ドイツのシンセサイザーメーカーWaldorfがリリースしたデスクトップ型のアナログシンセサイザーPulse 2。このPulse 2 のアナウンスがあったのは2012年のNAMMショーでのことでしたが、その後コンパクトアナログシンセサイザーRocketやiOSアプリNAVE のリリースが続き、18ヶ月経った後遂に出荷開始となりました。

初代Pulseは90年代にヒットしたシンセサイザーで、私は当時サンレコの広告やレビューを指をくわえながら見ていた記憶があるのですが、ここドイツではやはりWaldorfファンは多く、今でもスタジオで見かけることの多いシンセサイザーの一つです。

まずPulse 2の主要機能ですが、初代Pulseから引き継がれた3オシレーター+ノイズジェネレーター+マルチモードフィルター+アルペジエーターはそのままに、USB MIDI、LEDスクリーン、8スロットのモジュレーションマトリックス、オーバードライブ回路、新しいフィルターモードなど現代的な機能が追加されています。また、Paraphonicモードは8ボイスまでのコードをならすことのできる機能で、Rocketにも搭載されている機能です。

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本日、ドイツの名門シンセサイザーメーカーWaldorfがiPadシンセサイザーNAVEをリリースしました。ムジークメッセ2013でも展示されていたものなので、このリリースを心待ちにしていた方々も多いのではないでしょうか。すでに多くのソフトウェアシンセサイザーをリリースしているWaldorfですが、このNAVEはWaldorfにとっては初のiOSシンセサイザー。開発にはiOSシンセNlogのディベロッパーであるTempo Rubatoも加わり、およそ1年半の時間が費やされてリリースに至ったという本格ウェーブテーブル・シンセサイザー。

まだ数時間程しかさわっていないので詳細は後ほど書きたいと思っていますが、まずサウンドはさすがWaldorfだけのことはあってかなりクオリティが高いです。透明感のあるシンセパッド・アグレッシブなノイズ・ドープなシンセサウンドなど、フォルマウントオシレーターを使ったロボットボイスを作ることもできます。多くのエフェクターも搭載され、特にリバーブサウンドが印象的です。Richard DivineやMike Huckabyなどが制作したおよそ500のプリセット音も収録されていますが、やはりこのアプリはユーザー自身がサウンドメイキングを楽しむところに醍醐味があるはずです。アルペジオをホールドしておきながらパラメーターをいじっているだけで数時間経ってしまいます。

フルスクリーンで3D表示されるウェーブテーブルエディットページは未来系。テープマシンのグラフィックデザインが施された4トラックのレコーダーもナイス。サウンド面でもビジュアル面でも楽しめ、ここ数年のiPadシンセの集大成ともいえるようなパーフェクトな作りになっています。しかしさすがにiPad2では動きがシンドイようです。。。

まずは「NAVEデモサウンドビデオ」、外部機器をいっさい使わずNAVEの4トラックレコーダーのみで録音されているというピュアNAVE サウンドをどうぞ。

 

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デスクトップ型の新しいシンセサイザーWaldorf Rocketをちょっとだけ試してみました。9つという程よい数のノブとスイッチ、難しいことを考えずに音作りを楽しめるシンセで、個人的にはかなりのヒット♥ Dave Smithのようなアグレッシブなサウンドがいきなり飛び出してくるのとは違い、ああ、これぞドイツのシンセだ!!と感じることのできるいい意味で生々しいシンセサウンドです。面白いのは「WAVEノブ」で、右に回していくとハーモニーが生成されます。フィルターはかなり凶暴。アルペジエーターはトリッキー。「BOOSTスイッチ」を入れると今どきのザクザクとしたサチュレーションのかかったサウンドになります。ミニシンセサイザーといわれているほどサイズはミニではないのですが、サウンドはビッグ。USB MIDIはちょっと不安定なので、付属するパワーサプライを使いMIDIケーブルを使ってコントロールたほうがいいようです。デモを作ったので聴いてみてください。

 

Waldorf

 

 

 

 


昨年のMusicMesseでPulse 2が発表になって以来、音沙汰がなかったドイツのシンセサイザーメーカーWaldorfからの意外な新作発表。デスクトップ型ミニシンセサイザーRocketは8つのデジタルオシレーターとマルチモードのアナログフィルターを備えるシンセ。8つのモノフォニックオシレーターを使ったユニゾン/コードモード、Boosterなど、聞いただけでもこのRocketがいかにアグレッシブなサウンドを持つシンセなのか想像できます。電源もMIDI信号もUSBから供給できるスマート設計。しかもMIDI端子付き。とはいってもフレンドリー価格の$244。Mac Miniくらいの大きさなのでしょうか?Pulse 2は3つのアナログオシレーターを持つオールアナログシンセですがこちらのRocketは8つのデジタルオシレーター。どちらのサウンドが好みなのか試してみるのが楽しみです。RocketPulse2も今年3月のリリース予定。

Rocket発表にともない、Waldorfプラグインシンセのディスカウントセールが明日日曜日から火曜日まで実施中。日曜日は40% off。詳しくはWaldorfサイトよりどうぞ。

追記: Rocketは3月上旬よりEU圏内での発売が予定されているとのこと。Pulse 2は2003年春とのことです。

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黄色いボディがイカしているStudiologic社によるDSPシンセサイザーSledgeが登場。Waldorf社のモデリングテクノロジーを使い、直感的な操作を可能にするユーザーインターフェイスにはつまみがいっぱい。個人的にはこの会社の鍵盤のクオリティが大好きです。Studiologic

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Waldorfからは90年代半ばに販売されたアナログシンセPulseの後継機となるPulse2が発表になった。Pulseはラックマウント型モジュールであったが、こちらはBlofeld同様のデスクトップ型のモジュールになっており、その姿はとても美しい。3つのオシレーターとアナログカスケードフィルターは旧型Pulseと同様、Pulse2ではハイパス、バンドパスフィルターモードを追加、パラフォニックモードでは8ボイスのコードが再生される。500あるプリセットサウンド、太いベースサウンドからリード、ドラム、パーカッションなど多岐にわたるサウンドを得意とする。さらにアルペジエーター、外部入力端子も備えるなど、アナログシンセファンにとっては満足感のあるスペックになっている。€549 2012年夏からの販売予定

Specs:

  • Analog monophone synthesizer
  • 3 analog oscillators + 1 noise generator
  • Pulse width modulation
  • Hard sync
  • Filter frequency modulation of OSC 3
  • Ring modulation of OSC 3
  • XOR mode
  • 8-/4-voice paraphonic modes
  • Cascade filter
  • 24 dB/12 dB lowpass filters, 12 dB highpass/bandpass filters
  • Extensive arpeggiator
  • 8-slot modulation matrix
  • USB
  • MIDI
  • External analog signal input
  • Stereo line output
  • Headphone connector
  • Compatible with Pulse Classic
  • 128 x 64 pixel LC display with with background illumination
  • 8 stainless steel regulators
  • 500 sound programs
  • Electron-absorbing black casing

Waldorf