ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-he は新しいプラグインシンセHive のプレビューバージョンを無償公開しています。Hiveはダンスミュージックの製作にフォーカスしたシンセサイザーです。
これまでどちらかというと堅気でギークなイメージの強いプラグインシンセをリリースしてきたU-he ですが、「楽しいシンセサイザー」をテーマにして作られているHiveはダンスミュージック制作に必要とされるスイートスポットを簡単に見つけることができる作りとなっています。4つのオシレーター、そして各オシレーターのユニゾンモードでは1〜16までのボイス数を選択することができ、かなり重厚なサウンドを作ることも可能になっています。また、CPUへの負担が少ないのも大きな特徴といえるでしょう。
HiveプレビューバージョンははKVRフォーラムより無償ダウンロード可能。このプレビューバージョンは2015年1月31日までの使用が可能になっています。なお、製品版は$149での販売が予定されています。
- Features preview:
- Very low CPU usage
- switch Hive’s engine to different basic characters, on the fly
(buzzword translation would be: Multi Synth Engine Technology™) - 1 to 16x unison for each of the 4 oscillators for “super” sounds
- 2 main oscillators, 2 sub-oscillators
- 2 multimode filters
- Step sequencer & arpeggiator
- 12 slot modulation matrix with 2 targets per slot, 4 envelopes (ADSR), 2 LFOs
- 7 built in effects
- Single screen interface
ドイツベルリンのソフトウェアメーカーSugarBytesから新しいプラグインソフトウェア「Looperator」がリリースされました。「Looperator」はエフェクターシーケンサーと呼ばれるもので、16ステップのシーケンサー上に様々な種類のエフェクターを組み合わせることでリズミカルな効果を作りだすことができるエフェクターです。
例えば数小節のドラムループにこのエフェクターを掛けてみると、これがビックリ。退屈なドラムループが息を吹き返すかのように様々なバリエーションを作り始めます。ターンテーブルスクラッチのようなエフェクトから、テープレコーダーがブレイクするようなエフェクト、母音「A.E.I.O.U」をモジュレートするフィルターエフェクト、グリッチ、スライサー、シンセサウンドを作り出すユニークなエフェクトなどなど、もちろんリバーブ・ディストーション・ディレイ・フェーザーのようなエフェクターも内臓しています。
DJエフェクターのようにスイッチをオン\オフしているだけでも楽しいのですが、各パラメーターを細かく設定することによってかなりフリーキーなパターンを作ることもできそうです。EDMのような派手目な音を好む人、オリジナリティを求めるエレクトロニックミュージシャンは是非チェックしてみてください。
近日、詳しい内容を報告します。
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Native Instruments はMaschineソフトウェアのアップデートバージョン2.2 をリリースしました。Maschine 2のオーナーはいつものようにNI Service Center よりダウンロードを行うことがが可能となっています。
今回のアップデートで注目したいのはKeyboard Modeにスケール・コードエンジン、そしてNote Repeat にアルペジオ機能が加わったことです。この機能はハードウェアコントローラ専用の機能で、ソフトウェアからはコントロールすることができません。つまりは、コントローラを使った演奏が今まで以上に楽しくなる新機能といえるでしょう。
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マスタリングエンジニアというプロフェッショナルな職業が存在するようにそこには奥の深い深い作業があるわけです。でも最近はデモ音源をクライアントに聞かせる段階からでも音圧、音量などの是非を問われることが多くなり、仮のマスタリング作業を自分で行なう人も多くなってきているようです。インディペンデントなエレクトロニックミュージックプロデューサーの場合(私が知った範囲のことですが)は、プリマスタリングも含め音楽プロデュースの一環と考える人も多く、マスタリングツールを駆使し追い込みをかける姿をみることも多くなってきました。
そのマスタリングソフトウェアの定番のひとつ、となりつつあるのがiZotope のOZONEというソフトウェアですが、このOZONEが先日バージョン6 をリリースしたばかりです。
