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仏のExpressive Eという新しいメーカーが、シンセサイザーのためのエクスプレッション・コントローラーTouché発表しました。見た感じは、サスティーンペダルが進化したかのようです。または、高級な靴磨きの台か何か。でもTouchéは手で操作するコントローラです。

Touchéの繊細なメカニズムが手の振動や圧力を検知し、まるでアコースティック楽器を扱うかのように、シンセサイザーを操作します。また、Touchéに付属するソフトウェアからはパラメーターのカスタマイズを行え、MIDI、CV、USBポートを通して、様々なシンセを操作できます。コンピューターなしでもシンセサイザーと接続できるのは一つのメリットです。

まずはイントロダクションビデオで、Touchéアクションとサウンドの方をチェックしてみてください。

 

 

どうでしょう。これまでになかったエレクトロニック音楽の演奏表現です。フランスの電子楽器オンドマルトノにも通づるものを感じます。

例えば、シンセサイザーでビブラートを表現しようとすると、LFO、または指でノブを摘みブルブルと震わすか、モジュレーションホイールをグリグリ動かすといった方法が考えられますが、Touchéならばもっと柔らかく、もっと自然な表現が可能となるのでしょう。

本体は木製のスキンで覆われているとのことですが、実際どんな感触なのでしょうか。いつも触っていたくなるような感触だったら良いですね。

 

Touché概要

  • 1 木製スキン
  • 4 エクスプレッション・コントロール、 フォースフィードバック、感度調節可能
  • 4 CV/Gate アウトプット (3.5mm) 最大レンジ -10V / +10V 
  • 1 MIDI In/out (MIDIアダプター用3.5mmジャック )
  • 1 USB port(タイプB)
  • 1 エンコーダプッシュボタン & 2 ボタン
  • 4 マルチカラーLEDs
  • 寸法 : H x W x L = 60 x 102 x 250 mm
  • 重さ : 1kg

 

価格、販売時期はまだ発表されていません。

 

Expressive E

 

 


volcafm1

http://createdigitalmusic.com/2016/01/hands-on-with-korgs-new-volca-fm/

 

これにはかなり驚かされました!コルグは、現在、米アナハイムで開催中のNAMM 2016にて、人気コンパクトシンセVolcaシリーズのニューファミリーとなるVolca FMを展示しています。

米テックブログ「Create Digital Music」のレポートによると、Volca FMには、YAMAHAのDX-7と同じく6つのFMオペレーターが採用されています。昨年、YAMAHAはReface DXによってDX-7のリニューアルバージョンを完成させたばかりですが、これには4つのオペレーターが採用されていました。とはいえ、Reface DX は8ボイス、Volca FMは3ボイスといった違いもあります。

Volca FM は、これまでのVolcaシリーズと同様に、ステップシーケンサーやモーションレコーディング等の機能のほか、新機能としてWARP、PATTERN CHAIN、ACTIVE STEPが加わっています。また、これまでよりも大型のセグメントのディスプレイが装備され、ビジュアルによるフィードバックを得ることができます。

Volca FM本体にはたくさんのプリセットが用意され、エディットを行うことも可能となっていますが、YAMAHA DX7のサウンドファイルを、SysEXを通してロードすることもできます。

本体左側には、Volcaシリーズとしては初となる2本のフェーダーが付いており、オクターブシフト、アタック/ディケイコントロール、アルゴリズムのオートメーションが可能になるそうです。これはVolca FMのチャームポイントとなりそうです。

 

価格、販売時期は発表されていません。

⬇︎NAMMのデモビデオを見ていて一番嫌なのはノイズ。周りの人の声やら周りの楽器の音やら、とにかくうるさいです。でもcuckoomusic のビデオでは、ライン入力した 音を聞くことができます。(0:55〜)

 


 

 

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keystep-image

keystep_back

 

仏のシンセメーカーArturiaは、32鍵のMIDIキーボードKeyStepを発表しました。KeyStepは大評判となったシーケンサーコントローラBeatStepと同様、MIDIやCVを使い、ソフトウェアシンセやハードウェアシンセ、iOS、モジュラーシンセなど様々な音源を操作できます。ステップシーケンサーがポリフォニックに対応していることが大きな特徴で、これによって各ステップには8つまでのノートを書くことができます。また、アルペジエーター、一つの鍵盤を抑えるだけで和音を演奏できるコードモードなど、便利な演奏機能を搭載。フットペダル用のインプット端子は、ノートのHOLD機能としてだけではなく、アルベジエーターの起動スイッチとして使うことができます。

 

 

  • キーボード Arturia社製の32鍵のスリムキーボードを採用、ベロシティとアフタータッチに対応
  • タッチストリップ型のピッチベンドとモジュレーション 
  • ペダルスイッチ用インプット端子は、HOLD機能だけではなく、アルペジエーターの起動も可能
  • ステップシーケンサー 64ステップ、各ステップは8ボイスまで使うことが可能、リアルタイムモード、もしくはステップモードでのシーケンサー書き込みが可能
  • コードモード 一つの鍵盤で和音演奏が可能
  • アルペジエーター 8つのアルペジオ・パターンを搭載

