1960年代のハイテク鍵盤楽器メロトロン。鍵盤を押すごとに磁気テープが回り音が再生されるという、今で言うサンプラーの元祖のような楽器。テープは8秒ほどの長さのものだったのでそれ以上長く音を伸ばせることができなかったり、本体の重さはおよそ150キロ、メインテナンスの難しさなどから、楽器としては時代とともに衰退していってしまったわけですが、その音色のもつ「味」は永遠、やはり「ストロベリーズフォーエヴァー」なわけです。
その後多くのサンプルライブラリーがメロトロンを題材にしたり、E-MU Vintage Keysなどサンプラーモジュールが発売されるなど、リアルに近いメロトロンサウンドを手にすることが簡単になった今日この頃ですが、Mike Walters氏が目をつけたのはなんとウォークマン。
DIYメロトロン Melloman mk2 はメロトロンと同様、14個のテープレコーダーを内蔵、鍵盤を押さえるごとにテープレコーダーが回る仕組みになっています。コントロールパネルでは各テープのピッチを調整可能。テープに収録したサウンドはMike Walters氏の奥さんの声とPolymoogなのだそう。おお、リズムマシンも付いてますねー。どのようなサウンドになっているのかは下のビデオでチェックしてみてください。
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スタイロフォン・スタイルのタッチセンサーをさわりながら8ビットのサウンドを楽しむことができるカセットテープ型のシンセサイザーMixtapeAlpha。こんなコンパクトでありながらもエフェクターやレコーディング機能も付いています。
Open Music Labは現在クラウドファンディング Crowd SupplyにおいてMixtapeAlphaの第2次生産のための出資者を募集しています。これがMixtapeAlphaを手に入れる最後のチャンスだそうです。ゴールの設定は$6,000。$42の出資でMixtapeAlpha 1ユニット、$333でMixtapeAlpha 10ユニット、$2,590で100ユニット手にすることが出来ます!!
Mixtape Alpha
- 4ボイス
- 5ポリフォニー
- 4×エフェクター
- スタイロフォン・スタイルのトーン・ジェネレーター(コンティニュアス)
- 6×ボタン トーンジェネレータ(ディスクリート)
- ループパターン録音、再生
- ハッカブル オープンソースコード公開中
今やiPhoneやiPadを使ってDJプレーをすることができる時代。私自身Native InstrumentsのiOSアプリTraktor DJの大ファンなのですが、何が気に入っているかというと、タッチスクリーンを使った今までとは違う新しいタイプのDJスタイルであるということ。波形をタッチしながら演奏するフリーズモードは特に秀逸です。そしてこのアプリの安定性は素晴らしく良く、長時間プレーをしてもiPadがクラッシュを起こすことは滅多にありません。これならばiPadやiPhoneを使ってクラブでDJすることも可能なんじゃないか?というのが話題となっているところです。
とはいっても、プロのDJがこのTraktor DJ(ipadだけ)を使ってクラブでプレイするためには幾つか足りないポイントがありました。
- iOSディバイスのヘッドフォンアウトから出力される音はいまいち
- プロフェッショナルDJが行うように、ヘッドフォンを使って次にかける曲の準備ができない
- プロフェッショナルDJが行うようなツマミを回すアクションができない
これらのポイントを解決してくれるのがTraktor 専用コントローラNative Instruments Kontrol Z1です。
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数多くリリースされているiOS音楽アプリ。でも、持ち前のMIDIコントローラーを使ってiOSアプリを演奏するには何かと厄介な準備が必要で、特にケーブル接続の煩わしさにうんざりしていた人も多いのでは?でも、Zivixが開発したPUCを使えば、どんなビンテージシンセ、ドラムパッド、DJコントローラであっても、MIDI OUT端子さえ付いていれば、iPad とワイヤレス接続して演奏をすることが出来るようになります。
PUCはワイヤレスのCore MIDIインターフェイスで、Core MIDI対応のiOSアプリとすべてのMIDIディバイスの接続を可能にするもの。Macとの接続も可能。
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9月12日にリリース予定の iOS シンセアプリ Pulse Code「Modular」。本物のモジュラーシンセと同じように、モジュールを組み合わせながら本格的な音作りをすることができるアプリ。美しいインターフェイスはひときわ目を引きます。現在用意されているモジュールの数は25個。基本モジュールセットはフリー。追加モジュールはおよそ100円で購入可能。全モジュールを含むお得なバンドルセットもあり。
•High fidelity virtual analog synthesis using band limited oscillators and oversampled filters
•Audiobus and background audio modes
•CoreMIDI control with external devices or internal sequencers
•Beautifully rendered graphics
•Dynamic workspace with intuitive navigation
•10 octave keyboard with classically styled arpeggiator
•Extensive in app help with detailed module descriptions and guides
•Record and export live performance to Soundcloud, Sonoma Audio Copy, email and iTunes file sharing
ブログ「Sonic Bloom」に紹介されていたAbleton Live の隠しコマンド「ディバイス表示」。これを使うと、Ableton Liveセッションビューの各トラックに、使用中のプラグインが表示されるようになり、プラグインへのアクセスを今までよりも楽に行うことが出来るようになります。
Live 8の頃から知る人ぞ知るコマンドではあるらしいのですが、知らなかった人は是非試してみて。
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