本日、ドイツの名門シンセサイザーメーカーWaldorfがiPadシンセサイザーNAVEをリリースしました。ムジークメッセ2013でも展示されていたものなので、このリリースを心待ちにしていた方々も多いのではないでしょうか。すでに多くのソフトウェアシンセサイザーをリリースしているWaldorfですが、このNAVEはWaldorfにとっては初のiOSシンセサイザー。開発にはiOSシンセNlogのディベロッパーであるTempo Rubatoも加わり、およそ1年半の時間が費やされてリリースに至ったという本格ウェーブテーブル・シンセサイザー。
まだ数時間程しかさわっていないので詳細は後ほど書きたいと思っていますが、まずサウンドはさすがWaldorfだけのことはあってかなりクオリティが高いです。透明感のあるシンセパッド・アグレッシブなノイズ・ドープなシンセサウンドなど、フォルマウントオシレーターを使ったロボットボイスを作ることもできます。多くのエフェクターも搭載され、特にリバーブサウンドが印象的です。Richard DivineやMike Huckabyなどが制作したおよそ500のプリセット音も収録されていますが、やはりこのアプリはユーザー自身がサウンドメイキングを楽しむところに醍醐味があるはずです。アルペジオをホールドしておきながらパラメーターをいじっているだけで数時間経ってしまいます。
フルスクリーンで3D表示されるウェーブテーブルエディットページは未来系。テープマシンのグラフィックデザインが施された4トラックのレコーダーもナイス。サウンド面でもビジュアル面でも楽しめ、ここ数年のiPadシンセの集大成ともいえるようなパーフェクトな作りになっています。しかしさすがにiPad2では動きがシンドイようです。。。
まずは「NAVEデモサウンドビデオ」、外部機器をいっさい使わずNAVEの4トラックレコーダーのみで録音されているというピュアNAVE サウンドをどうぞ。
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新しいコンピューターのインターフェイスをいじっているとごく稀ではありますが気持ちのいい音が使われていたりしますよね。メールの着信音なんかは割と現実的な音だったりしますが、コンピューターの起動音なんかはやはり未来を感じさせてくれるニューサウンドだったり。操作音が気持ちよいと仕事するテンションも何となく上がるような気もします。Sound MorphからリリースされたGalactic Assistantはそんなハイテク機材のインターフェイスのサウンドを作るためのソフトウェアシンセサイザー。SF映画やホームページのサウンドデザインの仕事がある方にはぜひ試してもらいたいですね。MacとWindows対応、残念ながらスタンドアローンのみです。でも$19
- One tone generator
- Two beep generators
- One FM synth module
- Save and recall presets
- Randomized parameters
- Record and export audio files within the synth while performing
- New feature: shift click on knobs & sliders to midi learn and control them
- Compatible with Mac and PC (32 bit and 64 bit)
Microsoft KinectやLeap Motion など、ジェスチャーを使った音楽演奏への期待が徐々に高まって来ています。このSoundbraceはモーションコントローラ付きのインストゥルメントで、これを腕に取り付ければ、車の中でもライブコンサートでも特別な装置なしにジェスチャー音楽演奏ができてしまいます。エアー・ギターはもちろん、リズム演奏もアリ。内蔵する2つのディテクターと2つのモーションカメラがプレイヤーの筋肉の動き、指の動き、楽器の特性、スタイルを検知。Micro USBポートを使うことで電源供給やデスクトップコンピューターとのシンクが可能。Soundbraceをペアで使えば、互いの距離を検知することも可能のようです。Leap MotionやMyoの技術を基にしたものではあるようですが、Soundbraceはあくまでも楽器。ブレスレット型の楽器という発想がとてもカジュアル。
via Yanko Design
Native Instrumentsは新しいDJコントローラKontrol Z1のアナウンスをしました。iPhone/iPadのDJアプリTraktor DJ またはTraktor Pro2 に接続することのできるコントローラインターフェイス。
Kontrol Z1は24bit/96kHzのオーディオインターフェイスと3バンドEQを内蔵したミキサーで、これによってフィルターの操作、Macro FXの操作、ヘッドフォンを使った試聴キューも可能になり、本格的なDJミックスを行うことができるようになります。世界最小のDJミキサーとうたわれるそのコンパクトな形も魅力的で、近い将来DJはiPadとZ1だけを持ってクラブに行くなんてこともありえるのでしょう。ハウスパーティだったらもうこれで十分なんじゃないですかね?
Z1からはiPhone/iPadへの電源供給もされ、長時間のDJプレイも問題ないでしょう。付属するUSBケーブルは30ピンコネクタ対応なのでLighningコネクタタイプのディバイスを使用する際には別売りアダプターが必要になるようです。その他、Traktor LE2ソフトウェア、$50分のe-バウチャーが付属。
MacやPCと接続した場合にはMIDIコントローラやオーディオインターフェイスとして利用することも可能。クロスフェーダーをどのようにMIDIマッピングできるのか興味あり。Kontrol F1やKontrol X1と並べたTraktor Proセットアップももちろん可能。
$199 7月初旬発売 プリオーダー開始中
Traktor DJ for iPadは現在¥1700
Traktor Dj for iPhoneは現在¥450
いっかい「 Native Instruments Traktor DJ for iPhoneを試してみた」
いっかい「Native Instruments Traktor DJ for iPad を試してみた」
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Facebookより:MODE MACHINES DT200. We are re-releasing the clone of the Roland PG200 with our friends from Dtronics.
1983年にローランドがリリースした6ボイスポリフォニックシンセサイザーJX-3PとそのコントローラPG200(別売り)。ちょうどアナログシンセとデジタルシンセの過渡期の時代にあったもので、JX-3Pのデザインはツマミなしのボタンだらけで、今の時代のコントロールフィーリングとはちょっとかけ離れたものなわけです。そんなJX-3PのコントローラPG200をMode Machineがリメイク。
JX-3Pは今運が良ければ2〜3万円で手に入れることのできる穴場的シンセなので、これを手にしたならば是非試してみたいコントローラ。超ニッチ。
Native Instruments Maschineの拡張音源シーリーズ「Maschine Expansion」の第10弾となる「Helios Ray」を試してみました。
この「Helios Ray」はコズミックがテーマになっており、ヒップホップ、ブロークンビーツ、ハウス、ディスコ、ニュージャズ、ラテン、などの要素を含んだサウンドが収録されているとても興味深い音源です。ではまずはNIによるデモトラックを聞いてみてください。
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