ローランドのYouTube チャンネル「Airaアーティストインタビュー」にリチャードブランジェ博士が登場、Aira SBX-1 について語ります。リチャードブランジェ博士はバークリー音楽大学教授・CSoundの研究者・iPad アプリboulangerlabsのディベロッパーと知られる電子音楽の権威。
リチャードブランジェ博士はSBX-1をモジュラーシンセサイザーに接続。CV信号のレンジを変えることによってバイオリンサンプルの音はピッチを落とし不気味な音に変化していきます。さらに、Aira TB-3 をシーケンサーとして使いトリガー信号を加えていきます。作られたシーケンスパターンの上にはベースサウンド、エフェクター、テルミンが加えられ、ブランジェ博士のオフィスは一気に音響実験室と化していきます。
ローランドAira System-1 が発売されてからおよそ3ヶ月経ちました。私もこのシンセサイザーを手にしてからおよそ1ヶ月経つのですが、最初はトランス系音楽でよく使われているようなザクザクとしたリード系サウンドをもっぱら得意とするシンセなのかと高をくくっていたのですが、たまたまSonicStatesのレビュービデオを見たときに 他のレビュービデオとは全く違う意外なまでにメロウで暖かなサウンドが奏でられているのを聞き、System-1 の作り出す音の幅の広さに気づかされました。それ以降はさわればさわるほどこのシンセサイザーの深みにはまり、サウンドメイキングを楽しんでいます。ちなみにその私のお気に入りサウンドはリンク先の冒頭の14秒間の部分で聞くことができます。
発売されてわずか3ヶ月ではあるのですが、System-1はすでに2回もファームウェアアップデートが行なわれています。また、「プラグアウト」に対応したソフトウェアシンセの発表もすでに2回行われ(SH-1、SH−2)、これまでにない頻度でパワーアップしていくハードウェアシンセサイザーを目の当たりにすることとなっています。
今日はこれまでのアップデートがどのようなものだったのかを中心に見ていくことにします。
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Aira System-1 プラグアウトシンセサイザーの第2弾は1979年のアナログ・モノ・シンセサイザーSH-2 であることが発表されました。
第1弾プラグアウトシンセサイザーSH-101と同様に、SH-2 はプラグインソフトウェア(VST3 とAU )のフォーマットで提供され、これをSystem-1 にプラグアウトすることによってスタンドアローンシンセサイザーとして使うことができるようになります。しかし今回は通常版プラグインシンセサイザー(AU/VST3.6)としての販売も行なわれるようです。価格はプラグインのみが¥9.000、プラグイン+プラグアウト¥14.000となっています。発売は9月25日とのこと。
オリジナルSH-2 は2つのオシレーター+サブオシレーター、3オシレーター並みの厚い音を出す特徴を持つシンセサイザーでした。たまたまこの夏にこのマシンを触る機会があったのですが、出音はとても生々しく、古くさい印象を持ったのですが、そこが今の時代だからなのか妙に新鮮に感じたところです。1979年生まれということもありメモリー機能も付いていないシンセサイザーで、次の日にはちょっと違う音が出てしまうなんてことも多々あり。しかしこれがSystem-1 で再現されるとなるとメモリー機能はもちろんのこと、アルペジオ機能やエフェクター機能も使えるようになるわけで、ファンにとってはたまらないところです。SH-101 プラグアウトシンセサイザーのクオリティがかなり良かっただけに、今回もかなり期待できそうです。
ローランドがリリースするセッションミキサーHS-5。最大5人までがヘッドフォンを使ってセッションやアンサンブルをすることができるミキサーで、それぞれの演奏者はそれぞれのミックスバランスを設定することができ、かつ、アンプモデリングやリバーブなどのエフェクターを加えるえることも可能。
ここまではJamhubとにたような感じではありますが、HS-5 の場合はUSBメモリースティックにセッションをステレオ録音することができたり、PCと接続をすればそれぞれの演奏をマルチチャンネルで録音もできてしまいます。演奏者のセッティングを保存しておくこともできたり、メトロノームが付いているのもプラス。
バンドメンバーみんなで鉄板焼きをつつくような、そんなローランドのデジタルセッションミキサー。
⬇️オフィシャル・イントロ・ビデオ
発売日、価格未定
ローランドのドラムマシンTR-808 のCPUをアップグレードするキットQuicksilver 808 がSocial Entropy 社より間もなくリリースされるようです。 詳細はまだ発表されていないのですが、これまでの同社によるQuicksilver 606やQuicksilver303 と同様に、本体のCPUを付け替えることによってオペレーティングシステムの機能を拡張し、MIDI コントロールモード(USB/MIDI IN OUT/MIDI Clock)や各インストゥルメントのアクセント機能、ライブパフォーマンスに便利なROLL機能やMUTE機能が追加されるものと予想されます。詳細は後ほど。
下のビデオはTR-606のCPUアップグレードキットQuicksilver606の概要ビデオとシャッフル機能のデモンストレーションビデオ。
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