Native Instruments の新しいプラグインシンセサイザーKONTOURが発売されたばかりです。KONTOURはNI の創始者の一人、REAKTORの開発者としても知られるStephan Schmit氏による発案/開発されたシンセサイザーです。NI のシンセで言うのなら、FM8→Prism のシンセエンジンにさらに磨きをかけた FM音源系のシンセサイザーです。

 

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ドイツのソフトウェアメーカーEisenbergがリリースしたプラグインシンセ「Vier」。ドイツ語でいうところの「4」を意味します。というのもこの「Vier」 は Doepfer  MS-404をモデルとしているところが名前の由来その1。MS-404 はローランドTB-303のクローンとして注目され、今でも根強い人気を持つ90年代のアナログモノフォニックシンセサイザーです。

Eisenbergの「Vier」 はただのMS-404 のエミュレーションにとどまらず、なんと4台分のMS-404を一つのシンセサイザーにまとめてしまいました。これが名前の由来その2。

4台分のシンセサイザーというだけあって、GUIにはかなりたくさんのツマミが並んでいるのですが、これらのつまみ(パラメーター)をグループ/リンクさせ、一つのツマミを回すだけで10個でも20個でもいくつでもパラメーターを同時に動かすことができてしまうところがこのシンセの凄いところです。どのような音が出てくるのかは実験してみなければわからないわけです。

また、キーボードを弾いたときに、4台分のMs-404がどのような方法で発音するのか(ユニゾンであったり、コードであったり)設定することができるボイスマネージメント機能も搭載しています。

90年代のシンセサイザーMS-404が現代に蘇ったシンセサイザーVier。プリセットはかなりオールドスクールなんですけどね、でも、かなり面白いです。デモバージョンもあるのでぜひ試してみてください。

  • Oscillator parameters: Glide, Tune, Pulsewidth amount (square, saw and noise PWM)
  • Filter parameters: Frequency, Envelope (mod amount), Emphasis
  • Envelope parameters: ‘Accent’, ADSR
  • Drive control for each voice
  • VST/AU/RTAS plugin for Mac and Windows
  • 価格はユーロ99

 

 

Eisenberg

 

 

 

 

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ドイツベルリンを拠点とするソフトウェアメーカーU-he の新しいプラグインシンセBazilleバージョン1.0 が遂にリリースされました。随分前からベータバージョンが公開されていたり、当初は7月にリリースの予定だったBazille ですが、待たされた分だけあって内容はまさにモンスター級となっています。

Bazille はデジタルオシレーター+アナログタイプのフィルターを搭載したハイブリットタイプのモジュラーシンセサイザー。様々なアウトプットとインプットをパッチしながらサウンドメイキングする方法は同社の人気シンセサイザーACE と似ているところではありますが、Bazille はバーチャルアナログというよりはデジタルシンセサイザー。コンピューターのCPUパワーを駆使して作り出される音の幅はかなり広く、太いベース・リード・ファンタジー系パッド・リズムループ・グリッチサウンドなどを得意としています。クオリティーハイ、シンセサイザー上級者向け。

Bazille は現在$89(10月15日までの特別価格)

まずはデモバージョンを試してみてから購入できるのも、さすが大人。

U-he

 

 

Bazille features

  • 4 digital oscillators with simultaneous FM (frequency modulation), PD (phase distortion) and FR (fractal resonance).
  • 4 multimode analogue type filters with up to 6 parallel outputs each.
  • 4 modelled effects: stereo delay, distortion, phaser, spring reverb.
  • 2 LFOs with 3 parallel outputs each.
  • 4 ADS(S)R type envelope generators.
  • signal processors: Inverter, rectifier, sample & hold, lag generators and quantizer.
  • 2 mapping generators (waveshapers) with a variety of drawing tools and controls.
  • 8 x 16-step morphing sequencer.
  • multiplex modules for signal mixing, RM (ring modulation), AM (amplitude modulation).
  • single-page alternative skin included.
  • microtuning support (.tun files).
  • multichannel MIDI support.
  • user interface zoom in 10% steps.
  • over 1700 presets…
  • azille for Windows and Mac (VST/AU/AAX)