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80年代の伝説のシンセサイザーPPG WAVE の開発で知られるWolfgang Palm 氏による、新しいプラグインシンセサイザーWave Mapper 2 がリリースになりました。Wave Mapperはウェーブテーブル方式と、「TSG」という新しい合成方式を搭載したシンセサイザーで、昨年iPadアプリとしてリリースされ、各レビュー等でも多くの好評を得て来ました。実際のところ、このディープで複雑なシンセサイザーの仕組みを理解するには大変な時間を要するのですが、Wave Mapping という革新的なUI によって、8個のパラメータアイコンをスワイプ操作し、マップに配置していくだけで簡単に様々なサウンドが作れる仕組みにもなっています。Mac/WindowsバージョンとしてリリースされたWave Mapper 2ではさらに多くの機能を加え、音色合成の可能性もさらに広げられています。サウンドは前衛的、いままで聞いたことのなかったような質感のサウンドも多数。価格$99、WaveMapper 2 と WaveGenerator 2 のバンドルセットは スペシャルプライス€149 で提供中(11/25まで)
- 3 Audio Oscillators
- Up to 16 resources assembled within a WaveMap
- Audio engine with 4 synthesis modes, and variable wave blending quality.
- 3 Noise generators, for audio and modulations
- Classic 24 dB Lowpass Filter, combined with an overdrive simulation.
- Dual amplifier, for versatile control of 2 audio signals as well as panning.
- 13 Envelopes, for control of pitch, waveform, filter, noise, gain, ringmod, and panning
- 4 LFOs
- Analysis of your own samples and conversion into wavetables and time-corrected samples.
- Powerful Step Sequencer with playback arpeggiator
- Delay/Reverb effect
- Directly accessible context help for each module
- Free configurable schematic keypad, with extremely expressive modulation possibilities.
- Ribbon controller to bend the pitch to variable intervals
- 4 Keyboard Modes, including mono and poly portamento.
ドイツ・ベルリンのソフトウェアメーカーU-He は近日発売を予定しているコンプレッサー・プラグインPresswerk のパブリックベータバージョンを無償で公開しています。Presswerk はMac/Win両ホストアプリケーション上にて動作します。パブリックベータでは全機能を使うことが可能になっていますが、12月26日に使用期限が切れることとなっています。
音楽ソフトウェア業界では発売前のソフトウェアを一般に公開することは非常に稀なことですが、U-He は先日発売されたばかりのモジュラーシンセサイザーBazilleやバーチャルアナログシンセDIVA でも同様なパブリックベータ期間を設けてきました。使用方法や使用環境が異なるユーザーからの様々なフィードバックを得ることによって、より完璧な状態での製品販売を試みるU-he の姿勢にはとても好感を持つことができます。
Presswerkはコンプレッサー・コンストラクションキットと呼ばれるもので、複数のコンポーネントが組み合わされたコンプレッサーエフェクターです。ノーマルモードではかなり多くのパラメーターを操作することができますが、より操作を簡単にするために3種類のビュアーモード(optical leveling amplifier、FET compressor、 tube limiter)が用意されており、ここでは馴染みのあるUI での操作が可能になっています。
cleanモード、Analog モード、フィードバックモード、サイドチェーン、サチュレーション、m/sプロセッシングなど多くの機能を搭載したPresswerk、かなり研究しがいのあるコンプレッサーと言えるでしょう。
PresswerkのパブリックベータバージョンはKVRのU-He フォーラムよりダウンロード可能で、12月26日までの使用が可能になっています。つまり、今日からおよそ2ヶ月間、この素晴らしいコンプレッサーを無償で使うことができるわけです。完成バージョンは導入価格$89、通常価格$129 となる予定です。アクティベート方法は以下の通りです。
Temp serial no. (valid till just after x-mas):
Beta Tester (user name)
3GC8O-SLHM1-MYP6-0420-2NXM (serial)