 

Arturia

 


Arturia-Matrixbrute

 

仏ソフトウェア/ハードウェアシンセメーカーArturiaは、新しいアナログシンセサイザーMatrixBruteを発表しました。Arturia社はこれまでMiniBrute、MicroBruteといった小型で手頃な価格のアナログシンセをリリースしてきましたが、本日発表されたMatrixBruteは「未だかつてないパワフルなアナログシンセサイザー」と謳われています。

MatrixBruteはモノフォニック/デュオフォニックのセミモジュラー・シンセです。パッチを使う配線方式は採用されておらず、16×16のモジュレーションマトリックスを使い、モジュレーションソースとデスティネーションを組み合わせていきます。その甲斐もあり、通常のモジュラーシンセとは違い、256種類のパッチをセーブセーブしておくことができます。また、16×16のモジュレーションマトリックスは、64ステップのシーケンサーとしても使うことができます。

49鍵のキーボードを採用。エフェクター類(コーラス、ディレイ、フランジャー)はアナログアナログです。12CVインプットと12CVアウトプット端子を装備し、他のモジュラー機器とのルーティングも可能になります。

MatrixBruteは2016年春からの出荷が予定されています。価格の方はまだ発表されていませんが、これはかなりの額となるでしょう。Moog Votagerあたりを狙い撃ちでしょうかね。

 


matrixbrute-44

 

Arturia

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a01

 

ローランドは、ポータブル・コントローラA-01 の詳細を発表しました。A-01は、昨年ローランドがリリースしたBoutiqueシリーズと同じフォームが採用され、K-25キーボード(別売り、もしくはセットで販売)とドッキングすることが可能となっています。これまでのBoutiqueは、ローランドのクラシック・アナログシンセがベースとなっていましたが、A-01は、1からデザインされた製品です。

A-01の大きな特徴は、様々な接続方法に対応していることで、DAWソフトウェア、MIDI機材、CV/Gate入力を持つアナログシンセ等を操作します。また、新開発の8ビットCPUシンセサイザーを内蔵しているのも面白い部分です。K-25キーボードを装着していない際には、16ステップのシーケンサーを使い演奏することができ、A-01本体だけでの音楽アイデアの作成が可能です。さらに、単3電池3本で駆動、ミニスピーカスピーカーも内蔵し、スタジオ内でも外出先でも使えるのが魅力です。

 

  • ローランドBoutiqueシンセと同じサイズ、Boutique k-25mキーボードとのドッキング可能
  • MIDI In/OutとUSB MIDI(Mac/WindowsのDAWソフトウェアを操作)
  • Bluetooth LEを使うワイヤレスMIDIに対応  (Mac/Windows、タブレット、スマートフォンとの接続)
  • CV/Gateアウト端子、アナログシンセやモジュラーシンセとの接続可能
  • 8ビットのビンテージ・デジタルシンセサイザー内蔵 (公式HPには、開発者・松井朗氏の読み応えのあるインタービューが掲載されています)
  • 16ステップのシーケンサー内蔵
  • バッテリー駆動、USBバスパワー
  • 192×40グラフィックLCD画面
  • 0.5 W ミニ・スピーカー
  • K-25mとのバンドル・パッケージA-01Kを用意

 

 

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噂は本当でした。コルグは37鍵の4ボイス・ポリフォニックアナログシンセ Minilogue を1月下旬よりリリースすることを正式に発表しました。市場予想価格は¥55.000前後となります。

Minilogueは、4ボイスのアナログエンジンに、16ステップのシーケンサー(ポリフォニックノート+モーションシーケンス付き)やアルペジオやディレイ・エフェクトを搭載したシンセです。厳密にはオシレーター部とディレイのフィードバック部がアナログ、残りはデジタルということになります。ディレアイの遅延素子以外は全てアナログです。

 

Minilogueの主な機能

  • 新開発の4 ボイスのアナログ・シンセサイザー回路。(2VCO、1VCF、2EG、1VCA、1LFO)(ディレイエフェクト付き)
  • フル・プログラマブル仕様で、200 のプログラムをメモリー可能。(100のプリセットと100のユーザープログラム、8つのフェイバリットプログラム登録可能)
  • 4 ボイスを柔軟に組み換えられるボイス・モード
  • オートメーション可能な16ステップ・ポリフォニック・シーケンサー(モーションシーケンス機能付き)(オーバーダブ可能なリアルタイムREC、鍵盤を順番に引くだけで打ち込めるステップREC)
  • 波形を視覚的に表示するオシロスコープ機能(有機ELディスプレイ搭載)
  • アルミとウッドによるタフでスタイリッシュなボディ(2mm厚のアルミニウム製フロントパネル、ウッドリアパネル)
  • シンクすることで他のグルーブマシンとセッション可能(USB端子、MIDI端子、VOLCAやSQ-1などでもおなじみのシンク端子)
  • スリム鍵盤、ベロシティ対応

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