現在Universal Audio(通称UA)では、恒例のHalf Yearly Sale(半年セール)が開催中で、多くのプラグインが大幅に割引されています。

その一環として、UAのシンセサイザー「PolyMAX」が2025年5月〜6月末までの期間限定で無料配布中です。

PolyMAXは、70〜80年代のビンテージ・アナログシンセにインスパイアされた2オシレーター構成のバーチャル・アナログ・シンセで、通常は約2万円する製品。

特定の機種を再現しているわけではなく、クラシック・アナログシンセの“おいしいところ”をうまくまとめたような設計で、扱いやすさと実用性のバランスがとても良いのが特徴です。

モジュレーションの自由度は最近の多機能シンセに比べるとやや控えめですが、そのぶん迷わず音作りに集中できるのは魅力のひとつ。

そして何より、音がしっかり良い。Lo-FiやCitypop、Synthwave系のトラックにもぴったりハマる質感です。

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eventide_h910_hq

 

Universal AudioのUADソフトウェア(Apollo/UADハードウェア専用)新バージョン8.4がリリースされました。目立った新機能はないものの、Mac OS X El Captianとの互換性が向上したことで、OSアップデートに悩んでいたMacユーザーにとってはひとつの安心材料となったに違いありません。

また、新しいバージョンに伴い4種類のプラグインエフェクトもリリースされました。Apollo/UADハードウェアのユーザーはいつものように2週間のデモバージョンを試すことができます。

新エフェクト

  • Eventide® H910 Harmonizer®
  • Oxide™ Tape Recorder
  • Marshall® Bluesbreaker 1962 Amplifier
  • Marshall® Silver Jubilee 2555 Amplifier

今回加わったエフェクターの中で個人的に一番興味深いものはEVENTIDEのハーモナイザーH910です。先日、本家EVENTIDEがプラグインコレクションをリリースしたばかりですが、やはりコンピューターCPUだけに依存しなくていいApollo/UADバージョンの方がなんとなく安心感はあります。

H910のオリジナルが発売されたの1976年。それ以来、数多くの実験的サウンドがこのマシンによって作られてきました。H910は厳密に言えば、ピッチシフト、ディレイ、モジュレーションが組みあわさったエフェクトです。地味な部分から派手な部分まで多彩なサウンドを作る事で有名なエフェクターですが、今でいう所のグリッチエフェクトの先駆けとも言えるようなクレイジーな一面も持っています。

UADバージョンのH910はMIDIキーボードからの制御が可能で、入力したオーディオのピッチを手動で操作する事もできます。UADらしからぬ機能で、ちょっとばかり驚いています。

Universal Audio

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