ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-heが、シーケンシャルサーキット1981年のアナログモノフォニック・シンセサイザーPro-1をエミュレートしたプラグインソフトウェアRePro-1のアルファバージョンを公開しました。RePro-1アルファ版はPCとMacのVST/AUに対応しています。
「リサーチ用ソフトウェア」として無償配布されているRePro-1アルファ版は、年内発売が予定されているフルバージョンの一部の機能が制限されたバージョンですが、サウンドクオリティに関しては同等のものが備わっています。また、アルファ版は5つのフィルターモードを搭載していますが、それぞれのサウンドキャラクターやCPUの消費具合が微妙に違います。u-Heはこの違いに関してユーザーからのフィードバックを得ることによって、フルバージョンにどのフィルターを搭載するか参考にするとのことです。アナログシンセの名機Pro-1の完全再現に向けたU-heのリサーチに協力してみませんか。
RePro-1のアルファ版ダウンロードはこちらから。
ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-he は新しいプラグインシンセHive のプレビューバージョンを無償公開しています。Hiveはダンスミュージックの製作にフォーカスしたシンセサイザーです。
これまでどちらかというと堅気でギークなイメージの強いプラグインシンセをリリースしてきたU-he ですが、「楽しいシンセサイザー」をテーマにして作られているHiveはダンスミュージック制作に必要とされるスイートスポットを簡単に見つけることができる作りとなっています。4つのオシレーター、そして各オシレーターのユニゾンモードでは1〜16までのボイス数を選択することができ、かなり重厚なサウンドを作ることも可能になっています。また、CPUへの負担が少ないのも大きな特徴といえるでしょう。
HiveプレビューバージョンははKVRフォーラムより無償ダウンロード可能。このプレビューバージョンは2015年1月31日までの使用が可能になっています。なお、製品版は$149での販売が予定されています。
- Features preview:
- Very low CPU usage
- switch Hive’s engine to different basic characters, on the fly
(buzzword translation would be: Multi Synth Engine Technology™) - 1 to 16x unison for each of the 4 oscillators for “super” sounds
- 2 main oscillators, 2 sub-oscillators
- 2 multimode filters
- Step sequencer & arpeggiator
- 12 slot modulation matrix with 2 targets per slot, 4 envelopes (ADSR), 2 LFOs
- 7 built in effects
- Single screen interface
ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-He は近日発売を予定しているコンプレッサー・プラグインPresswerk のパブリックベータバージョンを無償で公開しています。Presswerk はMac/Win両ホストアプリケーション上にて動作します。パブリックベータでは全機能を使うことが可能になっていますが、12月26日に使用期限が切れることとなっています。
音楽ソフトウェア業界では発売前のソフトウェアを一般に公開することは非常に稀なことですが、U-He は先日発売されたばかりのモジュラーシンセサイザーBazilleやバーチャルアナログシンセDIVA でも同様なパブリックベータ期間を設けてきました。使用方法や使用環境が異なるユーザーからの様々なフィードバックを得ることによって、より完璧な状態での製品販売を試みるU-he の姿勢にはとても好感を持つことができます。
Presswerkはコンプレッサー・コンストラクションキットと呼ばれるもので、複数のコンポーネントが組み合わされたコンプレッサーエフェクターです。ノーマルモードではかなり多くのパラメーターを操作することができますが、より操作を簡単にするために3種類のビュアーモード(optical leveling amplifier、FET compressor、 tube limiter)が用意されており、ここでは馴染みのあるUI での操作が可能になっています。
cleanモード、Analog モード、フィードバックモード、サイドチェーン、サチュレーション、m/sプロセッシングなど多くの機能を搭載したPresswerk、かなり研究しがいのあるコンプレッサーと言えるでしょう。
PresswerkのパブリックベータバージョンはKVRのU-He フォーラムよりダウンロード可能で、12月26日までの使用が可能になっています。つまり、今日からおよそ2ヶ月間、この素晴らしいコンプレッサーを無償で使うことができるわけです。完成バージョンは導入価格$89、通常価格$129 となる予定です。アクティベート方法は以下の通りです。
Temp serial no. (valid till just after x-mas):
Beta Tester (user name)
3GC8O-SLHM1-MYP6-0420-2NXM (serial)
ドイツベルリンを拠点とするソフトウェアメーカーU-he の新しいプラグインシンセBazilleバージョン1.0 が遂にリリースされました。随分前からベータバージョンが公開されていたり、当初は7月にリリースの予定だったBazille ですが、待たされた分だけあって内容はまさにモンスター級となっています。
Bazille はデジタルオシレーター+アナログタイプのフィルターを搭載したハイブリットタイプのモジュラーシンセサイザー。様々なアウトプットとインプットをパッチしながらサウンドメイキングする方法は同社の人気シンセサイザーACE と似ているところではありますが、Bazille はバーチャルアナログというよりはデジタルシンセサイザー。コンピューターのCPUパワーを駆使して作り出される音の幅はかなり広く、太いベース・リード・ファンタジー系パッド・リズムループ・グリッチサウンドなどを得意としています。クオリティーハイ、シンセサイザー上級者向け。
Bazille は現在$89(10月15日までの特別価格)
まずはデモバージョンを試してみてから購入できるのも、さすが大人。
Bazille features
- 4 digital oscillators with simultaneous FM (frequency modulation), PD (phase distortion) and FR (fractal resonance).
