4 エクスプレッション・コントロール、 フォースフィードバック、感度調節可能
- 4 CV/Gate アウトプット (3.5mm) 最大レンジ -10V / +10V
- 1 MIDI In/out (MIDIアダプター用3.5mmジャック )
- 1 USB port(タイプB)
- 1 エンコーダプッシュボタン & 2 ボタン
- 4 マルチカラーLEDs
- 寸法 : H x W x L = 60 x 102 x 250 mm
- 重さ : 1kg
価格、販売時期はまだ発表されていません。
仏のシンセメーカーArturiaは、32鍵のMIDIキーボードKeyStepを発表しました。KeyStepは大評判となったシーケンサーコントローラBeatStepと同様、MIDIやCVを使い、ソフトウェアシンセやハードウェアシンセ、iOS、モジュラーシンセなど様々な音源を操作できます。ステップシーケンサーがポリフォニックに対応していることが大きな特徴で、これによって各ステップには8つまでのノートを書くことができます。また、アルペジエーター、一つの鍵盤を抑えるだけで和音を演奏できるコードモードなど、便利な演奏機能を搭載。フットペダル用のインプット端子は、ノートのHOLD機能としてだけではなく、アルベジエーターの起動スイッチとして使うことができます。
- キーボード Arturia社製の32鍵のスリムキーボードを採用、ベロシティとアフタータッチに対応
- タッチストリップ型のピッチベンドとモジュレーション
- ペダルスイッチ用インプット端子は、HOLD機能だけではなく、アルペジエーターの起動も可能
- ステップシーケンサー 64ステップ、各ステップは8ボイスまで使うことが可能、リアルタイムモード、もしくはステップモードでのシーケンサー書き込みが可能
- コードモード 一つの鍵盤で和音演奏が可能
- アルペジエーター 8つのアルペジオ・パターンを搭載
ローランドは、ポータブル・コントローラA-01 の詳細を発表しました。A-01は、昨年ローランドがリリースしたBoutiqueシリーズと同じフォームが採用され、K-25キーボード(別売り、もしくはセットで販売)とドッキングすることが可能となっています。これまでのBoutiqueは、ローランドのクラシック・アナログシンセがベースとなっていましたが、A-01は、1からデザインされた製品です。
A-01の大きな特徴は、様々な接続方法に対応していることで、DAWソフトウェア、MIDI機材、CV/Gate入力を持つアナログシンセ等を操作します。また、新開発の8ビットCPUシンセサイザーを内蔵しているのも面白い部分です。K-25キーボードを装着していない際には、16ステップのシーケンサーを使い演奏することができ、A-01本体だけでの音楽アイデアの作成が可能です。さらに、単3電池3本で駆動、ミニスピーカスピーカーも内蔵し、スタジオ内でも外出先でも使えるのが魅力です。
- ローランドBoutiqueシンセと同じサイズ、Boutique k-25mキーボードとのドッキング可能
- MIDI In/OutとUSB MIDI(Mac/WindowsのDAWソフトウェアを操作)
- Bluetooth LEを使うワイヤレスMIDIに対応 (Mac/Windows、タブレット、スマートフォンとの接続)
- CV/Gateアウト端子、アナログシンセやモジュラーシンセとの接続可能
- 8ビットのビンテージ・デジタルシンセサイザー内蔵 (公式HPには、開発者・松井朗氏の読み応えのあるインタービューが掲載されています)
- 16ステップのシーケンサー内蔵
- バッテリー駆動、USBバスパワー
- 192×40グラフィックLCD画面
- 0.5 W ミニ・スピーカー
- K-25mとのバンドル・パッケージA-01Kを用意
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コルグは、コンパクトMIDIコントローラnanoシリーズの新バージョン、nano Key Studioとnano KONTROL Studio を発表しました。
両モデル共に、Bluetoothにも対応しているのが特徴で、ワイヤレスで、コンピューター(Mac/Windows)及びモバイルデバイス(iOS)に接続できます。また電池(単4×2)での駆動も可能なので、気軽に外に持ち出すこともできます。
nano Key Studioは、25鍵キーボード(ベロシティ対応)、8ノブ、8ドラムパッド、XYパッドを搭載しています。鍵盤はバックライトが付いており、音程に合ったおすすめのキーを教えてくれるなど、光るガイド役として働いてくれます。
nano KONTROL Studioは、トランスポートキーとミキサーセクション、ジョグシャトルを搭載しています。Logic/Garage Band向けのコントロール・サーフェス・プラグインが付属し、面倒な設定なしに最適なセッティングで動作します。
両モデルに付属するソフトウェアバンドルの内容は以下の通りです。
iPad / iPhone 用アプリ
- KORG Gadget Le(音源内蔵 DAW 音楽制作アプリ)※3 月ダウンロード開始予定
- KORG Module Le for iPad(ピアノ・キーボード音源アプリ)
- KORG Module Le for iPhone(ピアノ・キーボード音源アプリ)
Mac / Windows 用ソフトウェア
- KORG Legacy Collection – M1 Le(シンセサイザー音源)
- UVI Digital Synsations(シンセサイザー音源)
- AAS Ultra Analog Session(シンセサイザー音源)
- AAS Strum Session(アコースティック・ギター音源)
- AAS Lounge Lizard Session(エレクトリック・ピアノ音源)
- Propellerhead Reason Limited(DAW 音楽制作ソフト)
- Ableton Live 50 ドル割引クーポン(DAW 音楽制作ソフト)