Novation のLaunch コントローラシリーズに新しいファミリーが増えました。名付けて、Launch Control XL。8本のフェーダー、24個のフェーダー、16のボタンが付いたAbleton Live 用コントローラ。iPadのコントローラとしても使うことができるもプラスポイントですが、カメラコネクションキットが必要となります。

Novation のトレードマークでもあるLaunch Padは2009 年にリリース。その後パッドのクオリティが向上したLaunch Pad S がリリースされるなど、依然、人気のコントローラの一つとなっています。一つ問題を挙げるとするならば、LaunchPadにはパッドしか装備されていないのでスムーズなボリューム操作やスムーズなエフェクター操作を行なうには無理があったわけです。今回リリースされた Launch Control XL には8本のフェーダーが搭載。Launchファミリーにとっては頼もしい存在となるでしょう。

それにしても、なんだか最近名前がややこしくなってきたNovation のLaunch ファミリー。Launch Control という小型コントローラももすでに存在しているほかに、Launch Mini、Launch Pad mini、LaunchPad S、LaunchPad App、LaunchKey App、Launch Key などなど。

 

 

 

Product Hardware Specifications

Knobs: 24 rotary pots
Faders: Eight 60mm Faders
24 assignable buttons
2 template switch buttons
26 LEDs in the buttons and 24 LEDs under the knobs
Kensington security slot

Product Compatibility

Mac OS X 10.9 Mavericks, Mac OS X 10.8 Mountain Lion
Windows 8.1, Windows 8, Windows 7
iOS 7, 6
USB-MIDI class compliant
Live 9.1.3 or later required (As with all new products with Ableton Live support, Ableton provide support only for the latest version of the latest generation of Live)

Product Dimensions

239mm width x 239mm depth x 22mm height (39mm inc knobs)

Product Power Requirements

Launch Control is powered via USB bus power

 

Novation

 

 

 

 


Ableton Live を操作するためのコントローラというと、やはり今のところはAbleton PUSH が抜きん出ている様子ではりますが、実はAbleton PUSHが発売されるもっと前(2010年〜)から同じような発想のコントロール方法を考えていた人たちがいたのです。

 

MIDI リモートスクリプト

通常MIDIコントローラをコンピューターにつなげた場合、たとえ ばこのツマミはどのディバイスに対してどういう動き方をするかなど設定をしなくてはなりません。しかしユーザーがこの厄介な設定をしなくてもいいように各 コントローラメーカーはMIDIリモートスクリプトというファイルを付属し、これをDAWソフトウェアにインストールすることによって、買ったその日から コントローラを使えるような配慮がされています。

例えば、Novation のLaunchPad(上の画像)ですが、NovationのMIDIリモートスクリプトには、ミキサーの操作やクリップのローンチなど、Ableton Liveをごく普通にコントロールするためのスクリプトが用意されています。

 

NativeKontrol 

NativeKONTROL はAbleton Live のためのMIDIリモートスクリプトを販売しているインディーメーカーで、これまでにサポートしてきたMIDIコントローラは以下の通り。新しいMIDIリモートスクリプトを使うことによって、これまでと違う方法でコントローラを使うことが出来るようになるのです。

  • AKAI APC20, APC40, MPC32, MPK61, MPK88, MPK mini
  • Behringer BCR2000
  • Korg nanoKONTROL, nanoKONTROL2, nanoPAD, padKONTRO
  • Livid instruments  Block,  Code, Ohm 64, Ohm RGB
  • Native Instruments Maschine Mk2
  • Novation  LaunchPad Classic/S/mini

 

 

NativeKONTROL LPC-Live

LPC-Live MIDIリモートスクリプトをインストールすると、LaunchPadの機能は大きく広がります。部屋の片隅で眠っていたLaunchPad ( 初代のLaunchPadもサポート)が息を吹き返すかのよう。

LPC-Live には7つのモードがあります。

  1. TRACK(ミキサーコンコントロール:各トラックのボリューム・パン・センドレベルA~F)
  2. DEVICE(ディバイスコントロール:エフェクターやプラグインシンセのパラメーターコントロール)
  3. CLIP(MIDIクリップとオーディオクリップのループ方法を操作)
  4. DRUM(DrumTrack専用のコントロール、ドラムシーケンサー)
  5. SCALE(様々なスケールを使いパッド演奏を行うことができる)
  6. LEARN(4声までの和音を記憶させ演奏を行うことができる)
  7. MONOSEQ(ステップシーケンサー)

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クラブ系人気webサイト「RA」にブルガリア出身のハウスアーティストKink が特集されています。この特集ではKinkがおよそ10分に及ぶライブセッションを披露。数々のコンピューターベースのコントローラにターンテーブルDJテクニックを掛け合わせたスタイル、そしてその堂々のライブパフォーマンスに圧巻。チョップするかのように16ステップでドラムパッドを叩く姿はまるで魚職人かのよう。コンピュータを使うライブが多い今日この頃であってもKinkのライブには体育会的なマッチョさも感じる。このスピードとパワーが多くのテクノオーディエンスを虜にする理由なのだろう。