- 4 multimode analogue type filters with up to 6 parallel outputs each.
- 4 modelled effects: stereo delay, distortion, phaser, spring reverb.
- 2 LFOs with 3 parallel outputs each.
- 4 ADS(S)R type envelope generators.
- signal processors: Inverter, rectifier, sample & hold, lag generators and quantizer.
- 2 mapping generators (waveshapers) with a variety of drawing tools and controls.
- 8 x 16-step morphing sequencer.
- multiplex modules for signal mixing, RM (ring modulation), AM (amplitude modulation).
- single-page alternative skin included.
- microtuning support (.tun files).
- multichannel MIDI support.
- user interface zoom in 10% steps.
- over 1700 presets…
- azille for Windows and Mac (VST/AU/AAX)
ドイツのソフトウェアシンセメーカー U-he は4月10日から行われるムジークメッセにて、今年の夏に発売予定のソフトウェアシンセBazille 1.0 の発表を行うとのこと。上の画像は残念ながらレンダリング画像のようです。その他テープマシンエミュレーション Satin、コンプレッサー Presswerk、デジタルオシレーターモジュール(for Diva)、フィルターモジュール Uhbie (for Diva and ZebraHZ)、シーケンサー・アルペジエーターコンボ(for Diva)のお披露目も予定しているようです。U-heはソフトウェアシンセ Diva での MIPAソフトウェアインストゥルメント部門の受賞に向けて余念がないようです。
MIPAとは?
ムジークメッセでは、毎年、世界100以上の音楽雑誌の投票によって MIPA (ムジークメッセ・インターナショナル・プレス・アワード)の選出を行っており、プロオーディオから楽器類に渡るおよそ40の部門に分けられている。ちなみに今年のノミネートは、、
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先月末から公開になった映画「バットマン・ダークナイト・ライジング」、前作「ダークナイト」と同様に Hans Zimmerが音楽を担当。壮大なオーケストラサウンドにシンセサイザーサウンドがミックスされた音楽は、架空の都市ゴッサムシティを怪しげに描いている。ヒーロー不在のストーリーと同様に、際立ったメロディーは控えられ、ダークでありながらとてもエモーショナルな印象を受ける音楽でもある。エンジニアのAlan Meyerson のインタビューによると、「実際映画では大小合わせた4000以上のトラックがミックスされ、ひとつの組曲のような仕上がりになっている」という超ハリウッド級のスケール。
このサウンドトラックのシンセサイザーパートに多く利用されたのがドイツベルリンのソフトウェアメーカーu-heによるZebra 2。ワイヤレスモジュールとよばれるシンセサイザーで、音作りの柔軟さと美しい音色はすでに多くの人に絶賛されている。
そして先日リリースされたThe Dark Zebraは、Hans ZimmerとサウンドデザイナーHaward Scarrによって作られたZebera 2 のサウンドパッチ集。「ダークナイト」「ダークナイト・ライジング」で使用された物を含めたおよそ400のパッチが収められており、ハリウッドレベルのサウンドデザインを目の前にできる絶好のチャンス。下のビデオはそのデモンストレーションビデオ。
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