AKAI MPCのスリムバージョンMPC Elementが登場。iPadコントローラMPC Fly と同じようなデザインになっていますが、こちらの方はコンピューターと接続するためのコントローラとなっています。
MPCソフトウェアの方もスリムバージョンになっており、1GBのサウンドライブラリーが含まれています。(本家MPC Renaissanceには3GBのライブラリー)
ハードウェアの方はおなじみのMPCクオリティの4×4のドラムパッド(ベロシティ対応)。フェーダーやノブは付いていませんが、ノートリピートや16レベル調整のスイッチが付いています。スタンダードMIDIにも対応しているので主要ソフトウェアのコントロールも可能。MIDI IN/OUT端子も付いているので、外部MIDI音源のコントロールも可能になります。「1/8-インチ to 5-pin MIDIケーブル」付属
10月発売予定 価格 €179
Native Instruments Maschineの拡張音源シーリーズ「Maschine Expansion」の第10弾となる「Helios Ray」を試してみました。
この「Helios Ray」はコズミックがテーマになっており、ヒップホップ、ブロークンビーツ、ハウス、ディスコ、ニュージャズ、ラテン、などの要素を含んだサウンドが収録されているとても興味深い音源です。ではまずはNIによるデモトラックを聞いてみてください。
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Sonic Chargeはドラムマシン・ソフトウェア Micro Tonicのバージョン3.1をリリースしたばかり。
Micro Tonicは8トラックのシーケンサー・ドラムマシンで、それぞれのサウンドはオシレーターとノイズジェネレーターから作られるシンプルなシンセシス。重厚なキックサウンドを作るにはやや難しいところはありますが、スネア・ハット・パーカッションなど、刺激の強い音からユニークな音まで、幅の広いエレクトロニック・サウンドを作ることを得意とします。サンプルはいっさい使用しないので動作が軽いのもナイス、操作も一度慣れてしまえば簡単です。
通常のパターンシーケンサーとしてだけでなく、即興的に演奏を楽しむことのできる機能も多く備えているのがこのソフトウェアの特徴。
もっとも気に入っている機能は「Sound Morph」で、クロスフェーダーの右チャンネルと左チャンネルにそれぞれ違ったパラメーターを記憶させることができる、Elektron Octatrackでもおなじみの機能。右チャンネルには長いディケイの設定、左チャンネルには短いディケイの設定など、アイデア次第では今まで聞いたことのないような斬新なフィルインやグリッチエフェクトのような効果を作ることができ、演奏することが楽しくなります。
「Edit All」機能は、一つのパラメーターを動かすと、8トラック分すべてのパラメーターも同時に動かすことのできる機能。
「MIDI drag」機能もとても便利です。NI Maschineでもおなじみの機能ですが、Micro Tonicで作ったMIDIシーケンスパターンをDAWソフトウェアにダイレクトにコピーすることができるもので、別のプラグインソフトを使ってアイデアをさらに膨らませたい時に役に立ちます。
さらに、このMicro Tonic 3.1は64bitに対応したほかに、外部MIDIコントローラからの操作やMIDI CCを使ったパターンエディットにも対応するようになりました。早速のことでとても嬉しいのですが、iPadコントローラLemurのユーザーライブラリーにはMicro Tonic 3.1専用テンプレート「mTonic Lemurized」が発表されており、これを使えばiPadからの操作をすることができるようになります。
見た目からしてもかなりのプロフェッショナルなテンプレートなのですが(画像下)、これを使用するとマウスを使ってソフトウェアを操作するよりもだんぜん直感的な操作をすることが可能になります。シーケンスパターンを自動的に生成してくれる「Pattern Operation」は特に便利です。両手で操作することができるのもかなり良いです。
http://liine.net/en/community/user-library/view/396/
まだMicro Tronicのサウンドを聞いたことのない人は公式サイトよりどうぞ。通常価格$99、3週間トライアルバージョンあり。
今月末にXILS-labからリリースが予定されているプラグイン・ボコーダー「XILS V+」。ローランドが1980年代初頭にリリースしたVP-330(YMOのトキオ!で有名なあのロボットサウンド)をエミュレートしたようなデザインになっていますが、はっきりとした記載はされていません。この「XILS V+」は10バンドビンテージボコーダーのエミュレートに加え、Top Octave Dividerというオシレーターを使ったストリングサウンドとヒューマンボイスをブレンドしていくことのできるプラグインで、XILS-labのオリジナル機能も多く搭載。USBドングルによるコピープロテクション方式に関してはブーイングが多くあるようですが、ボコーダーファンとしてはとても気になる製品の一つ。
現在「XILS V+」のフリーライセンスが当たるクイズが実施されています。ハードウェアボコーダーと「XILS V+」 の2種類のオーディオサンプルを聞いて、どちらが「XILS V+」のサンプルか当ててくださいとのこと。興味ある人はこちらよりどうぞ。(でも、ちょっと難しくないですか?これ)
プリオーダー €89
先週発表になったAbleton Live バージョン9.0.3が急遽取り下げられ、昨日よりバージョン9.0.4のリリースが開始されました。たくさんのAUやVSTプラグインを使うプロジェクトをロードした際に問題が発生したようで、これはバージョン9.0.4によって解決したようです。
目立ったアップデート内容は、新しくDiscoスキンが採用されたことでしょうか。ダークグレーを基調とし、クリップが華やかに見えるディスコワールド?(画像上)たしかに、、ちょっとBitwigのカラーに似ているようです。
その他、新しい録音方法としで、録音ボタンを押すと同時にトランスポートが開始される機能が加えられています。環境設定Record/Warp/Launchの「録音でトランスポートを開始」にチェックを入れるとこの機能がアクティベートします。
コントローラPushの方にも変更が加えられています。詳しくはLive 9リリースノートをどうぞ。
およそ5年ぶりのメジャーアップグレードとなる Native Instruments のBattery 4 が先週リリースになったばかり。このBattery というソフトウェアが初めてリリースされたのはもう10年以上も前のことで、当時のバージョンには20キット(600MB)の音源しか付属していなかったことや、とても平坦だったインターフェイスを今見てみるとなんとも微笑ましい気持ちになります。
Batteryはエレクトロニック音楽の制作に特化したサンプル・リズムマシン・ソフトウェアで、同じ Native Instruments からリリースされている Maschine が「 リズムパターンを作ること」に焦点が当てられているのに対して、Batteryは一つ一つの「音源を細やかにエディットすること」に焦点が当てられています。今回のバージョンでは新しい70のキットの追加、バスシステムの追加、新たにデザインされたユーザーインターフェイス、新しいエフェクターの搭載など、大幅な改造がされたBatteryはよりパワフルに、より洗練されたソフトウェアに進化しています。
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