 

 

 

 

 

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昨日、Monotomysがリリースした「B-Step Sequencer for iPad」。

これまで「B-step Sequencer」は OS X、Windows、Lenuxをプラットフォームとしたスタンドアローン/VSTのソフトウェアだったのですが、昨日、B-Step iPadバージョンがリリースされ、そして今年中旬までにはAndroidバージョンとraspberry pi バージョンのリリースも予定しているそうです。

「B-step Sequencer」はひとつのステップに4つの音を並べコード再生をすることができ、伝統的なシーケンサーとはやや違ったアングルを持つユニークなシーケンサーです。

NovationのLaunchPadがコントローラとしてサポートされており、それも2台までのLaunchPadや、その他のMIDIコントローラからのMIDI CC のレシーブも可能。ライブパフォーマンスでも活躍できそうなセッティングを作ることができるようです。LaunchPadとステップシーケンサーのコンビネーションはピッタリです。

 

 

個人的なところでは、ネットワークMIDIを使った時にどの程度のテンポの揺れが生じてしまうのか?またiPadをMIDI クロックマスターとして使っていいのか? この辺りに注目して試してみようと思っています。

 

 

B-step Sequencer for OS X、Windows、Lenuxにはデモバージョンあり。

B-step Sequencer foriOS はApp Store にて¥1,700

 

 

 

 

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Native Instruments のMaschine。昨年末にMaschine Studioという大型ハードウェアコントローラがリリースされ、これに伴いMaschine ソフトウェアもバージョン2.0 に大きくアップグレードしました。このアップグレードしたソフトウェアがマルチコアプロセッサに対応したことにより、Maschineの動きが劇的に向上したのは記憶に新しいところ。CPUにかかる負担は激減、ライブセットを組む際の悩みの種がかなり解消されました。

さて、そんなMaschineソフトウェアのバージョン2.1が先週リリースされたばかり。

このバージョン2.1 のハイライトとなるのは、Maschineドラムシンセに新しいキックサウンドが加わったことです。そして同じくドラムシンセの「シェイカー」に自動演奏機能が付いたことですが、これらのことに関してはNIのホームページを参考してみてください。

http://www.native-instruments.com/jp/maschine-groove-production/new-in-maschine/?content=2694

 

Maschine 2.1 は劇的なアップデートといった感じではないのですが、Maschineを使い込んでいる人にとっては便利と思われる機能が数多く搭載されています。今日はそのうちの幾つかを紹介してみたいと思います。

 

 

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タブレットと音楽制作の相性は思った以上に素晴らしいものでした。今や数えきれないくらいの音楽アプリがリリースされ、楽器屋を覗いてみても関連機材を頻繁に目にします。特に、タブレットをDAWソフトウェアのリモートコントローラとして使うことや、外出先でもスマートフォンにメロディーやリズムパターンのデッサンを書き込むことができるようになったのも素晴らしいことです。数十年前では考えられなかった機能を数百円で手に入れられるということを考えてみても、これからの世代のミュージシャンはここがスタートポイントともなるのでしょう。

しかし現在のタブレットの欠点といえば平面なスクリーンに表示されるバーチャル鍵盤やバーチャルノブを操作しなくてはならないところ。指の大きさや、指使いの繊細さは個人差はあるものの、もっと直感的な操作をしたいというのが大概のミュージシャンの本音なのではないでしょうか。やはりそこで必要なのはタブレットやスマートフォンに対応するコントローラでしょう。

たとえばNative Instruments はTraktor DJ とそのコントローラKontrol Z1 、NovationはLaunchpad App/Launch Key AppとそのコントローラLaunchkeyをリリースしており、すでにこのブログでもレビューしているように、アプリとコントローラを合体させることで一つの立派な楽器として成り立つ素晴らしい完成度 と個人的には感じています。

(さて、前置きが長くなりましたが)今日、紹介したいのはmikrosonicというメーカーがリリースしたRD4 Grooveboxというアプリ。シンセ・ベース・ドラムマシン×2 これらの音源を組み合わせながら音楽を構築していくことができるアプリで、PropellerHeadのReBirthと似たようなアイデアのアプリです。インターフェイスがとてもシンプルなので操作も簡単。ちょっとさわり始めるとあっという間に時間が経ってしまいます。

このアプリの素晴らしいところはMIDIコントローラに対応しているというところで、Novation LaunchKey MINI には完全対応。iPadにLaunchKey Miniを接続し(カメラコネクションキット要)RD4を立ち上げると、設定などは一切なしで操作を始めることができます。

LaunchKey Miniのツマミを使ってミキサーフェーダーの操作やシンセパラメータを操作することができたり、 Launchkeyのパッドをステップシーケンサーとして使いドラムパターンやベースラインを作ることもでき、特にこのステップシーケンサーがかなり良いのです。RD4 の楽しさが倍増します。

下のYouTubeビデオでそのアクションを見てみて。

 

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