iPad専用のDAWアプリSteinberg Cubasisがバージョン1.7をリリースしました。今回のバージョンでCubasisはInter-App Audioに対応しました。

Inter-App AudioはiOS 7 の新機能で、アプリとアプリの間でオーディオやMIDIのやり取りを可能にするものです。つまりGarageBand/Cubasis/Auriaのようなホストアプリケーションの中で音源アプリやエフェクターアプリを立ち上げて使うことができるようになり、まるでDAWソフトウェア内でVST/AUプラグインを使うような方法で作業することができるようになるわけです。

これまでにもAudioBusが同じようにアプリとアプリの間のオーディオのやり取りを可能にしていたわけですが、AudioBusの場合は「AudioBusアプリ」を別途購入し、使用毎にこれを立ち上げなければいけなかったのですが、Inter-App AudioはアップルiOS 7に実装された機能。よりアドバンテージが高いわけです。

さて、そんなInter-App Audioに対応したCubasisですが、使い方は以下の3通りです。

 

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今日、アメリカでは伝統的に一年で買い物が最も行われるクリスマス商戦(ホリデーシーズン)の開始の日、ブラックフライデー。多くの楽器メーカー(iOSアプリも含め)によるディスカウントセールが実施されています。プラグインソフトウェアメーカーWAVESもそのうちの一つで、中には80%オフの商品もあるので要チェック。しかしもっとも嬉しいのは、ミキシング必須プラグインともいえるRenaissance Bassをこの週末だけフリーでダウンロードできること。ダウンロードを行うにはWAVESアカウントを作るなどやや時間がかかりますが、それでも棚から牡丹餅。ベースの音圧がかなりアップします。

Waves Renaissance Bass

 

 

 

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GlitchmachinesがリリースしたPolygonは、4つのサンプラーモジュール+サブオシレーターを備えたパワフルなプラグインサンプラー。様々なプレイモードでミックスしたサンプルに8つのLFOと4つのエンベロープモジュレーションを加え、サウンドにムーブメントを付け足していくことができる。

見た目はギーキーに細かいですが、操作の方はとてもロジカルなようです。付属する1.2GBのサンプルライブラリーもしくはハードディスクに入ったサンプルファイルを混ぜ合わせればすれば、シェイプシフトするシンセリード、ヘビーなモジュレーションベース、グリッチーなパーカッション、ドローンなアンビエントサウンドなど、想像を超えたサウンドを作れるはず。まずは迫力のデモサウンドをどうぞ。

 

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Native Instrumentsはこれまでにないセールを実施中。KOMPLETE、MASCHINE、TRAKTORの各ブランドの80以上の製品を対象とした半額オファー! チャンスは12月9日まで。

  • Komplete Ultimate
  • Komplete 9
  • Komplete Instruments & Effects (56種類)
  • Komplete アップグレード
  • Maschine Expansion & iMaschine
  • Traktor DJ & Traktor Pro2

 

Native Instruments

 

 

 



Maschine のサンプリング機能もとてもパワフルです。たとえばお気に入りのレコードからフレーズをサンプリングすることや、マイクで自分の声を録音するなど、これまでのサンプラーと同じような使い方はもちろんですが、Maschineで作ったパターンをリサンプリングすることでもっと手の込んだサウンドを作ったりすることもできます。またハードディスクに入っているオーディオファイル(AIFFかWAV)をMaschineで読み込み編集していくことももちろん可能です。サンプリングしたデータはスライス機能を使うことですぐに切り刻むことができ、コントローラのパッドに自動的にならべられるのですぐに演奏にとりかかれます。
Maschine 2.0ではインターフェイスの改善にともない、サンプリングのページも大きく改善しました。機能的なところでは、スライスしたデータとデータの間にギャップを作ることができるようになったり、データ間をオーバーラップすることができるようになったことです。
Maschineのサンプリングは特別に複雑なものではありませんが、とくにビギナーの方々からはよく質問を受ける部分です。一度覚えてしまったら操作は楽になるので、ここでもう一度サンプリングの仕方を説明しておこうと思います。たとえばここではターンテーブルを接続してレコードの音をサンプリングしたいと思います。

 

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NI Maschine 2.0 ではソフトウェア内でのオーディオ・ルーティングが円滑になり、これによってサイドチェイン機能が使えるようになりました。サイドチェインとは昨今のエレクトロニック音楽制作では多く使われているテクニック。例えば、同じような周波数を持つキックとベースが同時に鳴ってしまうと音がぶつかり合い、音が詰まってしまうことがあるわけですが、ベースにコンプレッサーをかけ、キックの音でコンプレッサーをトリガーすることによってキックが鳴っている間はベースの音量を絞ることができ、音圧を稼げることになるのです。

ベースだけでなくパッドなどディケイの長いサウンドにも使われることが多く、キックが鳴る間はパッドの音量が絞られることによって、ある種のグルーブを作ることができます。

Maschine 2.0では Compressor  Maximizer  Limiter  Gate  Filterの4種類のエフェクターにこのサイドチェイン機能が付き、またサードパーティ製プラグイン(AU/VST)でもサイドチェインに対応したものであれば、ルーティング可能になっています。

それでは例としてMaschine 2.0にロードしてあるキックの音を使って、NI Massiveのパッドサウンドにサイドチェイン・コンプレッサー掛ける方法を説明していきます。

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