2025年のSuperbooth 25で注目を集めそうな新製品のひとつが、Erica Synthsから発表されたHexDrum。これは、Hexinverterの人気モジュール「Mutantシリーズ」のDNAを引き継ぎ、デスクトップ型のアナログ・ドラムマシンとして新たに生まれ変わったものです。

実はこのプロジェクト、Hexinverter Électroniqueの開発者Stacy Gaudreauがパンデミック前から着手していたもの。残念ながらHexinverterは現在活動を終了していますが、その構想をErica Synthsが受け継ぎ、ついに製品化へとこぎつけました。

まずはこのカッコいい筐体から放たれる、新世代アナログドラムの音をチェックしてみてください。

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1975年、ヴォルフガング・パームによって設計されたアナログ・シンセサイザー「PPG 1002」。当時は非常に限られた数しか生産されず、まさに“幻のPPG”と呼ばれてきたモデルです。

そんなPPG 1002が、完全受注・世界限定102台のリイシューとして「PPG 1002 Mk2」として復活します。

また、今回のPPG 1002 Mk2のリリースを記念して、Liquid Sky Artist CollectiveはNative Instruments Kontakt 8 Player用の無償インストゥルメント「PPG Leap」**を発表。シリアルナンバーの配布は今週からドイツベルリンで開催されるSuperbooth会場限定。Native Instrumentsブースを訪れた人のみが入手可能となっています。

 

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Mutable Instrumentsの「Plaits(プレイツ)」という名前は、モジュラーシンセに少しでも興味があると耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

“伝説のモジュール”とも称されるこのユーロラック音源は、1台で多彩なサウンドを操れることで、世界中のアーティストから絶大な支持を受けてきました。

そんなPlaitsのDSP(音を生成する中身)をベースに作られたiOSアプリが、Elastic OSCです。開発はElastic DrumsやElastic FXで知られるOliver Greschke。Plaitsの個性豊かな音色を、iPhoneやiPadで手軽に鳴らせて、しかもAUv3対応でDAWとの連携もスムーズ。タッチ操作に最適化されたXYパッドやスライダーで、直感的に音を操れます。

モジュラーには憧れるけど手が出せなかった人や、モジュラーに憧れていた人にとって、Plaitsの世界を身近に感じられる絶好のきっかけになるはずです。

 

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1982年にKORGから登場したアナログ・ポリフォニック・シンセサイザー「Poly-61」。その独特なサウンドキャラクターを、現代の制作環境で気軽に楽しめるよう再現したソフトウェアが、今回紹介するFull Bucket Music「Fury-68」です。macOSとWindowsに対応し、しかも完全無料。VST2/3、AU、CLAP、AAXといった主要なプラグインフォーマットにも対応しており、すぐにDAWで使い始められます。

 

Full Bucket Musicとは?

この「Fury-68」を開発したのは、ドイツの開発者Björn Arlt(ビョルン・アルト)氏による個人プロジェクトFull Bucket Music。彼は、過去にも「FB-3100(Korg PS-3100の再現)」や「Trilogy」「Stigma」など、無料とは思えないほど高品質なソフトシンセを数多くリリースしており、音楽制作界隈ではよく知られた存在です。

どの製品もUIはシンプルで軽量、それでいて音には妥協がなく、往年のハードウェアシンセの質感をしっかりと感じさせてくれます。今回の「Fury-68」も、そんなFull Bucket Musicらしい誠実な作りが光るプラグインです。

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モジュラー好きなら一度は耳にしたことがあるであろうイタリアのブランド Frap Tools。これまで高品質なEurorackモジュールで定評のあった同社が、設立10周年を記念してなんと初のキーボード・シンセサイザーを発表しました。

その名も「Magnolia(マグノリア)」。

2025年5月に開催されるSuperbooth 2025(ベルリン)で、試作機が初披露されます。

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Bitwig Studioに対応する2つの注目ハードウェアが登場しました。
ひとつは、Melbourne Instrumentsによるタッチ&モーター式コントローラー「Roto-Control」
もうひとつは、Bitwigが自ら開発した初の純正オーディオインターフェース「Connect 4/12」です。

 

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