ソフトウェアメーカーのCableguysが、新しいドラムレイヤリングプラグインSnapbackをリリースしました。このプラグインは、任意のドラムトラックに追加するだけで各ドラムヒットを自動検出し、新しいサンプルを正確なタイミングで重ねてくれます。これにより、従来のEQ、コンプレッション、ディストーションだけでは得られなかった力強さ、個性的なスタイル、そして表現力豊かなドラムサウンドを実現できます。

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Arturia社の人気プラグインバンドル「V Collection X」に、新たにシンセサイザーが「Synthx V」加わりました。イタリアの伝説的なアナログ・ポリフォニックシンセサイザー「Elka Synthex」がプラグイン化され、そのデュアルレイヤー構造を精密に再現するとともに、最新のポリシンセと並ぶほどの現代的なモジュレーション機能が加えられています。「V Collection X」にはSynthi Vというシンセもありますが、これとは何の関係もありません。

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Native Instrumentsは、Maschine MK1およびMK2のサポートを終了します。具体的には、Maschine MK1Maschine MK2Maschine Mikro MK1、およびMaschine Mikro MK2が対象です。
この決定の理由について、Native Instrumentsは、技術の進歩に伴い、古いモデルを維持することがますます難しくなっていると説明しています。新しい製品の開発や、現行製品の適切なサポートに必要なリソースを確保するための措置であるようです。


これは、Maschine MK1やMK2がすぐに使えなくなるという意味ではありません。実際、最近ではApple Siliconチップ世代やVST3との互換性が確立されました。今後のアップデートでは新機能の恩恵を受けられなくなりますが、少なくとも現状のソフトウェアを使用し続けることは可能です。
しかし、2024年11月6日以降、Maschine MK1およびMK2世代のサポートを完全に終了します。今後のMaschineのアップデートは最新世代の製品のみが対象となります。

逆にこれが何を意味するかというと、新しいMaschine 3ソフトウェアの開発が進んでいるということです。来月にはソフトウェアアップデートのリリースが予定されており、Native InstrumentsはこのアップデートによってユーザーがMaschineでできることが「大幅に拡張される」と述べています。リニューアルされた「モダン」なインターフェースに加えて、追加機能としては、ステム分離、シーンごとのテンポ調整、MIDI編集ワークフローの改善、Kontrol SシリーズMK3との統合が含まれます。また、新しいコンテンツライブラリ「Maschine Central」も登場予定で、128のマルチサンプリング楽器と70のドラムキットが収録されるのこと新しいハードウェアについての言及は見られませんが、そろそろMaschine MK4が登場してもおかしくありませんよね。

Native Instruments

 


Baby Audio社とAndrew Huangさん(音楽機材を紹介するyoutubeチャンネルで有名)のコラボレーションによるマルチエフェクトプラグイン「Transit」のバージョン2となる「Transit 2」がリリース。今バージョンでは新しいエフェクトとモーションモードが追加され、「モーションエフェクト・プレイグラウンド」としての機能が強化されています。

Baby Audioによると、Transit 2 は「大幅に拡張」されており、トラックのセクション間のトランジションを作成するための「ワンストップ・ワークステーション」となっていいるとのこと。劇的なフィルタースイープやライザー、テープストップなどのリワインド効果を加えるだけでなく、曲の静的な要素に動きとダイナミズムを加え、トラックにエネルギーを注入することも得意とします。

このプラグインには、4つの新しい「モーションモード」が追加されており、28種類のエフェクト(うち10種類はTransit 2で新たに搭載)が制御可能です。新しいモーションモードには、エンベロープフォロワー、LFO、サイドチェイン、ゲートが含まれています。

Baby Audio

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ゲートリバーブは、1979年にフィル・コリンズとサウンドエンジニアのヒュー・パドガムが偶然生み出したもの言われています。リバーブの残響音をゲートで人工的にカットすることによって、鋭いエッジの効いたサウンドが生み出されます。特にゲートリバーブのかかったスネアドラムは世界的に大流行し、まさに80年代を象徴するサウンドだったわけです。日本のアイドル歌謡なんかにまでも影響を与えていました。

そんなレトロ感漂うゲートリバーブではあるのですが、近年、シティポップなど80年代テイストが再評価されていることもあってか、このゲートリバーブサウンドに新鮮味を感じる若者も増えているのだとか。そんなトレンドを受けてか、英国の名門Solid State Logic社がゲートリバーブに特化したプラグインを発売しました。

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1989年製のWaldorf 社のシンセMicrowaveがプラグイン化されました。これは単なるヴィンテージ機材のプラグインエミュレーションではありません。Waldorfは、オリジナル機のアナログ面とデジタル面の両方を再現するために多大な努力を払い、さらには、もしオリジナルのハードウェアを持っているなら、それをエディターとして使用できるソフトウェアまで構築しました。

現在私たちが知るウェーブテーブルシンセサイザーは、PPG Wave(1979年)というシンセの影響を多分に受けています。WaldorfはPPGの技術と従業員を引き継ぎ、その結果として1989年にMicrowaveが誕生しました。これはデジタル/アナログのハイブリッドで、デジタルサンプリングされたウェーブテーブルが、アナログVCAエンベロープとVCF(フィルター)セクションを通して処理され、クラシックで暖かみがありながらも非常に複雑なサウンドを生み出します。2ユニットのラックモジュールとしてMicrowaveは当時価格約30万円販売されました。

Microwaveは非常に強力なサウンドを生み出すシンセですが、多くの機能が悲惨なインターフェースデザインに閉じ込められています。Waldorfが唯一正しく行ったのは、大きくて美しい赤いノブを配置したことで、このノブのおかげでハードウェアは一目でわかる。当時サンレコを読んでいた人なら、きっと記憶にあるに違いありません。microwaveは当時の最悪のインターフェイスのデザイン流行を取り入れてしまったが故に、見た目は洗練されてはいたものの、とにかく操作が難しくなってしまったのです。

新しいMicrowave 1プラグインは、Waldorfがこれらの欠点をすべて解消したかのようなシンセに仕上がっています。このソフトウェアのインターフェース自体は革新的ではありませんが、すべてのパラメータにアクセスできるようになっています。ノブがずらりと並んでいるだけでなく、ウェーブテーブル、エンベロープ、フィルター応答曲線の視覚化も可能です。さらには、ウェーブテーブルを直接編集することもできます。

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