Native Instrumentsの最新シンセサイザーROUNDSがアップデートバージョン1.1をリリースした。このアップデートバージョンではWarp RecordsのPALIDが作成した33種類のプリセットが追加されている。さすがPLAID、年季の違いを感じるインテリジェンス溢れる音に仕上がっている。
ROUNDSはNI KOMPLETE 10に内包する新しいシンセサイザーで、REAKTOR5 専用のアンサンブルとして起動する。
ROUNDSは8つのアナログエミュレート音源と8つのFM音源、合計で16の音源を組み合わせて音を出すシンセサイザーなのだが、ボイスプログラマーの設定次第で、時にはアルペジエーターになったり、時には4ボイスを同時に発音させ、モーフィングさせるようなこともできる。
Controlセクションでは音源をリアルタイムで操作することができ、マクロノブの操作はもちろん、時にはひとつのフェーダーを動かすことで同時に8つのフェーダーを動かすようなこともでき、シーケンスパターンにさらなる動きを作る。
とにかくパワフルに動くシンセサイザーで、それに伴って音もパワフルに動き回る。頭で考えるよりはとりあえずMIDIキーボードを押さえ、パラメーターをいじり、どんな音が出てくるのか結果を見て聞いた方が断然楽しめる。
複雑ではあるのだが、インターフェイスはいたってシンプルに作られており、そこが「ソフトウェアシンセサイザーの進化系」といわれる所以でもある。問題はやはりCPUハングリーなところだ。
デモバージョンも用意されているので、まだ試していない人は是非。
コルグのvolcaシリーズ(Bass、Beats、Keys、Sample)にMIDIアウトプット・ポートを取り付けることのできるキットVOLCANOがAmazing Machinesよりリリースされた。このキットを取り付けることによって、Volcaはなんとも可愛らしいMIDIシーケンサー/MIDIコントローラに変身する。
DAWソフトウェアと接続をすれば、Volcaで行った演奏(ノート情報やノブをキュンキュンと回すアクションなど)もレコーディングでき、あとから書き出したデータを編集することが可能になる。MIDIクロックの送信も行えるので、Volcaをマスターにすることも可能になる。
キットの取り付けにはハンダ付けが必要なのだが、それさえクリアーできれば、Volcaの使い道ははるかに広がる。
注意*Volca Sampler(ファームウェア1.3)ではノブ情報は送信できないのだが、おそらく今後のバージョンアップでサポートされるだろう、、とのこと。
価格$48.00 送料$24.00
コンピュータに接続してあるコントローラを使ってiPadアプリを演奏したり、iPadのシーケンサーアプリを使ってコンピューター上のソフトウェアシンセを演奏したり、そんなことが行えるようになるアプリmidimuxがリリースとなった。これまでにも同様のことを行う手段はあったのだが、midimuxの場合、コンピュータとiOS デバイスを接続する方法は通常の 充電用30pin/lightning USBケーブルだ。これまでストレスの多かったワイヤレス設定や、特別なMIDIインターフェイスも必要としない。 必要なものはケーブルと、公式サイトからダウンロードするmidimuxサーバーアプリだけ。
サーバーのインストールを終え、iOSとMacを接続すると、Macのメニューバーには小さなアイコンが表示される。特別な設定画面のようなものは表示されず、ごく小さなサイズのプログラムがシステム内で動作することになる。
midimuxの画面には、コンピューターに接続してあるコントローラやMIDI機器、iPadの中で起動しているアプリが表示される(画像上)。私の場合はiPadにはiPolysixとiElectribeとModStep(シーケンサーアプリ)が起動してあり、コンピュータにはKontrol S、Maschine、TR-8が接続してある。
ここでAbleton liveを立ち上げてみる。MIDI設定画面を見てみると、iOSデバイスに立ち上げてあるアプリの名前が表示されているのだ。これは分かりやすい!!
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アメリカ・テネシー州ナッシュビルからやって来る新型マルチ・インストゥルメント・コントローラArtiphone のInstrument1。ずいぶん前から様々なサイトで話題になってきたコントローラですが、完成まであと少し、クラウドファンディングにておそらく最後の資金調達が始まっています。
例えば、ギターならば弦をかき鳴らす、ピアノならば鍵盤を抑える、バイオリンなら弓で引く、パーカッションなら表面を叩くわけですが、ではこれをひとつのインストゥルメントにまとめたらどんな形になるのか??という発想から生まれたのがこのArtiphone のInstrument1です。
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ピアノをコントローラとして使い、PlayStation2の人気ゲーム「ストリートファイター」を操作するというユニークなプロジェクト「Sound Fighter」。これはフランス・パリのDDB (Paris for the Maison de la Radio)によるプロジェクトで、Raspberry Pi・Arduino Uno・カスタムPCBを使い、2台のピアノ演奏がゲームコントロールとして伝達される仕組みになっている。
ビデオを見てみると、迫真に迫る戦いというよりは、昔のモノクロ喜劇映画を見ているかのような気分になる。もし凄腕のゲーマーがこのピアノコントローラを手にしたら、現代音楽並みの演奏になったりもするのだろうか?
via Synthetopia
ここ数年、小型マシンが妙に可愛いものだからついついいろいろと買ってしまうのですが(Volca、Teenageengineering、Gakken、iPad、iPhone、Nintendo)そんな小型マシン達を一つにまとめてくれる小型ミキサー「gMix」がクラウドファンディングにてスタートアップしています。
gMixはいわゆるパッシブミキサーと呼ばれるもので、バッテリーなしで動作するところが大きなチャームポイント。インプットがステレオミニジャック4系統というところもフレンドリーです。アウトプットはヘッドフォンジャックを使う設計になっているそうです。頑丈そうなアルミケース、ボリュームノブが付いているのもナイス。
どのくらい音量が出るのか、ノイズはどのくらい乗ってしまうのか、という心配は多少あるにせよ、ミニミニファンにとっては要チェックかもしれません。クラウドファンディングではすでに目標金額に達している模様ですが、もし5000ドル(オーストラリア)到達した場合にはミュートボタンも付く予定だそうです。