すっかり音沙汰のなかったBitwigですが、昨日Bitwig studio ベータバージョンのビデオを公開。ビデオではVSTプラグインのロード、そしてクラッシュプロテクション機能についての解説をしています。
まず、Bitwig Studioでは32ビットのプラグインと64ビットのプラグインを並べて使うことができ、これは現在我々がとても必要としていた部分です。また、それぞれのプラグインのパラメーターを素早く探すことができ、オートメーションデータも無制限に書くことができるようです。
そしてもっとも期待できるのが、プラグイン・クラッシュ・プロテクション機能。たとえば現段階では作業中にひとつのプラグインがクラッシュしてしまうとアプリケーション自体までもがクラッシュしてしまい、アプリケーションを再起動、もっと最悪な場合はコンピューターも再起動しなければいけない事態になり、頭をかかえながら悔しい思いをすることがしばしばあるわけですが、Bitwigではたとえプラグインがクラッシュした場合でもアプリケーションのプレーバックに支障なく、プラグイン・リロード・ボタンをおすことで、そのプラグインを再起動し、クラッシュする前の状態に戻すことができるとても賢い機能がついているそうです。
先々週のAbleton Live 9の発表、そして昨日のBitwig Studioベータバージョンのビデオ公開。この二つのライバルソフトウェアのオペレーションの方向性の違いが少しばかりハッキリしてきました。しかしBitwigのリリースまでにはまだ時間がかかりそうな様子です。
ローランドSH-101を模したデザイン、しかしこちらは最大32ボイスのポリフォニックシンセサイザーLuSH-101。8つのティンバーを重ね合わせることで、壮大なサウンドを作り出すことができます。確かにCPUを大きくヒットしてしまうのですが、その分想像力も大きく膨らむでしょう。まずはデモバージョンを試してみてください。プリセットのシーケンスフレーズを使うだけでも何曲か作れてしまいそうな気がします。D16 Group LuSH-101 €149
Samplemodelingからリリースされたバーチャルインストゥルメント「ソプラノ&ベースクラリネット」。ありがちなサンプル音源のように見えますが、ビデオを見てみるとその表現力の大きさに驚きます。クレシェンド、レガート、ポルタメント、ビブラート、装飾音、トリル、ピッチベンド、オーバーブローなどクラリネット奏法の特徴が見事に押さえられ、リアルタイムプロセステクニックによってMIDIキーボードからでも本物のクラリネットそっくりに聞こえるような演奏ができる音源。近くにクラリネット奏者がいない人には朗報。クラリネットをフューチャーしたハウスミュージックもなかなかオシャレかもしれません。Smalemodeling クラリネットはNI Kontaktで動作。€149
ZplaneからリリースになったばかりのVielklang Instant Harmonz V2はハーモニージェネレーターとよばれるもので、入力したボーカルトラックやメロディトラックから2~4ボイスのハーモニーを簡単につくることができるプラグインソフトウェア。ピッチシフト、タイムストレッチ、タイミングエディットも簡単に行うことができたり、ロボットボイスのような効果を作ることもできます。見た感じはMelodyneと似ていますが、こちらはより音楽的な方法で、便利な機能を使いながら作業を進めることができます。DAWソフトウェアのプラグインシンセのスロットに直接インサートすることができるのも便利なところです。デモバージョンあり。Zplane
ComelodyがリリースしたMelodoはとてもシンプルなシーケンサープラグインなのですが、他と違うのは、そこで作ったシーケンスデータを世界中の人とシェアすることができるというところ。たとえばベースフレーズやピアノのリフなど、世界の誰かがアップロードしたデータを試すことができ、読み込んだデータは簡単にDAWソフトウェアに貼付けることができます。また自分が作ったシーケンスデータをアップロードすることも簡単に行えます。オーディオデータとは違いMIDIデータなので、転送速度は全く気になるものではありません。
最近注目されているOhm Studioのようなインターネットセッションとは違い、普段使っているDAWソフトウェアから気軽に参加できるところが新しいです。楽曲製作中、アイデアに行き詰まったときに役にたつかも。ダウンロードはこちらよりどうぞ。フリー Mac/Windows VST/AU