Native InstrumentsのReaktorが6月20日までの大セール。ReaktorはKompleteにもバンドルされている製品なのですでに手にしている人は多数いると思われますが、これまで無償版であるReaktor Playerを使っていた人にとってはステップアップする大チャンス、通常価格¥39,800が今なら¥9,800。
ReaktorフルバージョンとReaktor Playerの違い
- インストゥルメントを自作することのできるストラクチャーへのアクセスが可能
- 付属するアンサンブルの数が70 (Reaktor Playerは3つ)
- ユーザーライブラリー(現在3000以上の無償インストゥルメントがアップされている)の利用が可能
- インストゥルメントのカスタマイズが可能
Max for Liveと同様に、Reaktorフルバージョンユーザーは独自のインストゥルメントを1からデザインすることができるソフトウェアなので、それなりの知識や時間も労力も必要とするかなりハードコアなソフトウェアであることは確かなのですが、本当の意味でオリジナリティのある音楽を作ることのできるソフトウェアと思っています。とはいっても、すぐに音を出したいという人も大勢いるわけで、そんな人は付属するインストゥルメントを試してみるのも楽しいです。シンセサイザー・エフェクター・サンプラー・シーケンサー・ドラムマシンなど、伝統的なスタイルの楽器とは違うユニークな発想のインストゥルメントが70。ユーザーライブラリーには世界中のアクティブユーザーが制作した3000以上ものインストゥルメントがアップしてあり、中には斬新すぎるアイデアのものも。
その他、Reaktorフルバージョンでしか作動しないサードパーティ製の素晴らしいアンサンブルを購入することもでき、Twisted toolsはその代表格。
Reaktor TipsはReaktor専門のチュートリアル・サイト(英語)
Reaktor 5.8
Reaktor 5.8 (フルバージョン+Reaktor Player共)の大きな特徴の一つはOSCに完全対応しているというところで、これによってiOSコントローラアプリ(Touch OSC、Lemur、Konkreet Performer)を使ってReaktorアンサンブルをコントロールすることができます。OSCはMIDIよりももっと細かなメッセージを通信することのできるプロトコルで、ReaktorとiOS対応アプリを利用すれば次世代のMIDIと呼ばれる新しいテクノロジーを体験できる大きなチャンスになるでしょう。Wifiの設定さえ覚えてしまえば、MIDIを使うよりももっと快適にReaktorをコントロールすることができます。プラグインモードとして立ち上げたReaktorからでも操作できます。
ReaktorとiOSの接続方法はNI のサポートページを参照してください。
Reaktor +Touch OSC / Reaktor +Lemur
下のビデオはReaktor付属のグルーブマシンNewscoolをiPadコントローラKonkreet Performerを使ってコントロールしている様子。Konkreet PerformerはSFなビジュアルを操る未来型アブストラクトコントローラ。2,200円。
その他、Reaktor インストゥルメントRazor、Skanner XT、Prism、Spark、The Mouth、The Fingerも半額セール中。こちらはReaktor Playerでも動作可能。
Musicmesse2012のピアノ、オルガン展示コーナーに設置されていたドイツのメーカーEndeavourのブースでは世界初のタッチセンシング・キーボードEvo Keyboardが展示されていました。各鍵盤の表面にタッチセンサーが付いており、指を上下に動かすと様々な表現が加えられるというコントローラーキーボード。さっそく試奏してみることに。
各鍵盤のサイズは通常のものよりも長く、最初はとても奇妙な印象を受けます。鍵盤のハンマーアクションは比較的軽く、Rhodesエレクトリックピアノのような感覚。しかし鍵盤の表面を指で上下に動かしてみると、これは今までのピアノやキーボードとは違う物だということが理解できるようになります。
下のビデオでこのEvoによる新しい鍵盤の感覚をチェックしてみてください。問題は価格が€2700。え?という数字ですが、今年度末にはサイズも値段も縮小された製品が発表されるとのことです。
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先日、紹介したばかりの球体コントローラーAlphaSphereがMusikmesse2012に登場。数年前に日本に留学していた頃からこのプロジェクトに取りかかり始めたというインヴェンターのAdam君。彼からいただいた上の画像はその当時の様子を物語っています。
ミラーボールのような、地球儀のような球体には、48個大小様々な大きさのパッドが取り付けてあり、USBケーブルで接続されたコンピューターのサウンドをトリガーします。パッドのさわり心地はクッションのよう。指をパッドに押し込むような操作感は今までの楽器やコントローラーにはなかった新しいもの。今回のMusikmesseの中で、一番ピースフルで一番フレッシュなエントリーだったのではないでしょうか。下のビデオはアダム君によるAlphaSphereアクション。いまいち音が聞き取りにくくて申し訳ないです。
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