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ROLANDは1983年のドラムマシンTR-909のプラグインソフトウェアをリリースしました。本ソフトウェアはRoland Cloudバージョンとしてリリースされたもので、個別には販売されません。Roland Cloudは月額2265円(年間23100円)払うことによってROLANDのプラグインソフトウェアを通常のプラグインと同じように使えるようになるサブスクリプション方式のサービスで、現在カタログにはおよそ30のプラグインが用意されています。先月はTR-808のプラグインソフトウェアが追加されたばかりです。SH-101もある、SH-8もある、JD-1080もある、JUNOもJUPITERもある、かなりの充実度です。

 

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Rolandは浜松研究所内にある展示室の内部を、360°カメラで撮影したVRビデオと、ストリートビューで公開しています。この展示室にはRolandが開発して来た新旧さまざまな製品群が展示され、Rolandのおよそ半世紀にわたる歴史が語られているミュージアムといっても過言ではありません。

残念ながらこの展示室は一般公開はされていませんが、このようなバーチャル技術によって、世界中の音楽ファンがホームコンピュータからRolandの歴史にアクセスできるようになることは素晴らしいことに感じます。この先Googleの技術がさらに進んで、展示室内のシンセサウンドにもアクセスできるようになればさらに素晴らしいですね。

 

 

↓360VR動画なので、動画の再生画面でマウスをドラッグするとさまざまな方向を向くことができます(スマホの場合、スマホの向きで角度を変えられます)。

 ↓ストリートビュー、画像内のマーカーをクリックすると展示室内を動くことができます。

 

 

 

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ローランドがプラグインソフトウェアのプラットフォームROLAND CLOUDのベータバージョンを公開しました(現在利用可能エリアはアメリカのみ)。これは月額で定額料金$29.95〜払うことによって、ローランドのACBプラグアウトシンセや、このROLAND CLOUD限定のサンプルベースのインストゥルメントを使いたい放題で利用できるようになるサブスクリプション方式のサービスです。

ROLAND CLOUDで現在利用可能なプラグインは、ACBプラグアウトシンセ「SH-101」「 SH-2」 「Promars」 「SYSTEM-100」 「SYSTME-1」、アンソロジーシリーズ「1987」、アコースティックインストゥルメント「tera piano」の全7種で、毎月何かしら新しいプラグインが追加されていくとのこと。

ACBプラグインの利用には、AIRA SYSTEM-1のようなプラグアウト対応のハードウェアの必要のないところがナイス。

アンソロジーシリーズは「コンチェルト」というソフトウェアにトップアップされるサンプルライブラリーで、その第1弾となるのが1987年の代表的シンセD-50です。

 

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アコースティックインストゥルメント「tera piano」は何と8 TBの巨大ピアノ・サンプルインストゥルメント。実際にはおよそ1 GB分のデータだけがコンピュータにインストールされ、RAINLINKという高度なMIDI通信技術のようなものを使うことよって精度の高いリアルタイムの演奏が可能になるのだそう。クラウド内でバウンスする際には8 TB分のフルサイズのサンプルが使われるとのこと。

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ローランドは、ポータブル・コントローラA-01 の詳細を発表しました。A-01は、昨年ローランドがリリースしたBoutiqueシリーズと同じフォームが採用され、K-25キーボード(別売り、もしくはセットで販売)とドッキングすることが可能となっています。これまでのBoutiqueは、ローランドのクラシック・アナログシンセがベースとなっていましたが、A-01は、1からデザインされた製品です。

A-01の大きな特徴は、様々な接続方法に対応していることで、DAWソフトウェア、MIDI機材、CV/Gate入力を持つアナログシンセ等を操作します。また、新開発の8ビットCPUシンセサイザーを内蔵しているのも面白い部分です。K-25キーボードを装着していない際には、16ステップのシーケンサーを使い演奏することができ、A-01本体だけでの音楽アイデアの作成が可能です。さらに、単3電池3本で駆動、ミニスピーカスピーカーも内蔵し、スタジオ内でも外出先でも使えるのが魅力です。

 

  • ローランドBoutiqueシンセと同じサイズ、Boutique k-25mキーボードとのドッキング可能
  • MIDI In/OutとUSB MIDI(Mac/WindowsのDAWソフトウェアを操作)
  • Bluetooth LEを使うワイヤレスMIDIに対応  (Mac/Windows、タブレット、スマートフォンとの接続)
  • CV/Gateアウト端子、アナログシンセやモジュラーシンセとの接続可能
  • 8ビットのビンテージ・デジタルシンセサイザー内蔵 (公式HPには、開発者・松井朗氏の読み応えのあるインタービューが掲載されています)
  • 16ステップのシーケンサー内蔵
  • バッテリー駆動、USBバスパワー
  • 192×40グラフィックLCD画面
  • 0.5 W ミニ・スピーカー
  • K-25mとのバンドル・パッケージA-01Kを用意

 

 

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Syntedonというディベロッパーが、Webブラウザー(Chrome)からAira TR-8やNordLead 2Xを操作できる MIDIエディターを公開しました。ブラウザーChromeで立ち上げたエディターはコンピューターと接続してあるMIDIインターフェイスと通信し、エディター側とハードウェア両方向からの操作が可能になります。

TR-8にしてもNordLeadにしても、十分なつまみが付いているハードウェアなので何故コントローラが必要なのか?と気がしないでもありませんが、言いたいことは、最近ではWebブラウザー(Chrome)をベースにして独自のエディターやMIDIアプリを作ることが可能になってきたということで、ChromeがWEB MIDI APIを採用してからこの動きはさらに顕著になってきました。

ユーザー側としては特別なソフトウェアを購入することなく、インターネットとブラウザー(Chrome)さえあれば無償で使うことができるのは画期的といえます。アンドロイド・スマートフォンからの利用もこの先できるようになるとのことです。

MIDIが古くなった、とささやかれることが多い今日この頃ですが、WEBベースのMIDIが、何か新しい展開を作ることもなきにしもあらずという気がするのは私だけでしょうか?

 

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スウェーデンのソフトウェアメーカーAudio RealismのBass Lineが久しぶりのアップグレードを果たし、Bass line 3(ABL 3)としてリリースされました。ローランドTB303のエミュレーションソフトウェアとして人気を博したABL のバージョン1 がリリースされたのは2003年のこと。その後2007年にはバージョン2がリリースされ、今回およそ8年ぶりのアップグレードとなりました。

ABL 3のエンジンは大きくリニューアルされ、サウンドも大きく改善されているとのこと。新しいパターンの入力方法も加わり、昔の303のように、ステップ入力に苦痛を感じることはありません。リアルタイムでランダムにパターンを作れるランダマイザーや、オーディオファイルを検知しパターンを自動生成するオーディオアナライザーなど、モダンな機能も新装備。次世代のバーチャルTB303と言うにふさわしい、納得のプラグイン。iOSバージョンも出たらいいのに。

 

 

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