iPad専用のDAWアプリCubasisのバージョン1.4がリリースされました。今回のバージョンアップでもかなり多くの機能が追加されていますが、特に注目したいのは「MIDIクロックの送信」に対応したことでしょう。
MIDIクロック
DAWソフトウェアとドラムマシンのシンクロであったり、シーケンサーマシンとドラムマシンのシンクロであったり、特に複数の機器を使ってシンクロ演奏をさせたいときに使うMIDI信号の一つ。CubasisがこのMIDIクロックの送信に対応したことで、他のiOSアプリ(特にドラムマシンやアルペジエーター)とテンポ同期を計ることが出来るようになり、Cubasisのプレイボタンを押せばそのBPMに合わせて他のアプリも演奏を開始してくれるようになります。
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かつてSteinberg Cubaseに搭載されていた二つのソフトシンセModel E とVB-1が「VSTクラシックvol1」と題してフリーダウンロード公開中。サポートは受け付けていない。もちろんVSTフォーマット、Mac/Windows 64ビット版に対応している。
Model E(写真上上)はMoogのようなインターフェイスのアナログスタイルのシンセ。CPUの消費が低い経済的なシンセ。VB-1(写真上)はバーチャルベース。ピックの位置を変えることができるのが当時とても新鮮だった。
Steinberg Cubaseを使っている方ならもちろんご存知のはず、Cubaseのプラグインとして開発そして搭載されているLoopMashがiPadアプリとして登場。iPhone用のアプリとしてはすでに2011年3月にリリースされており、このブログでも紹介しているのですが、今回はiPad専用アプリLoopMash HDとなったことでその操作性はかなり向上しています。ところでMashLoopとはなんなのよ?という方々はSteinbergホームページにわかりやすい解説があるので、まずそちらの方をご覧ください。
さて今日はこのLoopMash HDを使って簡単なデモトラックを作ってみました。(デモトラックというよりは簡単なアイデアみたいなものなのですが)プリセットされているリズムループ、ベース、サックス、ピアノ、ホーン、ボイスのループをマッシュすることで、それぞれが一体感を持ち、動きのあるグルーブ感をとても簡単に作り出すことができました。いわゆるデジタル音楽的なサバサバとした動きではありますが、アイデアとしては十分なのでは?! 今日作ったトラックでは8つのシーンをセーブ、途中フィルターやビートリピートなどのエフェクターを使ったりし、やや安易な部分もありますが、そこはご愛嬌ということで。
もちろんこのLoopMash HDだけでも十分遊ぶことはできるのですが、オーディオの書き出しやオーディオの読み込みができるようになればループリズムマシンとしてさらに重宝しそうな気がします。さらに欲をいえばコンピューターとのテンポ同期ができるようになれば間違いなく5つ星アプリとなるのですけどね!!
App Storeにて¥1,000