 

 

 

 

 


 

世はEDMフィーバー。EDMって何なのよ?と近所の大人子供に問われることがたまにあるのですが、僕もEDMの音楽的定義ってものはいまいち良くわかりません。でも一つ大きな特色をあげるとするならばデジタルシンセの音色が大胆にフィーチャーされていることではないでしょうか。ま、そこでパッとイメージするのはNative Instruments のソフトシンセMassive なのですが、YouTubeビデオを検索してみても分かるようにEDMのサウンドにはMassive で作られた音がかなり多くの割合で使われていて、MassiveがEDMというジャンルを作ったと言っても過言ではないくらいだったりするわけです。

今度も同じくドイツからのプラグインソフトウェア。しかもEDMに特化しているというAir Music TechnologyによるThe Riserです。Air Music Technology はIn Musicブランドの傘下のメーカーで、日本ではニュマークジャパンコーポレーションが販売を行なっています。

The Riser は、ちまたにあふれるEDM用サンプルライブラリーとは違って、パラメーターをいじりながら音を作っていくことができる純粋なシンセサイザーです。EDMには欠かせない特徴的なサウンドを作るためのパラメータが用意されているので、簡単にEDM的な音作りが行なえるわけです。

 

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ドイツベルリンのソフトウェアメーカーSugarbytesが新しいソフトウェアEGOISTをリリースしました。これまでSugarbytesは数々のユニークなエフェクター、シンセサイザープラグインをリリースし、最近ではiPADアプリへの移植版ソフトウェアのリリースやDJアプリdjay2 へのエフェクタープラグインの提供をしています。

EGOISTはサンプルスライサー+ベースシンセ+ドラムマシン+エフェクターを合体させたグルーブインストゥルメント。オーディオファイルを16分割し、各スライスファイルにリバース・ピッチ・ディケイ・アタックなどのパラメーターを割り当てていきながら、様々な方法で再生。このサンプルスライサーにドラムマシンとベースシンセを加え、グルーブパターンを作っていくことができるものです。

さらに、Sugarbytesならではのユニークなエフェクター機能も搭載。7種類のエフェクター・バイパスをシーケンサー上でコントロールすることができ、シーケンスパターンにクールな味付けをすることができます。特にグラフィックインターフェイスは秀逸。

退屈なフレーズもあっというまにエキサイティングなフレーズに早変わり。

デモンストレーションビデオはこちらから。http://www.sugar-bytes.de/content/download/demo/index.php?lang=en

制限付きデモバージョンもあり。http://www.sugar-bytes.de/content/download/demo/index.php?lang=en

価格99ドル

 

 

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Aerodrumsがリリースした「エアーキット」はPlayStation3用のカメラEye  を使ってドラム演奏をすることができるバーチャルドラムキット。カメラがユーザーのドラムアクションをキャッチし、コンピューターにインストールしたドラムキットが反応をする仕組みになっている。持ち運びにも便利、近所からの騒音苦情もこれで解決するのかも!

 

 

「エアーキット」には専用ソフトウェアのほかにドラムスティック、USB ライト(カメラがユーザーの動きを読み取りやすくするため)、サングラス(USBカメラの光から目を守るため?)、フットピース、マニュアルが付属する。Playstation Eyeは別途購入が必要。

専用ソフトウェアにはハイクオリティなアコースティックとエレクトリックのサンプル音源が付属している。例えばハイハットの足ペダルの上げ下げによって58種類の音を使い分けることもできるそうだ。

さらに、「エアーキット」はMIDIアウトもサポートしている。つまりToonTrackのEZ Drummer のようなプラグインソフトウェアを使って演奏することができたり、DAWソフトウェアにドラムレコーディングをすることができたりもする。ビデオをみた感じでは音のレスポンスも良さそう。

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