ポータブルな音楽制作ツールで知られる 1010music から、新たなフラッグシップモデル 「Bento」 が登場しました。2025年のSuperboothで発表されたこのBentoは、「Blackbox」の進化形とも言えるデバイスで、サンプリング、シーケンス、演奏をすべてこの1台でこなせる、まさに”PCレス制作”を目指す人のための新世代グルーヴボックスです。
サイズは約20cm × 21.5cm × 5cm、重量は約900g、内臓充電式バッテリーで最大3時間動くそうです。持ち歩いての制作やライブ演奏時にもケーブルなしで使え、スタジオではUSB-Cで安定供給という、非常に現代的なスタイルになっています。
Continue reading »
グリッチやグラニュラー、スペクトラル処理など、ちょっとクセのあるエレクトロニックなサウンドを手軽に操れるユニークなエフェクトペダルが、Polyendから登場しました。
名前はMESS(メス)。Superbooth 2025で発表されたこの新製品は、120種類以上のエフェクトアルゴリズムと4トラックのステップシーケンサーを組み合わせたマルチFXペダルです。シーケンスでエフェクトを動かすそのスタイルは、Sugar Bytesの「Effectrix」や「Looperator」などのプラグインに近い感覚ですね。でもMESSは、それを手元で、ペダルで楽しめます。
『MESS』は、一見すると一般的なギター用のエフェクトペダルのような筐体ですが、その中身は全くの別物。Polyendいわく、
「これは、スタンダードなマルチエフェクトと、モジュラー系ペダルの中間にあるような存在」
── Polyend創業者 Piotr Raczynski
とのこと。複雑なルーティングやパッチングをしなくても、自分好みのテクスチャーや変化に富んだサウンドを即座に作り出せる設計。まさに「遊べる」エフェクトボックスという印象です。
Continue reading »
2025年のSuperbooth 25で注目を集めそうな新製品のひとつが、Erica Synthsから発表されたHexDrum。これは、Hexinverterの人気モジュール「Mutantシリーズ」のDNAを引き継ぎ、デスクトップ型のアナログ・ドラムマシンとして新たに生まれ変わったものです。
実はこのプロジェクト、Hexinverter Électroniqueの開発者Stacy Gaudreauがパンデミック前から着手していたもの。残念ながらHexinverterは現在活動を終了していますが、その構想をErica Synthsが受け継ぎ、ついに製品化へとこぎつけました。
まずはこのカッコいい筐体から放たれる、新世代アナログドラムの音をチェックしてみてください。
Continue reading »